内定者2.0

初めて投稿します。19卒内定者の櫻井です!これから1年間ちょくちょく出てきます!よろしくお願いします。


僕は春休みの2ヶ月間を利用してアトラエで内定者インターンを行なっていました。今回はその感想を書きたいと思います!

インターンの終盤に社員の方から『この2ヶ月間働いてみてどうだった?』とよく聞かれました。聞かれた時は上手く言葉にすることができませんでしたが、振り返って考えてみると自分の中で大事なことがあったなと感じました。

それはできない自分を受け入れることでした。

僕の中で今回のインターンは大きく二つのフェーズに別れています。
第一フェーズの心情は次のようなものでした。

「僕はベンチャーには向いていない。地方銀行員や公務員になるべきなのかもしれない。」


前回の夢積の投稿を見てくれている方はああ、こいつかってなったかもしれません(笑)

このような心情になってた要因はいくつもあるのですが、大きかったのは同期の夢積の存在だったかなと思います。

僕は就業経験がなかったため、自分が2ヶ月間の中でアトラエに多大な成果を出せるほど世の中甘くないということは十二分に分かっていました。(アトラエの人たちはその程度ではないはずだとも思っていました。)

しかし、同期の夢積はサイバーエージェントやメルカリなど名だたるベンチャー企業で長期インターンをして来たスーパールーキーという印象でした。

彼より1週間先に来ていた僕は彼が来るまでに何か残しておかなければ彼が全て上手くこなしてしまうと焦っていました。櫻井って大したことないなって思われたくなかったからです。

ですが、そこに待っていたのはアトラエのフラットな組織の現実でした。

あまりにもどうして仕事を進めれば良いのかわからず先輩のところへ行くと

「それ何聞きたいの?」

「どういう目的でそれやろうとしてるの?」

「お前は結局どうしたいの?意思を持ってお前が進めるしかない。それがフラットってことだから」

先輩社員は先輩社員であり、任されている仕事の意思決定をするのは自分であるということでした。色々な人にアドバイスを貰えば貰うほど、混乱していました。

この時に初めて責任の重大さに気づき、役割分担してる方が効率良いと思っていたけれど即戦力じゃないとこの仕事のクオリティは僕のせいで下がってしまうと感じていました。
当事者意識の薄さ・裁量に見合う実力の無さ。色々足りていないことが僕の首を絞めている気分でした。

また、仕事が始まる前に1日のスケジュールを組むことやその先の計画も考えること。
これが全然できませんでした。そもそも僕の今やってることって終わったらどうなるの?って思いながら仕事していました。企画することが多かったため、考える時間が多かったのですが、何となく考えているだけで時間が過ぎてしまうことが多く、考えてるだけでは何の価値も生み出さないぞと散々叱責されました。僕の担っていた役割は給料泥棒でした。

このように、残念ながら僕は何一つ仕事が前に進まず、唯一貢献できそうであった電話対応すら上手くできず、僕は一体何しにここにいるんだろうととてつもなく辛く感じていました。(実質、役に立っていたのは冷蔵庫に水を入れることぐらいでした。)

就活を通して、「仕事はしなければいけないこと」という感覚ではなく、「自分のやりたいと思える誇りのあることをする」という感覚を大事にしたいと思っていた自分が全く仕事を楽しめていないことにもショックでした。

結局、電話対応ができるようになったくらいで夢積がやってくる日となりました。僕は大学の期末試験の関係で1度関西に帰ることになっていました。

そのあとに起きたことは喜ぶべきことではありませんがシンプルなことでした。

夢積もいきなり素晴らしい成果を生み出せる訳ではなかったということです。(なんか、夢積ごめんね)

僕1人できない訳ではなく、初めはこんなもんなんかと。基準は低いかもしれませんが、救われたような気分になりました。

だったら、ここから始めれば良いと。知れば知るほど優秀な社員さんから吸収しまくって伸びまくれば良いと。

このマインドセットが出来上がってからは自他共に認める別人の如くイキイキと働き始めました。

第二フェーズの心情は次のようなものでした。

「俺ってある程度仕事はできるやん。これからすべてのクオリティどれだけ高めれるかが勝負やな。」


一人称が変わるくらい自信に満ち溢れていました。(無意識ですが、たまに一人称変わります。)

正しくは、できるようになったのではなく、できるようになる未来が見えた気がしただけです。案の定、仕事が進むのは遅かったですが、進展はしていました。企画が起こっては潰れ、起こっては潰れを繰り返していました。

この頃から少しずつ、1日のスケジュールを組めるようにもなり、なるほど。働くってこんな感覚なのかと思うようになりました。とても段取り良く、良い感覚を持つことができたのはインターン最終日前日でインターンが終わってしまうことが少し残念でした。

最終的に出せた成果は1イベントと幾つか新しくメディアに露出しただけで成果はほぼ残せませんでした。

ですが、アトラエで働くってこんな感じなのかということを感じ取れたことはめちゃめちゃ大きかったです。何よりも第二フェーズの時期はアトラエで働くことが楽しく、先輩社員と少し先の未来の話になればワクワクが止まらず、なんで来年まだ大学生やねん。早く働きたいと何度も思っていました。

そして、アトラエで働く上で大事なことは

意志を持って行動する

ということだと感じました。

自分がやりたいと思ったことを全力でやってそれで暮らしていけるってとても幸せなことだなと感じました。
ですが、本当に勝負なのはここからだとも思っています。
このままでは、ただ自分が仕事してることに酔っているだけだからです。

生きてるからには何か大きなことがしたい。世界中の人が利用するようなプロダクトを創りたい。アトラエが世界中の人々を魅了した時、大きく働くってことに対する価値観が変わるだろう。そんな未来のためにアトラエで挑戦してみたい。

色々な想いを持ってアトラエに入社することを決めました。

この一年は良くも悪くもアトラエの何かに携わり貢献することよりも、自分磨きと称してやりたいと思ったことを愚直にやる。意志を持って行動する。シンプルなことですが、これができるようになる一年にしたいと思います。

ただ内定を頂いた内定者ではなく、会社のことをより深く知り、入社後活躍する準備の準備が整った内定者になったと思っています。

これから1年この想いを忘れず、色々なことをやっていこうと思います。


ABOUTこの記事をかいた人

櫻井 啓裕

2019年入社のエンジニアです。 2019.4~ wevox / 2019.10~ Green 弟が入社してきて裕士と呼ばれるのに対し、僕はいつまでも櫻井です。 昔からあだ名がつかないのでそういう性なのかもしれません。