平井です。
今日は昨日見に行った映画の話。
今年度アカデミー賞 作品賞、監督賞など8冠を獲得した「スラムドッグ$ミリオネア」を見た。
感想。
すばらすぃ。
クイズミリオネアに出場したスラム生まれのラミールがなぜ次々とクイズに解答する事ができたのか、
という話を軸に、過去を振り返る形で進められて行くストーリー展開。
話も深く、インドが経済的な発展を見せる中で、その運命を翻弄される兄弟とある女性の運命の物語。
監督はダニー・ボイル。ユアン・マクレガーの出世作、「トレインスポッティング」以来の彼の大ヒット作になった。ダニー・ボイルは強烈な個性派の作品を作るので以前から、頭には残っていたが、もう一息のところで止まっていた。しかし今回の作品で彼は頂上に立つことになった。
それにしてもストーリー、描写、色遣い、テンポ、俳優の個性など、よくできた映画だと思った。
現場の監督の仕事というのは大変なんだろうな。
映画は僕の中学時代からの趣味で、大量に見てきたし、それなりに批評もできると思っている。
けどやっぱり映画に関しては、新しいものを作る事はなかなかできないなと。
映画に関しては何も考えず好き勝手言える批評家でいたいw。
とりとめもないが、
思った事を2点。
1点目
アメリカでは、最近のハリウッド映画の多くが赤字らしい。そのなかで自宅で見れるアメリカのドラマが力を見せているようだ。
映画はテレビに淘汰されるというのを聞いた事がある。今もそういう人もいるんじゃないかな。
でもそれは大きく違うのではないか。
例えば、「写真があれば絵は消える」「動画があれば写真は消える」「テレビがあればラジオが消える」などなど昔は言われていた理論だろうが、どれも覆されている。結局前者は後者より優れたものという理論だけれど、本当は「別もの」なのだろう。テレビと映画も似ているようで、別物。出来上がるコンテンツの質が全く違うのだ。
2時間というおそらく、人間という動物にとって集中するのにちょうど良い長さで一つのストーリーを完成させるというのが映画の醍醐味であって、テレビのシリーズ物とは意味が違う。
インターネットはどうだろう。インターネットがあると、テレビはなくなるのか?ラジオは?本は?電話は?
ショッピングモールは?本屋は?
これらがインターネットと置き換わるというのは安易な話で、結局住み分けが起こるだと思う。
もちろん、インターネットという強力なインフラは人間にとって非常に便利である事には間違いないので、このまま勢力を増すはずだが。
2点目
その事を本当に理解した人が強いという事。
今回のダニーボイルは「映画」というものがどのようなものかよく分かっているなと思った。
映画というインターフェイスの中で人間がどのような経験(エクスペリエンスと呼ぶべき?)をするのか。それを一番活かした、音楽、アングル、色遣い、ストーリーテンポ。
「映画を手玉に取っている」感じ。
インターネットもそうじゃないか?
インターネットとはどのようなデバイスで、長所は何で、短所は何で、人間はどのようなエクスペリエンスをしているのか、それを重々理解をすると、インターネットの最も良い使い方やサイトが見えてくると。
「インターネットを手玉に取っている」という感じ。
なんでもかんでもインターネットでできると思えば大間違いで、必ず向き不向きがある。
それが理解できる事、肌で感じれるようになる事が大事なのではないかと思った。
ちょっと感覚的すぎる話になってしまいましたw。結構そういうところは感覚で感じる事が大事だと思いあえて、書きましたが。
ということで、またー。
おすすめ映画→「スラムドッグ$ミリオネア」
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Between me and my husband we’ve owned more MP3 players over the years than I can count, including Sansas, iRivers, iPods (classic & touch), the Ibiza Rhapsody, etc. But, the last few years I’ve settled down to one line of players. Why? Because I was happy to discover how well-designed and fun to use the underappreciated (and widely mocked) Zunes are.