総論ポジティブ、各論「ネガティブ」

こんにちは、森田です。

弊社はフレクス制を取っており、出退社時間が基本的に自由です。
ですが、毎週月曜日はみんな合わせて朝8:45から朝会なるものをして全チームで認識を合わせています。

朝会は当番制で、最後に当番の人がコメントを述べるのですが、今日の朝会であった言葉から流れて出てきた言葉が非常に印象深かったので、ご紹介。

仕事は、総論ポジティブ、各論ネガティブで考えるべき

そもそも総論はポジティブであるべき。という前提のもと、それを実現するための日々はネガティブに考えて、確実にやりきることが大切だということ。
これは何事においてもそうですが、そもそもポジティブであることは必須です。

一方で、ポジティブであるが故に、ともすると、各論「ネガティブ」が各論「ポジティブ(ルーズ)」になっていることが多いのも現実です。
特に成果が出なかったり、何かに失敗する時は、この各論をルーズに見逃しているケースがほとんどです。

ということで、各論を「ネガティブ」に考えるためのポイントをいくつかまとめてみました。
※自分で実践してみて効果のあるものです。

①それをやらなかったら(それが失敗したら)どうなるかを考える
例:新卒説明会の資料が間違っていました。
  しかもそれに社員が気付いていない。
     ↓ どうなる?
  この会社の社員さんってルーズで仕事ができなさそう。と思う。
     ↓ どうなる?
  会社のイメージが下がる。

一事が万事と良く言ったもので、こういったところから大きな失敗につながりますよね。
せっかく興味を持ってくれてもこういったところから信頼を損ねていきます。
自分が最後の砦として自覚出来るかどうか、年齢関係なく責任感を持って取り組むことが大切です。
※やらなくてもどうにもならないことは、やらなくてよいことなので、すぐにやめましょう。
これは業務効率化の時に考えるとよい視点です。

②具体的にする
例:「感覚的に」、今月は受注率が良いので、調子がよいです。
  今月の登録者数は「微減」なので、大きな問題はなさそうです。

みたいな報告や話をよく聞きます。
こういう表現の仕方はその人の感覚や常識の物差しで考えていることがほとんどで、より具体的にすることが大事です。

普段社内外の方と仕事をする中で、こういう表現があると、「具体的に?」と聞き返すように意識しています。
このような表現をする人は大体正値を把握していないことが多いのも実体験からの特徴です。

伝える時は時と場合によって使い分ければよいと思いますが、少なくとも自分自身は具体的に知るようにしましょう。
すると意外に問題が大きかったりすることに気付けます。

③代替案と共に指摘する
①②の視点を元に、他の人の各論「ポジティブ(ルーズ)」な部分に指摘をしていくことで、自分1人の経験の何倍もの経験を得ることができます。
ただ、その時は代替案と共に指摘をするようにしましょう。
代替案なき意見はただの愚痴と捉えやすく、何も解決せずに気分が悪くなるだけのことが多いように思います。
代替案を出すためには、高い視点を持つ必要がありますし、個人よりもチーム、チームよりも事業、事業よりも会社と、より高い視点で物事を見ている人の方が気付きも多くなりますね。

これらは、もちろん、ポジティブであることは前提必要な要素ですので、それは根底として持ちつつ、先の起こりうるリスクに現実的に客観的に対応していくための視点だと思ってください。

※稲盛和夫さんの経営フィロソフィーの一つにも「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に行動する」というのがあるみたいです。
上記視点に加えて楽観的に行動するということが付け加えられていてとても参考になります。

上記視点はあくまで僕個人の実践に基づくもので、それ以外にも当然あると思うので、試してみていいよ!っていう視点があれば是非共有して下さい!

10月から新しい期が始まって早くも1Qが終わりますが、しっかりとやりきって年末年始を有意義に使いたいですね。