今回はあおのが担当します。
『リアル』11巻を読んだら熱い気持ちになったというか、力がみなぎってくる気がしたので、それについて書こうかと思います 笑
※ちょっとネタバレを含みます
REAL 11 (ヤングジャンプコミックス) 井上 雄彦 集英社 2011-11-11 by G-Tools |
最近インターンでシステムの開発などしていて、自分の能力のなさにガッカリすることが多いです。もちろん努力の量が圧倒的に足りていないので当たり前の結果なんですが、才能無いなあとか考えてネガティブになりたくなる時があります。
そんな感じでちょっとイライラしたりしていた僕の心をすっきりさせてくれましたね、『リアル』が。
この巻では、主人公の一人がプロバスケットボールチームのトライアウトを受けに行きます。
それまでの簡単なあらすじ↓
彼は元々バスケットボールに打ち込んでいた高校生でしたが、チームメイトとの確執で退部。その後ナンパした女性を後ろに乗せたバイクで交通事故を起こし、彼女を下半身不随の体にしてしまいます。高校も退学して大きな罪悪感を背負いながら生きますが、他の主人公と出会ったことで、自分を変えようと行動し始めます。
結局、自分はバスケが大好きで、自分にはバスケしか無いということに気づき、トライアウトのために特訓し受験した、という流れです。
図抜けた才能は無いですが、持ち前のガッツとチームプレーへのこだわり(チームメートの良さを引き出す上手さ)で、なんとかトライアウトの最終選考まで残った主人公。最終選考で、受験しているプロチームのレギュラー陣とゲーム形式で対戦することになります。彼とマッチアップするのは、リーグのスタープレイヤー。圧倒的な力の差を見せつけられ、絶望に近い感情を覚えます。
「絶望とは何だ」
このとき、彼の抱えている十字架、交通事故のときの記憶が蘇ります。
「絶望ってのはあれだ」
そして、あの事故の時とは違い、いま自分の好きなバスケットで大きな挑戦ができていることの喜びを感じます。
「これは違う」
「これは幸せって言うんだ」
「うおおおおお!」と、もう一度立ち上がります。その後チーム全員でスタープレイヤーからボールを奪い、「速攻!」と再びゴールを目指すところでトライアウトの描写は終わります。
僕の下手くそな文では良さが伝わってる気が全然しなくて誠に残念なのですが、この流れが熱くて読んでてやばかったです。
で、こんなに長々と漫画の話を書いて何が言いたかったかというと。
好きなことに挑戦できているってすごく良いことなんだなあと。シンプルですが再確認させられました。今はまだまだ出来ないことだらけですが、一つ一つクリアしていくことで「出来ることが増える」楽しみがありますし、それがイコール成長なわけで。
「自分がすでに出来ること」を生かした方が楽ですし、そちらに目を奪われがちですが、「好きだけど自分がまだ出来ていないこと」にチャレンジして、出来るようになった方が何となく将来楽しくなりそうですよね。
そんなわけで… 立ちふさがる壁にちょくちょくイライラさせられていますが、それをもう少し楽しむ気概も持たなきゃいかんなあと考えさせられました。
「絶望」じゃなくて「幸せ」を感じなきゃいけないですよね。
今回のエントリーは以上です。
あ、『リアル』読んでない方は全巻読むことを全力でお勧めしますッ!笑
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