新規事業について思う事

本日はインターン平井がお送りします。
今やっている仕事の中心は新規事業を考える事。
ずっとやりたかった事だから、やれている事はすごく恵まれているなと思う。
仕事をしている人、誰もが新規事業ってやりたいと思うんじゃないかな?
特にベンチャーに行っている人は新規事業ってことを少しは考えたはず。
僕もそうだったし。
実際に新規事業に関わっていて感じている事を今日は書こうと思います。
新規事業を考える事は一言で言うと「夢と現実のジェットコースター」(われながら詩的な表現)。
いいアイデアを思いついた瞬間はすごくウキウキして、未来がめちゃくちゃ明るくなる。
テンションも上がり、つい体に出てしまう。
「これが広まったらきっと社会が変わる」
「たくさんの人がこの事業を知ることになる」
そういう夢のような事が想像できる。
でも事前調査をしたり、ふと考え直してみると、すでに失敗事例のあるアイデアであったり、急にイケてないアイデアに見えてくる。
「これって、、、いいのか?」
「ほんとに使ってくれるのか?」
そう思うと未来が真っ暗に急降下。
だから新規事業を考えるのは
夢と現実のジェットコースターだ。
これを楽しめるのかどうか。これが新規事業を考えるときに必要な事かもしれない。
まれなタイプだと思うが僕はかなり楽しんでいると思う。
よく考えてみれば分かるのだけど、
「新規事業を考えるのは楽しい」
というのは、簡単には正解と言えない。
間違いなくすべての人に当てはまる事ではない。
正解は
「成功する新規事業を考えた人は楽しかった」
という事を事後的に言えるだけだ。
それを勘違いすると良くない。
なぜなら思いつく90%以上のアイデアは既存の物か、失敗する物だからだ。
これは本当にそうだと思う。
実際には1%のグッドアイデアにたどり着いて初めて楽しいことになるのだが、
実際にはそれが正解なのかどうか、やってみないと分からないから、何とも言えない。
新規事業を考える事とは究極どういう事か。
自分なりに感じているのは次の点だ。
・会社のこれからを決める責任の重い仕事。
 特にこの会社にとっては命の種。
・考えているときには何も価値を生み出さない。
 良くないアイデアを出しても何の価値も生み出さない。
 つまり、正解を出し、それが収益を生まない限り、その時間や労力は会社にとって無価値である。
・良いアイデアか悪いアイデアか、成功するのか失敗するのかは
 事後的な評価のみが可能であり、事前の判断、予測はほぼ無意味である。
・決して楽しいからという気持ちでやってはいけない。
 「仕事」として自分の持つすべての考え、知恵、アイデアを最大限に出し切る責任がある。
 
・自分のアイデアには責任と、愛着を持たなければならない。
 他の人が面白くないと感じても、自分だけは面白いと心から感じれるものを
 作らなければならない。
・新規事業に社員の皆さんが盛り上がってくれるように最大のおもてなしをしなければならない。
 説明が分かりやすいことは当然の事、期待感を持たせ、やりたくなるようなプレゼンをすること、
 皆さんが出してくれている意見やアイデアにできる限りのリアクションをする事、
 これらは「仕事」として当然やるべき事である。
細かい事はもっとあるが、これぐらいにしておきたい。
とにかく、新規事業を考えるというのは普通の人が思っているよりも
責任やプレッシャーを感じる物である。
もう一つ
新規事業だけでなく、今のサイトに対してアイデアを出すときにも常に心がけている事がある。
それは
    Soul(ソウル)のある物、サービスを作る
ということだ。
これは僕の大好きな会社が心がけている事だ。
「製品にはSoulがないといけない」
Soulとは、直訳すると「魂」だが、要するにそれにかける「想い」「気持ち」など
いろんな意味を含んだ言葉だと思う。
実は商品やサービスの全体的な利便性や使い勝手の良さのことを言っているのではない。
逆にもっと節々の細かいところに現れる物だと思う。
消費者は意外とそれを感じていると思う。
特にあらゆる商品がコモディティ化し、経験価値が意味を持つようになった現在においては
Soulを感じれる商品やサービスが最終的には生き残ると思っている。
現在進行中の新規事業をどれだけSoulのある物に昇華できるのかそれが当面の
僕の「仕事」だと思う。
では、また次の回にてお話ししましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

平井 雅史

アトラエに2009年新卒入社。 新規事業→Greenクライアントサポート部署をまたぎ、多くの企業様の採用課題に対してアプローチをしている。 趣味はゴルフ、子育て、書道。