コップに入っている水の捉え方

今回は新卒3年目の小倉がお届けします。

入社してすぐの頃は極端に悲観的に物事を捉えたり、若干被害妄想になったりしていました(突然の告白)。「あの先輩から〜〜って言われたけど俺のこと嫌いなのか…?」とか「自分がやろうとしていることはいつもうまくいかないな」とか思ってました。悪いところばかり見てたんだと思います。

思い切ってポジティブになろうと思い、色々なことを無理やりポジティブに捉えることに努めた結果、「もう少し慎重に考えて行動した方がいい」というアドバイスを貰うようになり、自分の中で混乱していたことを覚えています。

そんな中で「事実」と「解釈や感じ方」を明確に分けて付き合うことを意識してからメンタルが安定してきたので、今回はそのことを書こうかなと思います。

事象と捉え方

1つの事象を見た時に、解釈の仕方によって行動が変わってきます。自分はこのことをコップに入っている水に例えます。

「200ml の容量のコップに100ml の水が入っている」これは事実です。一方でこの事実を「半分しか水が入っていない」と捉えるか、「半分も入っている」と捉えるかでその後の気持ちや行動が変わります。楽観主義と悲観主義みたいな対立項目と言ってもいいかもしれません。

仕事という文脈においてこの捉え方は大きな破壊力を持っています。捉え方をコントロールできればパフォーマンスを上げられるし、逆に捉え方にコントロールされるとパフォーマンスを下げるだけではなく周りの人たちにも迷惑をかけてしまいます。そういうことに気づいてから、自分は捉え方のモードを場面で使い分けるようにしています。

上手くいかないことが続くとネガティブに考えがちです。自分もそうなります。「大勢が参加する会議で発表をした時に聴衆からネガティブなことを言われた」というのは事象ではなく捉え方です。もちろん罵詈雑言は良くないですが、楽観主義のモードで捉えることができれば「〇〇人が参加する会議で発表をした時に ✕ 人からコメントをもらった」という事象を「大勢の人から改善案をもらうことができた」と捉えることができます。

「大勢が参加する会議で発表をした時に聴衆からネガティブなことを言われた」というのは多分に解釈が入っており、発言した人たちの意図とはずれて、自分が邪推していることの方がずっと多いはずです。実際に入社して1年目の時には自分はそういうことを感じがちで、社内の色々なメンバーに迷惑を掛けていました…

コトを前に進めるのであれば、無理矢理にもポジティブに捉えることで他責になったりネガティブループに入ったりすることを避ける事ができます。これは捉え方をうまく使いこなすことの例ではないでしょうか。

ちなみに誤解なきように言うと、楽観主義者であれと言っているわけではないです。むしろ悲観主義のモードで事象を捉えたほうがいい場面も多くあります。

自分のメイン業務であるサイバーセキュリティを例にとって考えてみます。例えばいつもと違う傾向のログを見たら、原則的に自分は悲観的に捉えるようにしています。不正な侵入の形跡ではないか、ネットワークに大きな負荷がかかっているのではないか、ということをすぐに想像します。調査した結果、問題ないと分かればそれはそれでいいと思っています。最悪のケースを想定できるように感じ方にわざとバイアスを掛けているイメージです。

社内のサービスを移行する時やソフトウェアのアップデートをする時にも「悲観的に準備すること」を心がけています(このブログのためにこのフレーズ作ったわけではなく本当にいつも言っていますw)。特に影響範囲が大きいものほど、作業の手順を文章にして読み返したり、何度かシミュレーションしたりして、本番では多くを考えずにただ手を動かすだけでいいようにしています。仮に失敗した時のことも考えてロールバック計画も作り込んだり緊急連絡先も控えておきます。

失敗したらどうしようという悲観的な頭で考えて、緊張感をもって死ぬほど準備します。気概としては千年血戦篇の浦原喜助です。

最終的に何事もなく上手くいけば御の字、失敗したとしても悲観的に準備しておいたものによって影響範囲を狭くしたりすぐに元に戻すことができます。これを楽観的なモードでやっていたら結構悲惨なことになりそうです。

自分がどちらのモードになっているか自覚する

この流れで言うのもアレですが、フラットな状態から頭を切り替えて事象を捉えるということをいつもできているわけではないです。むしろできていない場合も結構多いと思います。ただしふとした瞬間に自分がどっちのモードになってしまっているかは自覚するように心がけています。

寝不足の時はネガティブになりやすいとか、連続で物事がうまくいっている時はポジティブになりやすいという自分の特性を知っていれば、自覚も比較的簡単にできるのかなと思います。コップに入っている水の例で言うと、喉が乾いていたりイライラしている時ほど「半分しか入ってないじゃん!」と捉えてしまうみたいな感じでしょうか。

つまらないミスをする時は、だいたいその場に対するモードがあってないことが多いので、自覚してその時点から修正する努力をしています。

とにかく自分を知る、その上で意識的にモードを切り替えたり、自分がどのモードになってしまっているかを自覚する、みたいなことができるとパフォーマンスが下がらず継続的にいい仕事ができるんじゃないかなと考えてブログにさせてもらいました。

ABOUTこの記事をかいた人

小倉勇人

19卒の小倉です。 wevox(https://wevox.io/)というサービスでデータ分析とインフラエンジニアをやっています。