「自己成長」というものの位置付け

今回はみなとがブログを更新します。

 

いつもは新規事業のJobShareを通じた内容をブログに投稿することが多いのですが、今回はもうひとつ僕が関わっているいる新卒採用担当を通じた内容です。既に多くの学生さんにお会いさせていただき、どんな就職活動をしているか、将来どんな人になりたいかといったお話を数多く聞かせていただき、そんな中で感じたことです。

 

ほとんどの学生さんが就職活動で意識しているんだなと思うのは「就職先が自己成長できる場かどうか」ということ。実際お話する上で皆さん自己成長できる会社に行きたいという要望を持っているのを感じます。ベンチャー企業に入社したら若手のうちから裁量が大きく、そんな組織に所属しているだけで自己成長するイメージがあるのかもしれません。

 

そもそも自己成長とは何なのか?自己成長というゴールを目指して就職するというのはどうなのでしょうか?

僕が思う自己成長とはあくまで手段であってゴールではないと思っています。会社を急成長させたい、事業をより価値あるものにしたい、といったことがゴールになり、そのために自己成長する必要がある、というプロセスの考えです。つまり、自己成長は「手段」なのだと思っています。あくまで自己成長は手段であると定義するとその手段自体がゴールになることは非常に違和感があるし、本当にそれで自分がなりたい将来像に近づけるかは甚だ疑問です。

 

さらにいうと、どの企業に所属したとしても成長はします。人数規模や業界問わず、自分のできることや、仕事の効率は大小あれど成長するはずです。

 

では、どんな企業に所属したらより密度の濃い自己成長ができるか?

それは「納得感」、「わき目を振らない環境」だと思います。

弊社役員の入社理由に「この人たちとだったらどんなことでも成し遂げられるし、どんなことでもやれる気がした」という理由がありますが、まさにこれなんだろうと思います。結局この人たち、この会社ならどんなことをやってでも納得できるし、絶対に成功させてやるんだという会社を選ぶことで、迷い無くまっすぐに一生懸命取り組むことが可能になり、それが結果としていつの間にか自己成長につながったり、その過程で自己成長が必要になって初めて本当の自己成長をするのだと。

 

確かに裁量の多い会社ほどスキル面や現場での成長が早いタイミングで訪れる可能性は高いと思います。それよりも、どんな人と一緒に働くか、どんな組織文化だったら自分は迷い無く突っ走れるかが最終的な自己成長に大きな差を生むはずです。

 

これから就職活動する学生さんはこれからまだまだ軸なども変わってくると思いますが、是非とも人や組織文化という観点で企業を見てみる機会を持ってもらいたいと思います。実は一見成長と関係なさそうなこんなポイントが意外に自身の将来を大きく変える要因になっているのかもしれません。