新規事業コンテスト!

こんばんは!
今回の記事は井端が担当させていただきます。

先週末の土日、弊社では新規事業コンテストというイベントがありました。
土日をフルに使って、企画からスタートして、サービスの大体の概観まで作り、マネタイズまで考える、というもので、今日の朝に会社全体に向けてプレゼンしました

僕らが最終的に考えたサービスですが。。。。

いや~~~ダメでしたね!!

僕たちが一番苦労したのは、「解決すべき問題は何か」という点。
以下、具体的に失敗したことを説明します。

①サービスが解決する課題を、自分たちの経験からのみ考えたこと

 
解決すべき問題=困っていること、と考えたとき、僕たちは「自分たちが普段の生活の中で困った経験のあること」に絞って考えていきました。

というのも、「自分たちが経験したことのない業界・分野のことなんて知らないはず。知らないならサービスも考えづらい」と思ったからです。

しかし、実際にアイディアを出してみると、どれも、そこまで深刻でない問題ばかり。。。
それでも、今回の新規事業コンテストに関しては、「自分たちの経験の中から課題を探す」というやり方を試したかったので、この方法で行きました。

しかし、後から考えると、やはりこのときに僕らが導き出した「課題」は、特にお金を払って解決したいレベルのものではなかったと思います。

自分の経験からだけだと、「社会的にそれは問題なのか」というもっとマクロな視点を失ってしまうことを今回感じました。それが、「自分たちが困っている=社会的にも問題」という考えにつながり、結果として大して重要ではないものを課題として設定してしまったのだと思います。

②設定した課題について十分に吟味しなかったこと

1と少し重複しますが、二点目の問題として「設定した課題の深刻さを考えていなかった」ことがあります。
具体的に考えるべきだったことは、
・その問題の規模はどれくらいか? 
・すでにその問題を解決するためにお金を払っている人はいるのか?
・いるなら、どれくらいの人が払っているのか?

もし、そこにお金を払うようなモチベーションがなければ、基本的にサービスとしては成立しない。
そもそも、困ってないから。

ある程度の所得水準のある国でビジネスマンとして働く以上、お金を回収できないサービスは価値がないから存続しえないはず。

この部分の吟味を慎重にしないで(特にヒアリングをすることもせずに)、課題のソルーションを考え始めてしまったことに、大きな問題があったと思います。

特に、個人的には「そこにお金を払っている人はいるのか?」という視点は非常に大事だと思っていて、「金を払っていない=大して深刻な課題ではない」と断ずるレベルの冷酷さがあるべきかと今は思っています。
 
③アイディアを寝かせなかったこと

最後のこれは仕方ない部分もありますが、アイディアを十分に寝かせなかったことも問題だと思いました。

やはり自分たちの頭から出てきた考えは、特別で美しく見えるもの。

しかしそれは実は幻で、実際にはただの何の役にたたないものである場合の方が多いんじゃないかと思っています。

ということを考えれば、思いつきで出た考えをそのまま次の議論に使うのは危険で、その考えを一旦おいといて、自分が客観的に判断できる状態になってから、再度考える、ということがベストなのかなと思います。

。。。ということを今回考えました。

僕が唯一できることは「次に生かすこと」なので、次は後悔しないサービスを考えます!