こんにちは!すっかり花粉が酷い季節が到来中ですねw
僕は重度の花粉症なのでステロイド注射で去年から回避していますが、今年はあまり効かず、リスクを払ったのにリターンを教授できていない森山が担当させて頂きます。
今日は最近始めた社内iOSハンズオン勉強会に関して書きたいと思います。

・何故始めたのか?
少し長くなりますが、もともとアトラエのクリエイティブチームは週2~3持ち寄りで社内勉強会を開催しています。
各々が興味を持っている内容に関して、30分~1時間程度話すよう形で実施しています。
これは2点メリットがあって、
①知見を共有することで、メンバーが同じプロセスを経なくて良い。= 最初のメンバーより早く同じ地点に到達できる
②アウトプットの場を定期的に設ける事で、意識的にインプットの機会を増やし、同時にインプットの質もあげなければいけない
少なくとも僕が今まで見てきて優秀だと感じる人は、②を常に設定出来ている人のように思います。アトラエのクリエイティブチームも、月に数回の勉強会と、ブログ、Qiitaチャレンジ(※Qiitaに投稿して、誰が一番ストック数が多かったかを競う)というものを実施しながら、アウトプットする機会を定期的に持っています。
しかし、今回僕自身が始めたきっかけは、② <<< ①でした。
(勿論、ハンズオン的な事までやろうとすると、自分が100%理解しないといけないので、知見を共有するだけの勉強会よりはハードルは上がりますw)
アトラエ(僕)が戦いたい土俵は、世界トップレベルのラインです。
エンジニアとして、ベンチャー企業で戦っている身として、インフラになるような勝ちあるサービスを作りたいのは勿論の事です。
しかし現状は、
- インターネットの巨人達は凄いスピードで勝負を仕掛けてきている
- 成果という部分でまだまだ乖離がある
(全然悲観的ではないですwむしろこういう環境の方がアドレナリンが出るタイプなのでw)
因果関係的には、スピード → 成果 かと思います。
じゃあ「どうするか?」と考えた時に、ビジネスの世界では”ランチェスター戦略”などが有名かと思います。一点集中型を取って局地戦でひっくり返すやり方ですね。
しかし、技術においては中々難しいところです。
- 一定使えるレベルまで習得しておくことで、選択肢が増える
- 現状の技術の進化のスピードと数の多さを考えると個々人が網羅するのは到底不可能
そう考えた時に、
①個々人がやりたい技術を深堀り習得する
↓
②それを他のメンバーが圧倒的な速度でキャッチアップできる機会を作る
こういう流れをアトラエという組織においてはどんどん作った方がいいんだろうと強く感じたのがきっかけでした。(勿論全員がキャッチアップしろという話ではないですw)
よくエンジニアは、”泳ぎ方を知ることが大事だ。だから人に教えてもらわず、自らキャッチアップする方法を学びなさい。”というようなニュアンスの言葉を聞きます。
勿論、何でも教えてもらえないと学べないような状態になってしまっては、今の技術の進化に置いていかれ、エンジニアとしての成長はかなり難しいと思います。
しかし、アトラエの場合はそもそも優秀なメンバーを採用しているという前提があります。教えたら教えた分だけ吸収した上で、それをバネに更に泳ぎ方を改良してくるようなメンバーだと思っています。
であれば、その強みを活かして全力で押し上げる流れを更に作りたいと思ったのがきっかけでした。(今もその風土は十分にあるとは思っているので、程度問題ですが)
それこそがアトラエの強みを最大に活かしたスピードの出し方なのだと。
あくまでも、ボトムラインを押し上げるためのものではなく、トップラインを圧倒的に引き上げるためのものだという位置づけが個人的にはかなり重要だと思っています。
・何故iOSなのか?
- モバイルへのシフトは避けては通れない事
- 比較的多くのメンバーが興味を持っている事
- 現状触れる人が多くないので、危機意識を持っていた事
このような感じですねw
・どれぐらいの頻度でやっているのか?
今は週1ですw
試行錯誤しているレベルなので、もう少し慣れて準備も運営も上手くできるようになれば頻度を高めたいと思ってます。
・教材は何を作っているのか?
主には僕の方で準備しています。(https://github.com/Atrae/iOSTraining/wiki)
だれでも見れるようにしているので、興味のある方は見てもらえればw
・Goalは何か?
- (メンバー)参加しているメンバーがiOSのアプリを作ることに抵抗を感じないこと。組織としての開発速度が圧倒的に向上すること
- (自分)どういう進めた方が効率よく、理解も早いかのおおよその方向を見出す事
以上、僕が最近始めたiOSハンズオン勉強会についてでした!
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