本気で考えるサービスの未来と行動

今回は1年目のみなとがブログを更新します。

会社で働いていると、事業の成功に向けて色々な人が様々な職種で事業に関わっているわけですが、その中のどれほどの人が今携わっている事業の将来や、サービスのあるべき未来を考えているのでしょうか?
正直つい最近まで私もそんなことは考えたこと無かったです。
今年2月のインターンの時に私は弊社の既存事業の営業から新規事業の営業に異動しました。
もともと営業職自体は自分の特性的にも得意な方だと感じていましたが、これから立ち上がる事業に携わることでそもそも事業に関わる際の思考が大きく変わりました。(実際はまだ変わりつつあるといったレベルかもしれませんが。。。)

従来考えていた営業活動の認識としては、「今月は○○万円受注する!」や「○○社に参画してもらう!」といった目標を与えられ、それを達成する為に行動していました。別にそれ自体は何も間違いではなく、全体の方向性が合っていてそこから逆算して必要な数字であればそれをがむしゃらに達成すべきでしょう。

ここで非常に重要なことは、「全体の方向性が合っている」という点です。成熟している事業であればそれまでの過程を踏まえてそれなりの方向性を合わせることは容易なように感じます。だから営業サイドの目標も明確になりやすいのだと思います。

ではスタートアップのサービスだと何が違うのでしょうか?
「方向性をも決めなくてはいけない」ということなんだと思います。スタートアップのサービスに明確なゴールなど存在しません。今考えうるサービスの形と全く異なるものが将来出来上がり、それこそが本来求めていた価値だったりすることは往々にしてあることです。毎日毎日良い意味で方向性を疑いながら、進んで行くことが必要であり、重要です。

それを思考と行動のフローを簡単に記載すると、
【どんなサービスにしていこう?→こんなサービスにしたい→そのために○○する
今まで考えもしなかったこんな思考フローが重要なんだと痛感しています。
極論、先月掲げたKPIやKGIなんて間違ってるかも知れない。もっとよくよく考えてみたら別のことをしなくてはいけないのかも知れない。そんな疑問を常にチーム全員が持たなくてはいけない。

そんなことを考えるようになってから、未来の姿を勝手に妄想してはワクワクすることも当然ありますが、明確な目標が設定されない分、常に思考し続けることは決して楽とは言えない気がします。
でも、そういう未来の形を考え続け、それに向けたアクションをまっすぐ取れる人がきっとどんな場所でもポジションでも活躍し、みんなから信頼や重宝されるビジネスマンなんだろうなぁ、と感じています。

究極は、成熟しているサービスでもぶれずに思考し続けられる人でしょう。

私はまだまだ思考面も行動面も足りていないことばかりですが、今の貴重な経験でせっかく気づけたことをしっかりと実にしていきたいと思います。