リカルド・セムラー 「奇跡の経営」を読んだ

平井です。
本日は、久しぶりに読んだ本の話を。リカルド・セムラー「奇跡の経営」です。
奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ
著者:リカルド・セムラー
販売元:総合法令出版
発売日:2006-01-24
おすすめ度:4.5
クチコミを見る

セムコという会社はブラジルの会社で、超優良企業でありながら一般的な大企業とは大きく異なるやり方をしている希有な会社。
具体的には、
・昼夜、平日、週末いつ働いていもいい
・組織階層がなく公式の組織図が存在しない
・ビジネスプランもなければ企業戦略、長期、短期計画がない
・決まったCEOがいない
・副社長やCIO,COOがいない
・作業員の監視や監督をしない
・給料は自分で決める
などなど
いわゆる大企業にとっては、「どうやってそんなことするの?」
という事が実際に行われている会社だ。
詳しくは本書を読んでいただきたいが、比較的近いのは(僕が読んだ本の知識ではw)
パタゴニアかなと思う。
社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論
著者:イヴォン シュイナード
販売元:東洋経済新報社
発売日:2007-03
おすすめ度:4.5
クチコミを見る

個人的にすばらしい会社だと思う。
僕はガチガチに縛られる事が嫌いだし、最終的には結果を出せれば良いはずだと思っている。
変なしがらみは嫌いだし、しょうもない付き合いも好きではない。
いかんいかん。なんか変な人だなこれw。
自分の感想は置いておいて、今回の本題は
この本を読んで思ったこの会社成立している秘訣だと思った事2点。
一つ目は、きちんと利益を出している優良企業であるということ。
一瞬その会社のあり方とは相反する事と思われるかもしれない。優良企業は組織化が強いものだという既成概念があるから。
しかし、これだけ自由にできている理由はきちんと利益をあげて生活の心配がない事だ。
社員がお金を持っていない事、給料が自分の必要なものより低い事、この状態が続くと
単純に……持たない。優良企業だけが自由を認められるといっても過言ではないかもしれない。
二つ目は、お互いを信頼している事。
日本人は得てして一般的信頼感が低いと言われている。自分の事をオープンにしない文化なので、相手のことを疑ってしかたがない。逆に監視を強め、「安全」をもとめる。いわゆる村八分。村社会。これはよくない。
本当はお互いが全てをオープンにしてそれぞれが腹を割ると、信頼感が生まれ、相手に対して常に疑いを書ける必要がなくなるのに。
信頼感がある組織体は、監視に使う経費を減らす事ができるし、何よりも自由に個々が存在できる。
逆説的に聞こえるかもしれないが、プライベートを明かす事はプライベートを守る事と同値になるのだと思う。信頼感がなせる技だ。
この本でも何度もでているが、
社員を立派な「おとな」として信頼する事。これが秘訣なのだろう。
ということで今回は本の紹介と、その秘訣について書いてみました。かなり簡略化したものでしたが。
面白い会社なので、さらにくわしく調べてみたいと思います。
みなさんも是非読んでみてください。

1 個のコメント

  • With everything that appears to be building inside this subject matter, a significant percentage of opinions are generally quite stimulating. However, I appologize, because I do not subscribe to your entire suggestion, all be it exciting none the less. It would seem to everyone that your remarks are actually not completely rationalized and in actuality you are your self not even thoroughly certain of your argument. In any event I did enjoy reading it.

  • コメントを残す

    ABOUTこの記事をかいた人

    平井 雅史

    アトラエに2009年新卒入社。 新規事業→Greenクライアントサポート部署をまたぎ、多くの企業様の採用課題に対してアプローチをしている。 趣味はゴルフ、子育て、書道。