こんにちは、青野です。
普段やっている業務の性格上、twitterでフォローしている人の多くはエンジニアの方です。先日、こういうツイートをタイムラインで見ました。
自分の経験的に、いいエンジニアのチームや組織を作りたいとか維持したい場合に一番重要なことって、いけてる言語とか、豪華な福利厚生とか、トップがコード書ける書けないとかでは全然なくて、情報共有と透明性をどこまで徹底できるかだと思う。病的なくらいでもいいと思う
— Naoya Ito (@naoya_ito) November 20, 2013
当然僕も良いエンジニアチームを作りたいわけで、活躍されているエンジニアのこういった発言は非常に参考になります。どうしても業務に追われがちですが、チーム全体として技術レベルを上げるにはどうしていくべきなのかを考えたりもするので、目をひかれるツイートでした。
さて、この「情報共有と透明性の徹底」ですが、
* 自分の思考の整理
* 暗黙知?のようなものの排除
というメリットがあるんだと思います。
特に後者が気になります。
「あの人に聞かないとこのツールの導入のしかたが分からないんだけど、あの人はもう辞めてしまった」とか、「書かれているコードの意図がまったく分からず、うわああああってなる」とか…分かりやすい例を挙げましたが、こんな経験したことある人多いかもしれません。
我が身(チーム)を振り返ってみても、できていないところだらけです。メンバーにはそれぞれ得意・不得意分野がありますし、時間的な制約も当然ある。全員が全部を完璧に知るというのは難しいかもしれません。ただ、ブラックボックス化されがちな、思考の流れや何かの手順の明文化&共有。これらの存在は、あとから自分や他の人が見たときの理解スピードを飛躍的にアップさせそうだし、存在することがチームとして健全な感じもします。
書いていて思いましたが、こういったものは「仕事の属人化」を減らすことにも近いのかもしれません。この人じゃないと全く分からない、という部分をチーム内で少しずつ減らしていく。
もちろん「俺がやらなきゃ進まん」という意気込みで、誰もやったことのない新しい分野にどんどん突出していくことも大切。そういった場合に関しては、その後の共有が非常に大事な役割を果たすのでしょう。
そんなわけでとりとめもなく書きましたが、情報共有と透明性の確保を実践しなければいけないな、というのに気付かされた話でした。技術的な共有の良い方法はまだ模索中なのですが、とりあえず自分の開発の際の思考や何かの導入手順はいつでも共有できるよう、できるだけ形にしておこうと思っています。開発メンバーがこれから増えていくことを考えても、こういうの大切かなと。こういう文化は組織が小さいうちに作っておかないと後々苦労しそうです。
今回、完全にエンジニアチームの視点で書きましたが、もしかしたら色々な組織に適応できる話かもしれないですね。
ひとりごとのような形になりましたが、今回はこのへんで終わります。
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