「伝える」ことと「伝わる」こと

今回は大城が担当します。

沖縄に帰って1週間、友人と語ったり海を眺めたり久しぶりにゆっくり過ごしています。

地元に帰って友人と話しているときふと違和感を感じました。
楽しく会話をしているのですがなにか足りない・・・・
友人の話していることが何か足りない・・・・

しばらくもやもやしていたのですが、その原因に気付きました。
友人は主語、述語がなく、さらに「こう行動した」という話に対して「どうしてこうしたのだ」という気持ちを含めていなかったため全体像が把握し辛かったのです。

私は3ヵ月弱東京で就活をしていたため、全国の学生(地方から大学進学のために東京に出てきた学生)と話す機会が多くありました。
その時は特に気にしていなかったのですが、今思い返すとみんな話が上手い。
主語、述語がシッカリしていて、事の背景から行動までコンパクトに話せていて分かりやすい。
その環境に慣れていたため、地元の友人の話に違和感を覚えたのでした。

家族間や地元の仲間同士では「あれをあれして!」といえば伝わる、という話をよく聞きます。
わたし自身、「あれさー、あれ。お願いして良い?」「あ~!あれね。やっておくさ~」という会話は日常茶飯事。不思議とかなりの確率で伝わってしまいます。

同じ環境で過ごした者同士ならある程度同じ知識、価値観を持っているため詳しい説明がなくても「なんとなく」で会話が成立します。
(もちろん話が上手い方も多くいます。)

しかし、様々な価値観を持った方が集まる場では「だれが、いつ、どこで、こういう風に考えたからこう行動しました」をコンパクトにまとめて話さなければ伝わりません。

人に伝える手段として5W1Hや6W2Hなどの言葉をよく聞きますが、これまで普段の会話で特別意識したことはありませんでした。
就活をしている時も、面接官に一生懸命「伝える努力」はしましたが「伝わる」話し方をしていたか、今考えると自信はありません。

地元に帰って感じた違和感で改めてこの5W1H(6W2H)が大切だと気付かされました。

あと半年で「なんとなくの会話」で成立していた地元を離れます。それまでに人に「伝わる」話し方を身につける努力をしようとこの1週間、少しづつ実践しています。

本当に初歩的ですが、話し出す前に一瞬頭の中で整理して、「こういう順番に話そう」とか「この話はむだだから省こう」など考えるようにしています。
改めて意識すると「伝わる」話し方は難しい。
でも、「伝える」だけじゃ自己満足。
それに自分の思いが上手く伝わらないことは、私生活でもビジネスでも得はありません。

あと半年、正しい日本語を話す努力をします!

2 件のコメント

  • 凄くよく分かります(^^)!!
    "伝える"じゃなくて”伝わる”。
    自分も意識していこうと思います!!

  • > 話し出す前に一瞬頭の中で整理して、「こういう順番に話そう」とか「この話はむだだから省こう」など考えるようにしています。

    これはいいですね!!

    気づいた時には意識してきた人とそうでない人の間に結構な差がうまれているのではと思います。