本日は平井がお送りします。
突然ですが、あなたは、エンジニアやデザイナーのようなスペシャリストを目指していますか?
それとも、ゼネラリストを目指していますか?
今日はゼネラリストについてのお話です。
ただし、「将来は、ゼネラリストにもスペシャリティが求められる」とか、「スペシャリストにもゼネラリストの力が必要だ」とかいった難しいたぐいの話ではないです。もっとシンプルな話です。
それは、ゼネラリストの力とはつまるところ何か?
ということです。
スペシャリストと比べると、ゼネラリストは「どうすれば成長できるんだろう?」という事に悩んでしまうことが有るのではないでしょうか?
…というのも、自分自身がそうでした。
正直、スペシャリストを羨ましく思ったことも過去にはありますw。
しかし、最近、社内の勉強会のために、いろいろな本を勉強をして、ようやくわかってきたことは、
「優れたゼネラリストは以下の4つの力をバランスよく持っている人間だ」
ということです。
まだまだ僕も勉強段階ですが、これからゼネラリストになる人、または、自分がゼネラリストとして伸び悩んでいると思う人には参考になるのではないかと思い、ここにまとめて書きたいと思います。
まず、ゼネラリストの4つの力は
・精神力
・体力
・社会/情緒力
・知力
に大きく分けられます。
一つ一つを細かく見ていきます。
【精神力】
・自分を律する力、ぶれない軸を持つ力のことです。メンタルタフネスや向上心もここに含まれます。
・これが欠けている人は、スペシャリティを持たない中で拠り所をなくし、自分に不安感を持つようになります。
また最終的にリーダーを目指す人にとっては、ブレがあることで他人を不安にさせてしまいます。
・人として正しいことをしたり、苦しい事を乗り越えたりすることで鍛えることができます
【体力】
・健康であり、長時間、活発に仕事ができる力です。
・これが欠けると、そもそもの仕事をする時間が制限されたり、人付き合いについていけなかったりします。
・栄養のある食事をとり、体に悪いものを避け、適度な運動をすることで鍛えることができます。
【社会/情緒力】
・対人関係の高さ、人の感情に共感できるかどうかなどに関わる力です
・これが欠けると、社内のチームプレーの欠如や社外の人との折衝が苦手になります。
・人とよく話をする、人の話をよく聞く、人の気持ちに敏感になる、など常に意識することによって鍛えることができます。
【知力】
・論理力、判断力、仮説思考、理解力などに関わる力です
・これが欠けると、物事を正確に判断したり、正しい選択を取ることができなくなります。
・日頃から、ロジカルシンキング、分析、いろんなことに興味を持ち、広く知識をつけるなどを行っていると鍛えることができます。
たったこれだけですが、自分の周りの「もっともゼネラリストだな!」と思う人を思い浮かべてください。
近くにいない場合は、日本を代表する社長(ソフトバンク孫さん、ユニクロ柳井さん、楽天三木谷さん)などを思い浮かべてください。
必ず、どの力もずば抜けて高いことがわかると思います。
大切なことはもうひとつあります。それは、4つの力のすべてが必要だということ。
どの力も高いに越したことはないのですが、一方でどの力も欠けていない「バランスの良さ」が求められます。
さて、僕がこの分け方を紹介したのは、
・明確にすることで自分に欠けている力をわかりやすくする
・それが日々鍛えることができる
ということに気がつけるのではないかと思ったからです。
スペシャリストである、エンジニアが毎日コードを書いて力をつけるように、デザイナーが毎日デザインをして力をつけるように、
実はゼネラリストも毎日「精神力・体力・社会/情緒力・知力」をつけることができるのではないでしょうか?
例えば、
・メールをする・・・社会/情緒力、知力
・営業に行く・・・体力、社会/情緒力
・資料を作る・・・知力
・ギリギリまで目標をおいかける・・・精神力、体力
などなど、、実はありとあらゆるアクションがゼネラリストにとっては自分を鍛えるチャンスだと思います。
少しでも意識をして取り組んでもらえれば、意識をせずに取り組むよりも大きな成長が得られるように思います。
2014年ももう終わりです。
新しい年2015年はもうすぐそこに迫っています。
僕は、上記の4つの力を意識をして、今年を振り返り、来年の目標を立てるようにする予定です。
皆さんも何かの参考にしてもらえれば幸いです!
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