スーツという凶器

暑いですね。

 

谷口です。

連日の猛暑の中、いよいよ夏が来たかという感じですが、
今回は外回りの服装について書いてみようと思います。

IGPでは、基本的に服装は自由なので、
エンジニアやデザイナーの方は思い思いの格好をしています。

一方で営業サイドはスーツやジャケパンなど、比較的フォーマルな服装で活動しています。

かくいう自分も、スーツで働いています。
個人的にスーツで夏を迎えるのは初めてなのですが、
あまりの暑さに正直驚いています。

長袖にジャケットを来てしまうと一歩外に出るだけ
汗ダクで、汗をかいた後のズボンの不快感といったらもう。。。

何故、こんなにも不合理なスーツが一般化したのか調べて見たのですが、
日本にスーツが伝わったのは、幕末~明治にかけてで、
西洋化の一環として、上流層を中心に普及していったそう。

ここからは私見ですが、身分制度が明確であった時代には、
服装によってある程度の身分分けが行われていました。
武士というシステムをなくすにあたって、それまで身分を
表していた服装を刷新する必要性に迫られた政府が、
スーツを官の制服として定義し、官需中心の労働者達が
そこに準じてスーツという者が一般化したのかなと思います。

 

そう考えると、スーツの本義は、相手と同じ服装をすることに
よって、対等な立場を示し、関係を構築することにあると言えます。

翻って現代、その本義は依然として、スーツを身に着けている=ちゃんと定職で働いている
というイメージは存在し、信頼構築の前提になっていると思います。

また、死ぬほどの暑さの中でお互いにスーツを来てある種の苦労を共にしている感覚は、
そうでない他者に対して一体感を生み、それが一つのアイデンティティになっている部分もあるかなと。

他にも慣例、習慣、服選びが面倒等々いろんな理由があると思いますが、それらが総じて、
こんなにも不合理な服装を是とする雰囲気を作っているのだと思います。

とは言いながら個人的には、シャキッとするし、その中でも色々こだわることも出来て、
スーツを着るのは嫌いではないですし、幸いにも最近ではかなりその雰囲気も緩和されてきて、
其々のスタイルがとれるようになってきているようなので、しばらくは様子を見ながら
自分なりの涼み型やスタイルを研究してみようと思います。

終わり。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

谷口 孟史

2012年に中途入社。Greenの既存営業チームで企画をやりつつ、評価制度や行動指針の策定などをやってます。