理想の組織は「楽園」じゃない〜入社2年目が語るアトラエの姿〜

みなさまこんにちは!アトラエ 広報 南です。

今日は入社2年目の18卒メンバー3名のインタビューをご紹介しますっ!

日本一働きがいのある会社として表彰されたアトラエですがその内情は、

まったくもって「楽園」じゃなかったというお話。

入社前にはどう見えていて、どんな夢や期待を胸に入社したのか、そして彼らは1年たったのちに何を思うのか。

本音をズバリ聞いてみました。

▼我妻 奏(あがつま そう)

1995年/岩手県 生まれ 仙台高専出身 yenta エンジニア
趣味:ドライブ

 

 

▼内山 七海(うちやま ななみ)(2018年 アトラエ新人王

1995年/大阪生まれ 早稲田大学出身 wevox カスタマーサクセス
趣味:カリグラフィー

 

 

▼佐藤 開一(さとう かいち)

1993年/大分県生まれ 京都大学大学院出身 wevox エンジニア
趣味:ラーメン屋さん巡り、(水泳で日本選手権への出場経験有)

 

 

早速だけど入社のきっかけ、決め手ってなんだったの?

我妻:僕は、自分がやりたいと思っていたことをそのままそっくりやっている会社に出会ったからって感じですね。もともと、人の支援影響力があること、それをやるためにすげー組織を作りたいっていう3つの目標みたいなものがあって、それを全部一気にやりたかったんですよ。ただどんな会社を見ても、どんな経営者を見ても、全部一気に体現しているところはなくて、「もう自分で起業するしかない」って思っていたんです。でもとある説明会で見た、アトラエの会社紹介のスライドを見て「あれ?三つ揃ってくるくね?」って初めて思ってアトラエに興味を持ちました。

七海:湊さん(当時の新卒採用イベントの登壇者)にあったときに、「俺のやりたいこと全部やってますね」って言ったらしいねw

我妻:そうそう。俺の作っていた”理想の組織ってこうだよね”っていうのと同じような資料をアトラエがイベントで使っていて、「俺のやりたいことやってる組織じゃん!」って思ってめっちゃワクワクしたんだよね。そこでビビッときて、直感的にここで働きたいって思った。

七海:あとさ、奏(我妻)ってなんか、人助けに対するエネルギーやたら強いよね。

我妻:人助けというか、何かしたい意気込みはあるんだけど一歩進めない人たちを支援する人になりたいってずっと思ってた。 どうせやるならより多くの人を助けたいと思っていたんだけど、そうなると影響力が必要、でも1人でできることには限りがあるから、組織・チームでやれば可能性は広がるじゃないかって思った。

俺はカリスマじゃないので、強い組織っていうのが必須だったんだよねw

七海:なんか入社式のプレゼンで描いてた変な三角形のやつ?

我妻:あ、そうそう。俺が求めるものは、夢(志)・仲間・本気の3つ。

それが揃って初めてすげえことができる。それをやりたくてアトラエに来たって感じかな。

 

実際にどんな風に働いてるか、みたいなイメージはあった?

我妻:エンジニアとして働くイメージは…正直まったく描けていなかった。もっと「世界を変えるためには」みたいなオブジェクトに対して、何かをひたすら探すみたいなことをやってるイメージだったw

なるほど、もっとでかい働き方をイメージしてたんだw

我妻:そうなんです。w

だったら、結構ギャップとか大きかったんじゃない?

我妻:デカイですね。自分の出来なさに、…すごい笑…なんというか..w

入社してからの精神状態ってどんな感じやった?

我妻:ずっと下っすww

 一同:www

我妻:上がろうとはしてて、ちょっとずつ上がってる感じはするんすけど、なかなかに下の状態が続いてますねw

入社した時は、まあ最初だしこんなもんだろうなと。いきなり大きい範囲で考えるなんて難しいのは分かってたので。で、勉強しながらタスクを消化して、みたいなことをし続けていると、「これは、自分の理想の働き方に近づいているのか、いや近づいてないな」っていうのがあり。負けじとプログラミングの勉強をしても、なかなか上手くいかなくて、自分の理想に近づけないことにすごく悩んだ時期はあった。 

実際に働いてみる中で、もっと自分は出来るだろうっていう感覚は正直あったんですよね。

ただ漠然と「もっと自分は出来るはず」って、、、。

辞めたいとか思わなかったの?理想の働き方からに近づききれない状態だと「俺ダメだなとか、他の会社ならもっと活躍できるかも」みたいになりがちだけど。

我妻:うーんどうすかね、人の可能性を拡げるっていうアトラエの想い自体、自分の想いそのものってくらい一緒だったし、yentaに関しても”かっこいい人を増やしたい”って言ってるのも、結構僕が起業する時のビジョンにしてたものそのものだったりで重なる部分があったので辞めたいとは思わなかったかな。

結局は、日々自分たちがやってることを、如何に自分事として捉えるかっていうのが難しかったな〜って。いかに当事者意識を持つかってところですかね。当事者意識って、言葉そのものは簡単だけど体現するのは難しいんだなって思った。

悩んでた時って、いろんな人とかに相談とかしたりしたの?

我妻:今も悩んではいてw

岡さん(yentaチームのリーダー)とかに相談とかはしてますね。話す中では、「今の思考は健全だ」って言われました。想いに対してもっとこう関わりたいとかって思うこと自体は間違いではないし、アトラエと自分が重なってるんだからもっとやればいいじゃん。」ってずっと言われてた。

が、しかし、結局なかなか前には進めてないなっていう実感があったから、この1年間はしんどかったなって感じがするな。

想いから細分化して落としていくことも、

やるべきことから抽象化したりすることも、

両方なかなかうまく出来なくて、モヤっとしてはいて。具体的に自分でアクションできないままに、気づいたら目の前のことをやることに気を取られてしまう、みたいな。で、モヤは消えてないんで、そのまま終わったなっていうのは僕の反省だし、入社前と後(もっと自分はできると思っていた部分と実際)のギャップではありましたね。

かいちの入社のきっかけは?

開一:えっと、自分で言うのもあれなんですけど、今までずっと「猛烈に頑張っている側」にいたんですよね。

あー水泳とかね。

開一:そうですね。もちろん全部結果が伴ってた訳ではないけど、少なくとも自分の周りにいる人よりは頑張ってたし、それによって結果も出てたなっていう実感があった。

自分が全力で頑張っている中で、チームの中に1人でもやる気ない人がいると「なんかしんどいな〜」って思ってたんですよね。モチベーションや、感情の起伏とかって「自分でマネジメントするのが普通じゃね」とかって思ったりしてて。

で、どうせ働くんだったら、意識高い人たちばっかりいるところにいけば楽しそうだなっていう自分の中の理想というか憧れがあって、そこを求めて就職先を探してたんです。

それで、いろんな会社のインターンとか行ってみたんですけど、結局金儲けできるところが勝つっていうか、それだけのために「頑張る」っていうか、それが良しとされている価値観に違和感を覚えて、この先一生働くって考えたら「儲けるだけ」にはどうしてもワクワクできなかった。なので、同じようにお金儲けだけじゃないよねって言えて、お金儲け以外にワクワクしてる人たちがいるとこに行きたいなって思ってて。そういう軸で考えてました。

 で、アトラエに関してですけど。「僕のことをわかってくれる」とか入ったらなんか「イエーイ!」ってなると思ってたんですよ、勝手に。でも入ってみたら、なんか普段の業務はあるし、意思や想いの強いメンバーが多いので、みんなの意見をすり合わせるコミュニケーションも必要で。今までの僕にはそれがなかったんですよね。

これまでは、「俺が成功するまでやるから、信じてくれ」っていうような言い方で、筋トレを一緒になって永遠やってもらうとかばっかりでw

俺がやると言ったらやるんだ、だけで通ったので、チームメンバーの想いを聞くとか認識をすり合わせるってことに慣れてなかったんですよね。アトラエで、実際にやった業務自体は、ほかのベンチャーとかに入っている人と大きな違いはないと思うんだけど、話し合いの時のメンバーの反応が、自分が勝手に想像していたものと違ってたんですよね。なんていうのかな、 今までの自分は人間関係とかを取捨選択して来たんだろうな〜って。(=自分の言うことを聞く人だけと一緒にいたんだなって)

 今では素直にそう言えるんですけど入った当初は、ただ漠然と「なんか違う」って思ってて。今思えばですけど、当時の僕は、もっと僕の話を聞いてくれる(やりたいことに従ってくれる、やりたいことだけできる)もんだと思ってたんですよ。でもすげえみんな全力で「僕は(わたしは)こうしたい、こっちがベストだと思う」ってそれぞれの立場で意見してくるから「え、まじかよ」ってなったことが結構あってw

自分に都合良いように考え過ぎてただけだと思うんですど、その当時はアトラエの悪い部分ばっか見ちゃって勝手に一人で「しんどいな〜」って思ってましたね。本当はいいところいっぱいあるのに、そこを見なくなっていって・・。かっこ悪いっすよね、単純に。

だから、奏(我妻)が言ってるような、ビジョンと今の自分がやってることが違うように感じるとかではなく、「人間関係とかがややこしいな〜」って思ってメンタルが弱ってしんどかったっていうのはありますね。

みんながみんなそれぞれの意思を強く持って全力でぶつかってくるから、自分のやりたいように進められなかったってことかな?

開一:そうですね。そこに慣れてなかったっていうか、単に覚悟がなかったんだと思います。「そういうのも含めて仲間だよね、チームだよね」っていう。それが当時の僕にはできていなかったんです。自分のやりたいことをやりたいタイミングで「イェーイ!」ってできるって勝手に思ってたんです。

それがアトラエは楽園ではなかったの一言に込められてます。

 

七海:私はかいちとは別の意味で「アトラエは楽園ではない」ってことを感じたかな。

理想というか自分が「こういう組織だろうな〜」とかって想像する”良い”組織

例えば仕事をやる上で全員が熱中しててすごいコミュニケーションが取れてて、すごいやりやすいような、とにかくやることに集中できるようなところなんだろうなってアトラエに対してそう思ってたんですよ。

ただ、アトラエは実はそうじゃなくて、そういう理想の組織を作ろうと努力し続ける人の集まりなんですよね。

開一の話でそれに気づいた。アトラエは別に理想の状態ではないっていうのが前提で、常に楽園を作ろうと頑張ってる人たちの「場所」が、アトラエなんと思った。

我妻;そうだね。僕もななみと一緒で、「完成している組織だ」っていう感覚が入社前までは強かったけど、みんなめっちゃ悩むし、自分含め全然うまくない「人」も「こと」も多いw

七海:ただ、ちゃんとみんな悩めるし、考えられるよね。そこが他の会社とは異なるところなのかもしれない。「これは理想の状態ではないよね」って感覚を忘れないでいれるというか、「ま、いいか」で終わらせない、諦めないっていうのが強さかもしれない。

七海:かいちは「本気の人たちがいるところ」に入りたいって思ってて、アトラエに入ったって話だったけど、その部分についてギャップとかは感じなかったの?

開一:あったといえばあったかな。僕は結構その人の哲学というか、どういう生き方をして来て、どういう風に考えて、今その発言をしているのかなっていうのが気になっちゃうタイプなんですけど。アトラエでは、みんながみんな同じようなこと言うやん? 社長に迎合している訳でもないし、理解も共感もしているから近い言葉を使ってたんだっていうのは今では分かるんだけど、「にしても似てね?」って思ってたんですよね。そこに自分の考えとかないのかなって。

なんかコピーして便乗してんじゃねとかってこと?

開一:そうそう。「ほんまか?そんな一致する?」って思うところはあった。

我妻&七海:あーーー分かる。

我妻:洗脳されているような会社・チームもある種あると思うんですけど、アトラエは違うやろと思って入ったら「アトラエもそうだったのか?!」って思っていた部分もあったw

 俺も開一と近くて、100人いたら100人アスリートみたいなみんなが本気なチームがいいと思ってアトラエに入ったけど、入社当初は、あれ、なんか物足りないぞっていう意味で「優しい人」が多いなって思ったりもしてた。

けど、今思うのは自分が相手のことを知らなさすぎただけだったなって。みんなそれぞれがそれぞれの価値観ちゃんと持ってるし、単に表面上の「言葉」だけコピーしてもこんなに熱のあるチームにならないってことがわかった。

七海は、途中から動きが変わった印象があったんだけど、何か理由あったの?

七海;自分で動かないと何ももらえないっていうか、いや「もらえる」という姿勢自体が間違っているんですけど。どこかで「助けてもらえる」って思ってた自分がいたんですね。

その考え方も、全てにおいて間違ってるとか悪いとか思ってないんですけど、せっかくなら自分から能動的にいったほうが良いんだなっていうのは思うようになって、なんていうか受け身って勿体無いというか機会損失かなって。

それって何がきっかけだったの?

七海:うーん、井戸さん(アトラエの古株メンバー、Greenセールス担当)ですかね。たまたま、15周年の会で飲んでた時に、井戸さんに「森山さんと飲みに行った事ないんですよね(自分の所属するチームのリーダーを務めるメンバーと飲んだことがない)」って言ったら、「それはやばいな」ってなって、じゃあ3人で行くかって。

それで初めて3人で飲みに行って、その時に井戸さんに「思ってることがあるんだったら、森山なり森田なり社長なり(ボードメンバー)を捕まえるなりして話した方がいいんじゃない?」って言われて「ハッとした」って感じ。

ってことは言いたいことがあったけど、言えなかったってこと?

七海:いや何か悩みがあったって訳ではないけど、感じている事とか日々の小さな悩みとかつまずきとかは話してれば出てくるのに、その話す機会を自分で持ててなかった。

悩みや困り事を周りの人に話すことで、自分が気付けてなかった課題を指摘してもらえたり「その分野ならこの人が詳しいよ」て教えてもらえたりするから、こういうのはもっと意欲的にやった方がいいなって。アトラエって、上司がいないし研修制度もないから、自分で考えて動くことを要求される組織だけど、それって別に一人でやれってわけじゃない

それに気付けたから行動が変わったのかなって思います。

今後、どうなりたいとか、こんなことやりたいなとかある?

開一:僕はやっぱ自分がしたいことをやれるような環境づくりをしないといけないなと思ってます。

水泳をトップでやっている人って、企業に所属して水泳しかやらずにお金もらってる人か、自分で個人事業やりながらマスターズとか日本選手権とかに出て結果残して、それから指導者としてお金もらうとかが一般的なんですよ。

で、僕みたいに働きながら水泳を頑張っている人ってそんなにたくさんいないんですけど、僕はビジネスも水泳も両方頑張りたい自分がこういう生き方をすることで、他の人に活力を与えることもできるんだなって感じるので、自分の生き様で語るような生き方をしていきたい。

我妻:僕は、「向き合う」「負けない」「熱中する」の3段階をやりたいなと思ってます。まず自分の理想の世界観と今とのつながりをもっと死ぬ気で見つめて、そこから出てくるものときちんと向き合う。そして、向き合ったその結果、誰になにを言われても負けないこと。別に勝ち負けではないけど、ちゃんとこだわりを持っていきたい。そういていく流れの中で、もっともっと熱中できるようになりたいかな。

 

オフショット

 

(ブログのトップ画像撮ろうとしたら南も写っちゃったよの図)

 

(アトラエ の天使)

 

楽園じゃない。

だけど

理想を追い続けられる、それがアトラエ。

 

理想を追い求められるメンバーを絶賛募集中ですっ!!

少しでもアトラエに興味を持っていただけたらいつでもご連絡ください。

ABOUTこの記事をかいた人

南 香菜絵

2015年にアトラエへ中途で入社☆Greenサポート・コーポレート部門を経て 2017年10月から広報を担当しています! わんぱく小僧(長男3歳)を育てながら仕事も頑張る、お酒とお寿司が大好きな福岡女子です!!アトラエネタや広報ネタならなんでも喋るのでいつもで連絡くださいww