音楽とファッション

こんにちは、13卒内定者の藤原です。

私は人類学に興味があり、文化と人間の考え方を知るのが好きです。
今回は、最近見た映画”This is England“をきっかけに興味を持ったパンクについて書きます。

今まで、音楽とジャンルについてあまり知識がなく、パンクの意味するところすら知りませんでした。
おおまかな起源は1970年代、ロックが生まれた後、
簡単に言うとアナーキーというか反体制的なPunkが生まれ、
そこからスキンヘッドとパンクをつなげるOi!、またスキンヘッドが元々象徴だったSkaなども加わり、
イギリスの 音楽文化の一面を形成していったようです。
その音楽趣向の背景にはイデオロギー的な要素もあり、当時はスキンヘッドがネオナチの
象徴でもあったために、白人主義やナショナリズムと混同することもあったようです。

また、私が興味深いと思うのは、そういった(音楽的)思想を服装やヘアスタイルで表現するところです。
今では、髪型と音楽趣向をあらかた区別できるようになりましたが、
そんなこと今まで考えたこともありませんでした。

現在では、そういったものと、音楽趣向は次第にかけ離れていき、思想と音楽、外見と音楽が
必ずしも一致する者でもないし、パンクなども、純粋に音楽コアな人々をファン層にしているようですが。

私はコアな音楽ファンでもなく、日本にいても聞こえてくるのは日本語のポップミュージックばかりでした。
なので、音楽と思想や外見の繋がりや、音楽の文化的位置の自分との違いが興味深いです。

自分の常識がどれくらい常識的なのかは、いつもわかりませんが、
日本人でも、外国人でも、自分と違う文化背景を持っているのは誰でも同じで、
そういう意味では、文化の違いを感じるのは、国によるものではないと思っています。

さらに、同じ地域に住んでいても、使う道や、見る角度が違えば、
街が異なって見えるのではないかと思っています。
なので、いつもと違う道を通ってみたり、行ったことのないエリアを探検するのも好きです。

新たな価値観や違う考え方を知るのはいつもおもしろいし、自分をより豊かな人間に
してくれるような気がします。