自分では気づけないことを気づきにいく努力をしよう

こんにちは、wevoxカスタマーサクセスの清水です。
アトラエでは10月から新しい期が始まったのですが、もう一ヶ月以上経ちました。本当に時間が経つのは早いですね。(小並感)

さて、wevoxチームでは期初のキックオフを実施したのですが、その中の「 I Like・I Wish」という相互フィードバックのコンテンツをきっかけに感じたことについて、今回のブログでは書こうと思います。

まず大前提として、「 I Like・I Wishとは何か」ですが、一緒に働くチームメンバーに対して、”I Like(良いと思っていること)”と”I Wish(改善するともっと良くなると思うこと)”をお互いにフィードバックし、チーム内で共有するワークです。
以下の画像のように、ポストイットにたくさん書いて読み上げながら共有し合うケースもあれば、スプレッドシートに各人のシートを作って書き込んでいくケースなど、方法はたくさんあります。

(写真は以前実施した際のものです。汗)

実際に、僕もたくさんのメンバーからフィードバックをもらったのですが、今回のフィードバックで、自分が長年気づいていなかった癖・行動特性に気づくことができました。

「うわ、確かにそうだわ。いつもそうしてる。」とアハ体験をしたのと同時に、過去悩んできたことの背景についても自分の中で強烈に腹落ちし、メンバーからフィードバックをもらう価値を強烈に再認識した次第です。

もはやすごく当たり前で聞き飽きた言葉ですが、
「フィードバックをもらえることって、ものすごく大事」ですね。
「自分が気づけていないことを認知できるって、本当に重要」ですね。

そして、必要なフィードバックを意図的に獲得していけない限り、個人としてもチームとしても成長は大きく鈍化しやすくなるだろうなと、強烈な危機感も感じました。

自分には気づけていない改善点を、自分から気づきにいく重要性

少し遠回りした話になりますが、VUCAの時代と良く聞くように、複雑で何が正解なのかは誰にもわからない中で私たちは事業を進めているわけですが、当然「今何が必要なのか」「どんなポイントを抑えるべきなのか」などはどんどん変わりますよね。
僕自身wevoxに携わる中でも、次々と必要なことが見えてきては自分たちが取り組むべき業務や得るべき情報/知識が変わっていくことを実感しています。数ヶ月前とは全然違うPJを動かしていることなんてザラにあることです。

当然取り組むべきことが変われば、それを実行できるチームでなければ事業が停滞します。ただその「チーム」とは他の誰かのことではなくもちろん「自分たち」なわけで、自分たちにできなければ停滞し続けるまでです。
チームに必要なものが何かを認識して、それを満たしていく上で自分には何が足りないのかを各自が自覚しないといけません。そして、その足りないものを身につけるべく必死に学習する必要があるんだろうなと感じています。

ただ、その「自分に足りなものが何か、改善するべきは何か」を自分で理解しきることが非常に難しい。。。
「自分のことは自分が良くわかっている!」なんて言葉を漫画とかで見かけますが、見えていない部分もたくさんあります。ジョハリの窓的ですが、「自分が知る必要があるが自分だけでは気づけない改善点」を知りに行く努力を怠った個人が増えたチームは、きっと今の時代では衰退していくんだと思います。(怯)

(だいぶ遠回りをしましたが、)
だからこそ、必要なフィードバックを意図的に獲得していく必要が、今の時代で勝負している私たちには必要なんだと思います。

意識してフィードバックサイクルを回してみる

どんな分野/領域のフィーバックが自分に必要となりそうなのかが見えたら、どんな人にフィードバックをもらいにいくのが適切なのかも考えた方が良いですよね。
自分に見えている領域が限定的なのと同じで、自分に対して見えていることや感じていることは、周りの人の視座や情報量や価値基準によっても変わってくるので、ずっと同じ相手にフィードバックを貰い続けようとすると、獲得できる内容がずれたり偏ってしまう可能性があると思います。

・どんな課題に対してフィードバックが欲しいのか
・それは誰にもらうのが一番適切そうなのか
・どんな頻度でそのフィードバックをもらうと良いのか

この辺りをちゃんと考えて獲得しに行き、もらったフィードバックを元に認識できた課題に対して、上記をまた設定する。この繰り返しを丁寧に愚直にやれるかが大事だなだろうなと、(5年目の)今更ながら実感しています。

これがチームだともっと難しい!だから一層の努力を。

これがチームという主語になると、難易度は格段に上がるはずです。
誰かが課題だと思っていることは他の人にとっては課題だと思っていないケースもあるし、それが価値観の違いによるものなのか情報量の違いによるものなのかすらチームによって異なってきます。
規模が大きくなればなるほど、チームの課題の自己認知がどんどん難しくなっていくのが組織づくりの難しさだと思います。

ここのスピードをいかにあげられるか、まさに組織開発をいかに甘く見ずにチーム単位で愚直に挑戦し続けられるかで、会社として加速するか停滞するかが変わってくると思います。

これまでの時代では、成すべきことが明確だったからこそ何が必要なのかも比較的分かりやすかったはずです。
そこから時代が変わってパラダイムが大きく変わったことで、チームとしても自分たちで自己認知力を引き上げる努力をする必要があります。

wevoxでもエンゲージメントという観点でチームにフィードバックを与えることはできますが、それを生かすも殺すもチーム次第。より一層生かしたくなるプロダクト作りを進めていきながらも、ツールの使い手である各社様内がパラダイムを変えていく支援をカスタマーサクセスとして進めていく重要性をひしひしを感じています。

と、このブログを書きながら、
自ら”学習”する努力をする個人を、そして組織を世の中に増やしていくためにも、僕自身が学習を止めずに頑張っていこうと思いました(笑)。

今日は以上です!お付き合いいただき、ありがとうございました。