努力が報われるまで

4月に入って、弊社にも6名の大型新人が入ってきました。
自分の新卒の頃を振り返ろうと思ったけど、もう思い出せなくて悲しくなりました。

 

ちょうど区切りなので、前から考えていた掲題の話を少し。

 

勉強でもスポーツでも、努力と結果、評価の関係は難しいものです。
部活や受験など、やってもやってもなかなか結果が出ず、苦しんだ経験を持っている人は多いのでは無いでしょうか。

 

かくいう自分も、部活の最終試合で格下の相手に負けたり、受験で判定良かったところ落ちたりと、何か上手くいかない度に、なんでなんだろう、と思ってきました。
つい先日もオンライン英会話のクラス分けで、全くレベルの違うクラスに配属され、色々と考えてみました。

 

その結果、思いついたのが下記の関係性です。

 

グラフ①
Graph1_1

 

グラフ②
 Graph2_1

 

まず、努力と実力の関係性について。

 

これは色んな人が言うように階段型が一番しっくりくるように思います。
一定の努力を重ねるまでは、実力は大きく変わらず、あるタイミングで色んな学びが繋がって実力が上がります。

 

一方、実力と結果(評価)の関係はそう単純には行きません。
個人的に実力は波だと思っていて、その日の気分やコンディション、その他様々な要因に影響を受けます。
例えば昨日できたことが今日できなかったとして、それはその人の実力が下がったのではなく、単に気分が優れなかっただけかもしれないのです。

 

それに対して、結果や評価というのは点です。
つまり、結果のタイミングによって実力と離れた結果が出てしまいます。良くも悪くも。

 

まとめると、努力と結果の間には相当な距離があり、報われるがどうかというのは突き詰めていくと運による部分も大きいかと。

 

 

じゃぁどうしたらいいんだ、ということなんですが、結局地道に努力を重ねるしかないなと言うのが個人的な結論です。
そもそも第三者が絡む以上、結果や評価なんて水物だし、本当に自分が努力したのか、それが尊いものなのかを判断できるのは自分だけです。

 

その中で確実に結果を出すためには、自分の実力のブレ幅の下限を、結果に必要なレベルを超えるまで持っていく必要があります。

 

例えば、試合で確実に結果を出したければ、5-3とか8-5で勝てるレベルではなく、何回やっても完封できるというレベルまで自分を高めなければなりません。テストで言うなら、何回かに1回は90点を取れるというようなレベルではなく、何度やっても100点というレベルになって、始めてそのレベルに達したと言えます。

 

そう考えれば、一々結果に凹むことには意味が無いし、前提当落線上にいる時点で実力が足りないのです。
また、個人的趣味として、番狂わせより予定調和が好きなので、この考え方はわりとしっくり。

 

長くなってきたのでそろそろこの辺で。
最後にみんな大好き鴨川会長のこの言葉を。
img_5
(漫画『はじめの一歩』鴨川会長)
終わり。

ABOUTこの記事をかいた人

谷口 孟史

2012年に中途入社。Greenの既存営業チームで企画をやりつつ、評価制度や行動指針の策定などをやってます。