先輩がいない日のミーティング

今日は、そろそろ Atrae で働きだしてまる2年という、フレッシュな(?)杉山がお送りします。
たまにはローテンションで、意識高くなく、赤裸々な感じで行こうかと思い、そういう風に書いてみました。感想お待ちしています(笑)

基本的にダメ人間なわたし

私は、 Green のマーケティングチームで仕事をしています。もう2年、マーケチームのリーダーの井端さんと一緒に仕事をしています。当然ながら、私とは別の観点を持っている人で、それは視野が広かったり、視点が高かったり、私とは別の方向に深かったりします。なので、自分の仕事を進めるにあたって、個別に相談したり、ミーティングにて議論を重ねたりしております。

さてさて、井端さんがいるミーティングは安心感があります。自分が中心で回しているプロジェクトでも、別のチームメンバーが中心で回しているのプロジェクトでも、自分はその場ではあれこれ議題について考え、なんとか生産的なアイデアを出すことに集中していれば、なんかいい感じにまとまって、次の方向に進んでいきます。

当然ながら、井端さんがいない日もあります。それでも、仕事がなくなるわけではなく、ミーティングも開催したりします。たぶん、何も意識しないままの自然状態の私だと、的確で本質的なフィードバックを食らうこともないので、気が抜けたり、そのミーティングでの意思決定をしても精度が低い気がしてなかなか踏み切れなかったり、きっと生産性が高くない場になるんだろうなぁと、やっぱり気が抜けたりするのです。

ダメ人間の中身を暴いてみる

結局、上で書いたような気持ちになるのは、私の場合、本能のレベルのところでなんのために仕事をしていると考えているのかというところに原因があるのだろうという仮説を持つに至りました。

私の仮説によると、私レベルのダメ人間は、わざわざベンチャー企業に飛び込んでも、朝から夜までの時間を消費するためだったり、言われたことをやるためだったり、だれか OK / NG の判定をしてくれる人から OK をもらうためだったり、そういうことのために仕事をしている状態に陥ることができるらしいです。よくよく自分を見つめ直すと、口では理想のためだと言えても、日常の仕事の中ではこんなもんだったりするのかもしれません。こんな感じで仕事しているのであれば、上記のようになるのも納得です。

ダメ人間なりにあがいてみる

仮説を持てたので、対策してみることができるようになります。対策は簡単です。なんのために仕事をしているのかを思い出せば良いのです。

なんのために仕事をしているのでしょうか。私の場合それは、私が信じる価値を、少しでも多く生み出し、世の中に提供するためです。(※)

そうであるのならば、私は、先輩のいない日のミーティングこそ、いつも以上の成果を出す心づもりで臨まなければならないはずです。先輩がいない場で私が気を抜いたら、それこそそのミーティングでの成果は何もなくなってしまいます。そんな調子だったら、自分が信じる価値を生み出すなんて、世の中に届けるなんて、絶対にいつまで経ってもできないです。

それは困ります。やっぱり、先輩のいない日のミーティングこそ、いつも以上の成果を出す心づもりで臨まないとなと思うに至ります。

※ここで呼び起こすのは、会社のミッションやビジョンではなく、わたし自身のミッションやビジョンな気がしています。

こうして少しずつマシになる

仮説に対する対策は奏功しました。最近は、先輩のいない日のミーティングこそ…というより、頼れる人がいない場においても、自分なりになんとか考え抜いて、いいと思える方向に進めるようになりました。

私は根本的に怠惰な人間で、「努力」とか「頑張る」とかいうものというのは得意ではありません。いつもこんな感じで、自分を見つめ、自分の中の深い部分にある物事の捉え方や考え方を探り、それを微修正することを通して、アウトプットとして出てくる気持ちややる気や行動を制御してきました。個人的には、この方法は、頑張るより考えるほうが楽な人に特にオススメです。

いかがだったでしょうか? ローテンションでお送りしてみました。みなさんの何かの参考になれば幸いです。

ABOUTこの記事をかいた人

杉山 聡

博士(数理科学) 2016年10月から Atrae に join し、 Green の marketing を担当した後、現在は wevox の data scientist として従事。 北里大学の島津研の特別研究員としても活動しており、 work engagement 関連の研究に参加している。