意地とはなにか?

こんにちは、今日は12年入社の森山が担当します。

さて、今日は意地とはなにか?というお話です。先日、全社でディスカッションをする機会の中で、1年目のメンバーが、「まだ自分の意地の置所が明確ではない」という話をしてくれ、おもしろいな視点だなと思ったので、少し深堀りたいと思います。

意地について

意地:自分が思ったことをどこまでもやり通そうとする気持。

僕にとってのアトラエにおける意地はなにかと考えると、「全ての社員(not 少人数)にとって大切な人に誇れる会社を作る」ことです。なので良く面接や外部の方に「1000人になっても今のアトラエを維持することはできると思いますか?」という問いに対しては、「それをやるためにここにいるので、意地でも成し遂げます」という回答をしています。 ※ちなみに僕にとって誇れる会社=世界中の人々が魅了されている=スケールが入っているので、実はここにアトラエのビジョンも内包されています。

ですので、どうやれば全社員が誇れる状態を維持できるか?ということを常に考えています。アトラエには同じような意地を持っているメンバーが多いので、飲んでてもそういう話によくなりますし、個々人が組織づくりのためのアクションを取っているんだろうなと感じます。

では普段関わっているwevoxや、それを運営するメンバーとしてはどのような意地を置いているのか。言語化してみました。

wevoxでは、「組織に属する従業員が、主体的に組織(個人)を強くしていく仕組み」を作ることに意地を置いてます。”主体的” “仕組み”がキーワードであり、ここに意地を持つからこそ、wevoxチーム内で人事コンサルのサービスはしないと決めています。どうすれば、従業員が主体的に組織を強くできるのか、どういう仕組が必要なのか、ということに関しては、徹底的に考え続けています。

また一人のチームメンバーとしての意地は、「仲間が150%力を発揮できる状態を作る」ということ。例えばwevoxチーム内では、フォーメーションを頻繁に変えてみたり、情報伝達の方法を変えてみたり、既定のやり方を疑い常にどうすればもっといい状態になるのか?を考え行動しています。

また個人の視点では、「理想に向かってチャレンジし続ける」と言ったワードを持っており、「常に理想を描くこと」「挑戦し続けること」が僕の意地です。この半年何に挑戦しましたか?と聞かれれば、常に多くのことがリストとして上がるように、また理想は何だと思いますか?と聞かれれば、いつも聞き手が考えていた以上の理想を話したい。これが僕の意地です。

ではこの意地は昔からそうだったのか?と考えると、入社当初は異なり、「とにかく誰よりも仕事をする」ということに意地を置いてました。(めっちゃシンプルですw)入社時からとにかくそれだけにこだわってきたので、迷うことや悩むこともなく、とにかく誰よりも仕事しているか?ということだけに集中できたんだろうなと感じてます。

 

ここまで意地を考えてきましたが、視座・ビジョン・こだわりなどと近いな〜と思いつつ、意地を考えているとエネルギーや負けられない!と言った感情が芽生えてきます。

意地を持つために

意地を持つには、意思決定をするということが非常に大事だなと思っており、一種の開き直りのような状態を作る必要があると考えてます。

例えば、

・とにかく量をこなさないと質に転換しないのでは?
・質を向上しながら量をこなさないと意味ないのでは?

こんなことを迷いながら仕事をしているうちは、常に悩みと伴走することになり、モヤモヤし続けます。どちらが正しいか?は一旦おいて、自分は何を信じるかが重要です。意思決定と聞くと、正しさに重きを置かれがちですが、正しさではなく、自分が信じるものを決める。

また知らないこと・考えていないことに意地を持つことはできません。例えば「自分は関わっている事業に対して意地を持てません。」という話をたまに聞きますが、ネガティブに考える必要はなく、純粋に知らないだけなので、知って考える機会を持てばいいと思います。

大きな成果を上げた経営者や偉人の自伝を読むと、自分では想像もつかないような意地を貫いていたり、視野や視点で物事を考えていたりするので、ついついその状態にならないとだめだ…!と錯覚しますが、結果としてその状態になっているだけで、誰もがいきなりその状態にはなっていません。

誰かの意地と相対的に比較して悩むのではなく、まずは自分が信じれる・持てる範囲で意地を置いて取り組んでいれば、結果として視野や視点が広がると感じてます。社内でもよく引用されますが、阪急・東宝グループ創業者の小林一三さんは、

下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。

と言っています。「下足番をしていて結局何につながるのかな〜」「俺の下足番って価値あるのかな〜」「周りの同期はもっとすごいことやってるぞ〜」など悩んでいる暇があれば、「どうせやるなら最高レベルでやってやろう!」と自分なりに意地を置いて取り組んでみなさい。意地を置いて本気でやり続けた結果、新しい世界や視野が見えるから。ということなのだと解釈してます。

意地のまとめ

一年目のメンバーがポロッと言った「意地の置所」。整理してみると自分が大事にしていたことを言語化できるものでした。(充ありがとう!)
改めて上で書いたことをまとめると、

  • 意地に大事なのは自分で決めること。正しさは気にしない。また相対的に比較するものでもない。
  • 意地の意味通り「やり通す」ことが大事。一度決めたらとにかくその意地を持ってやり通してみること。
  • まずは見える範囲に意地を置いて取り組む!取り組んだ先に新しい自分なりの意地が見えるはず。

最近自分は何に意地を持てているのかな〜とぜひ自問自答してみてください!