組織における役割の捉え方

Greenマーケティングの松廣が担当します。

今日は組織における役割の捉え方についてかきたいと思います。

 

私は2014年にアトラエに入社しました。その時、確か社員数は20名くらいだったと思います。

今は約3倍の60名くらいの社員がいて、私が入社した時と比較すると、

当時より、個々に対してある種の役割があり、効率化されている部分が増えている気がします。

逆に、組織が出来上がったばかりの時は、1人が何でもやる状態だったんだろうなと思います。

 

私はこの各人の役割というものは、組織によって例外はあるが、

結構曖昧なものであると考えています。

例えば、何か新しい機能を実装するとなった時に、

確かに企画をする企画者がいて、開発をする開発者がいる。

そういう意味では、役割は明確であるが、

じゃあ企画者がどこまでの情報を揃えて、開発者に依頼をするのかであったり、

逆に開発者がどこまで汲み取って開発をするのかなどは、非常に曖昧な役割だと思います。

他にも、新しい契約をする時のリーガルチェックの依頼や備品の発注依頼などなど、

組織の至る所に、依頼側と受取側という構造があり、その中にある種の曖昧な役割があります。

特にアトラエは、自律分散型の組織であるため、必要に応じてかなり自由に、

この依頼側と受取側の立場が変わったり、また人が変わったりし、

その都度曖昧な役割が発生するように思います。

 

果たして、この曖昧な役割はどっち(依頼側と受取側)がどれくらい責任を持つべきなのか?

これに明確な答えは無いと思います。強いて答えを書くなら、

相手を想うスタンスを持ち続けることだと、

(ちょっと打算的に聞こえてしまうかもしれないがw)この人と仕事がしたいと

思ってもらえるようなスタンスを貫き続けることだと思っております。

その瞬間のあらゆる状況を理解し、依頼側・受取側それぞれの立場を考えて、

コミュニケーションを取ることが、組織で働く全員にとって必要だと考えております。

 

先に挙げたリーガルチェックの依頼とかも、リーガルに強い専門チームがいて、

組織内に依頼・受理のスキームが出来上がっているなら丸投げで良いと思います。

一方で、アトラエは、リーガルに強い人がいるが、その人も弁護士ではないし、

何ならその人も他の仕事がメイン業務である。

その人に、何も考えず規約文章を丸投げするのは論外だと思います。

一通り自分で目を通し、気になるところにコメントを入れ、

自分が調べた方が効率良い部分を調べて解を記載してから依頼するのが然るべき対応であると。

ただ、なる早で回答するべき事案にも関わらず、スケジュールを確認すると、

全く確認時間も作れず、更には、、、

みたいな状況の時は、一言添えた上で、丸投げすることが最善な方法になります。

そう考えると、やはり明確な正解は無く、出来ることは、

全員が相手を想うスタンスを持つことだと思います。

 

組織やチームで働くのであれば、私は、その可能性を最大化させるべきだと思うし、

全員がこのスタンスを持ち続けることが、個々人のパフォーマンスを

最大化させる要素の一つであると思います。

組織やチームの中で、各人の業務能力は言わずもがな重要であります。

ただ、その各々の機能軸を繋ぐのが、各々の人として振る舞いではないのかなと思います。

 

週末、このブログを書きながら、

少し抽象的な表現にするが、改めてビジネスをするにあたって、

業務能力と人間力の両軸の両方が必要で、

このバランスは常に気にしながら日々を過ごさなければと思った次第です。

以上です。

 

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

松廣 駿也

2014年新卒入社の松廣です。 入社から4年間Greenのセールスチームにおり、その後、今に至るまでGreenのマーケティングチームに所属をしております。