最近勉強をしているドラッガーについて

本日は平井がお送りします。

営業に入って、2ヶ月ちょっとがすぎ、ある意味「初めての社会人」のような、不思議な感覚で仕事をしています。
振り返ってみると、新規事業の企画をやっていたときは「仕事とは何か」について、恥ずかしながら強く意識をする事がなかったのかなと思う今日この頃です。

限られた時間の中、自分の能力や考え方をアップデートして、もっとビジネスマンとして成長をしなければいけないという事に迫られて最近、ドラッガーの本を読む事にしました。

プロフェッショナルの条件
プロフェッショナルの条件

どうやらこの本はドラッガーを初めて読む人向けの本らしく、ドラッガーの様々な著作のエッセンスが詰まっているということで、比較的読みやすく、とても勉強になります。

本当はこの内容を自分の中で噛み砕き色々紹介をしたかったのですが、正直、このブログを読むよりも、この本を実際に読んでもらった方がたくさんの事が学べると思うので、

その通りだなと思いつつ、なんか、勇気をもらえる言葉の一つを紹介したいと思います。

「成果を上げるには、成果を上げるための並の能力で十分である」
成果を上げる人と上げられない人は、タイプや才能の面ではまったく区別がない。「こういう人が成果をあげる」と断じるのは難しい。「卓越するため」には才能などの特別な何かが必要だが、「成果を上げる」には特別なものは不要である。
特別な能力を付けようとするのではなく、成果に結びつける「習慣」を身につける事が重要だ。平凡な習慣を不断の努力でとにかく続ける事が「成果を上げる」ためには最も大切だということ。

個人的に、これはすごく響きました。

仕事を始めると、「営業の才能(話のうまさ、頭の回転の速さ?)があれば…」とか、「マネジメント力があれば…」など、必ず自分に欠けている才能に目がいってしまいがちです。
もちろんそれがある事にこした事はないと思うのですが、実際に成果がでるひとがそういう人とは限らないということです。

自分を振り返ってみても、当てはまる事があります。

大学受験の際、自分はもともと特別な才能がある人間だと思っていませんでしたが、1年間の予備校の間にとにかく勉強を続けるという努力だけで志望大学に進む事ができました。

最近では10月から自分が得意ではないと思っていた営業に入っても、他のメンバーと同等のレベルできちんと成績を出す事ができています。苦手意識も特にはなくなりました。

また客観的に実感するのは、新卒採用のイベントで行っているグループワークをやっているときの学生の様子です。
グループワークでは全員が参加し、チームに分かれてそれぞれのチームである合計値を競ってもらうものを行っています(詳細は秘密ですが)。取り組む学生を見ていると、本当に学歴(才能)と、実際に出来上がる結果が異なる事に驚かされます。
学歴と結果には相関は少なく、逆に学歴が高い人が足かせになったチームとして全く結果が出ないときもあります。

このような例を見てくると、
「成果を上げる習慣」というのは本当に大切だなと思います。
常に成果をキープできる人と結果が乱高下する人がいますが、前者は成果を上げる事が習慣化されており、後者の人はただ、運良く外部環境により成果がでているタイプなのだと思います。
自分も今、前者になるようにまさに特訓中です。

…とドラッガーの一説を自分の実体験に基づいて書いてみましたが、正直ここでは書ききれないとても勉強になる事が満載の本です。
ぜひご一読して頂ければと思っています。

P.S.
読むタイミングとしては、自分が壁にぶち当たっているな〜と感じている瞬間がよいと思います。
このような本はそういう意識がない状態で読んだとしても右から左に抜けるだけだと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

平井 雅史

アトラエに2009年新卒入社。 新規事業→Greenクライアントサポート部署をまたぎ、多くの企業様の採用課題に対してアプローチをしている。 趣味はゴルフ、子育て、書道。