最高のチームが発揮されるのは、意外にも、、、?!

本日は平井がお送りします。
先週6月末の金曜日にATPF(アトラエ的プレミアムフライデー) と言うイベントが開催されました。
そこで、「チームについて」新たな視点を覚えたので、ここにまとめたいと思います。

(既に知っている人もいるかもしれませんが) このイベントは月末最後の金曜日に100人余りの社員が 全員集まって、1つの議題についてグループに分かれながらワイワイと話をすると言うもので、 アトラエ屈指の、 チームビルディングイベントとなっています。

今月の議題は、「 アトラエ的なチームの役割とは何か?」 でした。

これを読んでいる読者の人も、自分の会社のチーム に置き換えて考えてみてください。
チームと言えば、助け合い、お互いのサポート、いろいろなアイディアを出し合うことなどが僕の頭の中にはじめに浮かんできたものでした。
しかし、約1時間の話し合いの中で、チームにはもっと深い役割があるんだと言うことを考えさせられました。

(1) 道具的な役割
前述のような、1人ではできないことをチームで行うことによって達成できると言うものです。
具体的には、得意不得意を補うようなサポート、緊急時の 支援や助け合い、また1人では思いつかないアイディアを、多くのいろいろな価値観の人たちが共有しあうことによって、 いわゆるシナジーと言うものを生んでいくようなプロセスもここにまとめたいと思います。
シナジーのような掛け算効果は、一般的にはなかなか難しいと言われており、 できないチームも少なくないと思いますが、 何かの目的を達成するために、(会社が)チームと言う仕組みを道具のように使って、目標を達成しようとしていると言う意味で同じだと感じました。

そもそも僕はここまでしか思いつかなかったのですが…笑
話し合いの中では、もっと違った視点の内容が出てきました。

(2)個の要求を強め、力を引き出す
(そもそもうまく日本語にまとめられていませんが… )例えば、チームのメンバーと一緒に喜びを共有する。チームがいると周りの人が励ましてくれる。またチームに自分のコミットを宣言することによって自分の能力をストレッチさせる。と言うものが当てはまります。
確かに、周りの人たちがいることによって自分の力を引き出される と言う経験は僕も振り返るとあります。あまりに無意識でやっていたため気づかなかったかもしれませんが、自分の ストレッチをさせたいときには、チームメンバーに対してコミットを宣言することで自分を追い込んだり、何かちょっとしたことが相手によって感謝されたり褒められたりすることによって、やる気に満ちた感覚がするのはこういった効果なんでしょう。

この2つ目の視点さえ僕には、新しい気づきだったのですが、1も2も「外に対して何かを成すための手段」と言う意味では共通している部分もあると思います。つまり、アウトプットのベクトルは外に向いているイメージです。

(3)チームそのものが生きる目的になり、活力を生むものである
まずは例え話から。その昔、チームビルディング研修として、「3メートルの壁を人力だけで登る」 と言うアスレチックにチャレンジしたことがあります。手足をかけるところのないただ巨大な壁があり、使えるのは5人のチームメンバーの人的リソースだけ。どうやって壁を登るのかということに集中をし始めると、実際の世界では存在していた ヒエラルキーが取り払われ、 良い意味でフラットになり、お互いの状況の共有や、お互いのリソース(能力や資源: 力の強さや残っている体力)を 非常に 包み隠さず話し、 チーム感が生まれると言う体験をしました。
他の例では、キャンプなどがそれに近いかもしれません。テントを張る役割、野菜やご飯を作る役割、食料を調達しに行く役割など それぞれが生きるために、自然と役割分担しフラットな状態でその役割を一生懸命果たそうとする感じです。
この時、僕は非常にチームの強さを感じていたのですが、1や2の状態と違うのは、 外側に対しての目的がないと言うことです。つまり壁を登ったとしても喜ぶのは自分たちだし、キャンプをうまく成功させても、喜ぶのは自分たちしかいません。
しかし、ここでは凄く強いチームプレイが存在しているのです。

この話をしていて僕は今までになかったような発見をしたような気がしました。今までチームと言うのは外に対してアウトプットを出すときに使える非常に便利なツールだと思っていたんですが、実際にはその気持ちが内側というかインサイドにむけて、つまり自分たちの「生死」や「 自分たちが生きること」 に向いたときに、もしかすると最もパワーが出るのかもしれない。

現代の社会において、飢え死にしたり困窮して死ぬような事は無いのかもしれません。
しかし本来、( ここで言う本来と言うのは人間がチームを作り始めたホモサピエンスの初期の時代) チームというのは自分たちを守るために存在していたのかもしれない。 そしてもしかすると、そういう時に人は1番のチームプレイを出すのかもしれない。

僕もよく考えれば、例えばチームでの賞をもらったときには、 社会に対してのアウトプットももちろんですが、社内の同じチームメンバーに対して「この人のためにがんばりたい」と言う気持ちが出ていたような気がします。

もしかすると最高のチームプレイは、社会に対するアウトプットを意識することと同時に、自分たちそのものに生きがいややりがいを感じることができたときに発揮されるのかもしれないと思いました。

皆さんはどう思いますか?
個人的には非常に学びの多い会でした。

ABOUTこの記事をかいた人

平井 雅史

アトラエに2009年新卒入社。 新規事業→Greenクライアントサポート部署をまたぎ、多くの企業様の採用課題に対してアプローチをしている。 趣味はゴルフ、子育て、書道。