こんにちは。今回は平井がお届けします。
社員総会かつ内定式で発表された課題図書を読んでおります。
そこで感じた事を。
「ウェブ進化論」梅田望夫 2006年著
これはほぼ3年前に書かれた、文庫本で確かベストセラーになっていたと思うので読んだ方も多いのではないでしょうか。
実は僕も自分の家にあって、思い出してみると、たしかちょうど1年半くらい前に卒業論文を書こうとしたときに買って読んでいたのです。今回読んだ事も忘れていてもう一度読んだのですが、いやー、面白かったですw。
簡単にまとめると、
インターネット、チープ革命、オープンソース(それぞれの意味は省略)という潮流の中で、リアルな世界では起こりえない「神の視点からの世界理解」「ネット上に作った人間の分身がカネを稼いでくれる新しい経済圏」「ゼロ×無限大=something」という事が起こり始めているという内容です。
題名にした「知識」と「知恵」とは、前回読んだときの理解度と、今回読んだときの理解度の違いを表現する言葉です。これは以前に営業動向で伺ったある社長の言葉を借りた物です。
前回読んだときには「へえ~」としか思っておらず、正直今回読むまで内容を一切覚えていませんでした。これが、「知識」。
今回読んだときは「たしかにそうだ!」という感じでした。これが「知恵」。
つまり、同じ内容の文章を読んだ場合に、その人の状況や経験によって内容をどこまで理解できるのかが大きく異なってくるという事です。
今、僕はインターネットサービスの様々な文献を読みながら、次のサービスの計画を練る作業に一部関わっています。自分がそういう状況にいるので、読む本の内容をどんどん吸収して行かなければならなくなっているのですね。
去年は内容を覚える事すらできなかった内容が、今はすらすらと入ってきている状況に自分でも少し驚いています。これこそ、当事者意識というやつでしょうか。
ベンチャーならではの感覚だと思っています。
同じ事でも吸収率が異なってくるのは将来の大きな財産に成るかと思います。
内容に関しても少し触れておくと
いわゆるweb2.0というものが何をもたらすのかという事についてです。
結構知っているようで「知識」止まり。「知恵」になっていない人が多いのではないかと思います。
Web2.0での最も大きな変化は「一般の人がメディアに参加できる」のではなく、要するに「一般の人がメディアの発信者となる」ということです。この違いはかなりのインパクトがあります。
とはいっても、おそらく、本当の当事者意識がないと、それを説明しても理解はできないかもしれませんw。
ということで、またまた。
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