「仕事への誇り」は、人を幸せにするんじゃないか?という話

今年の4月で入社5年目に突入しました、井端です。
転職サイトGreenという媒体のマーケティングを担当しています。

さて、今日は、普段の仕事とは全く関係のない内容なのですが、最近ちょっと感動したことがあったので、今回はそれについてちょろっと書かせて下さい。

その感動したことというのは、とある中華料理屋さんでの体験でして、以下のお店です。

(※ちなみに食べログの評価はちょっと低めなのですが、これは、会員制なので対外的に少し排他的に映ってしまっていることだったり、店長さんがかなりユニークな方なので(笑)人によっては感じ方が分かれるからかなぁ〜と思っています。。実は本当に素敵なお店で、僕はすっかりファンになってしまいました笑)

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ちなみに僕は以下の「三杯鶏半羽」という料理をメインでいただいて、これは本当に美味しかったですが、

ここで僕が声を大にしてお伝えしたいのは、「僕は何故その料理を食べることにしたのか?」、そして、「食べた後にどう感じたか?」ということです。

僕は何故その料理を食べることにしたのか?

結論から言うと、

(僕が最初選んだものを指して)それじゃなくてこれ食べなよ!初めてうち来たんなら、絶対にこれ食べたほうが良いよ!

と店主の方に猛烈にプレゼンされたからです笑。

僕はこのお店に来るのが初めてだったので、当然何を食べればいいかなんて分からないので、普通にメニューを見て選んでいました。
そして「これかな〜」と何となく決めて、それを店主の方に伝えたのですが、

絶対こっちの方が良いよ!

と熱烈に訂正されました。

また、「辛さを選べるけど、どうする?」と聞かれ、僕は辛い料理がそこまで得意ではないので、「辛さ控えめでお願いします」と伝えたら、

え!?これは絶対辛いほうがおいしいよ!

とこちらも熱烈にプレゼンされました笑。答えが決まってるならなんで聞いてきたんでしょう笑。

まぁ大体こんな背景で食べるものを決めていきました。
最初は「この人めっちゃ押してくるな…」と少し引き気味に聞いていましたが笑、話していると次第に「この人には、俺の想像を超えるレベルの料理への愛がある」と思うようになり、最終的には「その人が勧めたものを食べてみたい」と思うようになっていました。

「その料理を選んだ」のではなく、「その店主さんの思いを選んだ」と言った方が正しいかもしれません。
猛烈なプッシュを受けての選択でしたが笑、不思議と良い気持ちでした。

食べた後にどう感じたか?

そして実際に料理を食べたのですが、本当に美味かったんですよね
終始、興奮しながら食べたのを覚えています。

ただ、その料理の味と同じくらい印象的だったのが、食べながら聞いた店主さんのこだわりポイントです。

・この料理は化学調味料は一切使ってなくて、3種類の調味料だけでこの味が引き出るんだよ!

・この後は、この鶏肉の油だけでチャーハンを作るよ!そんなチャーハン、本当に贅沢だよねぇ!

・これは台湾で食べ歩きして、独自で編み出したものなんだよ!日本でここでしか食べられないんだよ!

・この鶏肉を調理するための機械は、俺がゼロから設計したものなんだよ!

などなど、ここでは書ききれないほどのインプットを頂いたんですね笑。

ポイントの中身は一旦さておき、これほどのこだわりポイントをいただくと、聞いている側も「そこまでこだわり持って作ったものなのか」と気持ちいいし、仮にそれがおいしくなかったとしても「俺、これ食べてよかったな」って感じると思うんですよね。
自分の選択を「正しかった」って後押しされる感じです。

普通の料理店だったら、美味しいものを作ってそれをサーブしさえすれば仕事は終わりなわけですが、ここは「ここのお店で、この料理を選んでよかったな」と思わせる所までやっていたのです。

僕は、食べ終わってこのお店を去るときに、「ここに来てよかったな」と心底思いました笑。単なる「食事」ではない、すごく良い体験をしたと思います。

「仕事への誇り」は、人を幸せにするんじゃないか?

このお店での体験を経て家に帰る途中に、「この幸福感の源泉は何だ?」と考えていたのですが、僕は店主さんが持っていた仕事への誇りなんじゃないか、と思っています。

店主さんがプレゼンをしてきたことによって、僕の心は動いたわけですが、彼の根本には「俺の料理はマジでうまい」という自信があり、それは「抜群にうまいものを作ってやろう!」という彼の仕事への誇りから、結果的に生まれたものなんじゃないかと思うのです。

そして、それがサービスを通して他の人に伝播することで、その人に関わった人も良い気分になるんじゃないかと。僕は、これをたまたま料理という形で体験しただけのことなんだろうと思います。

僕らは前述のWebサービスを運営しているわけですが、こういう思いの伝播が自然に起こるようなサービスがあるとしたら、それって本当に素敵だと思うんですよね。対面で話すことが出来ないからこそ、対面で伝えられるケース以上のこだわりを持って臨まないといけないんだと思います。

…と、こんなことを感じさせる体験でございました。
(山東水餃王、本当にオススメです。)

うちももっと頑張りますよ〜!