起業家が投資家につくうそのトップ10

中村です。
今日は、最近読んだおもろーな本について書きます。
こちらです↓↓↓↓↓↓↓↓
完全網羅 起業成功マニュアル完全網羅 起業成功マニュアル
著者:ガイ・カワサキ
販売元:海と月社
発売日:2009-05-29
おすすめ度:4.0
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著者のガイ・カワサキ氏は、もともとアップルの草創期にアップルフェロー(特別研究員)としてマッキントッシュの成功に寄与された方で、今はガレージ・テクノロジー・ベンチャーズというベンチャーキャピタルのCEOです。
資金調達、人材採用、ブランド構築・・・起業するにあたり必要な要素が記載されています。勉強になりました。
個人的におもしろかったのが、「起業家が投資家につくうそのトップ10」という話。
うそ1「私たちの予測は控えめです」
うそ2「この市場は5年で500億ドルになる、とガートナー(フォレスター、ジュピターまたはヤンキーグループ)は言います」
うそ3「来週、ボーイング社と契約予定です」
うそ4「資金ができしだい主だった社員が入ってきます」
うそ5「複数の投資家がすでにデューデリジェンスに入っています」
うそ6「プロクター・アンド・ギャンブルなんて古くて図体ばかり大きいのろまだから、脅威でもなんでもありません」
うそ7「特許があるので私たちの事業は安全です」
うそ8「1%の市場シェアをとりさえすればよいのです」
うそ9「私たちは先発者として有利な立場にあります」
うそ10「世界一流の実績あるチームを擁しています」
このうその中でも、うそ8がおもしろかったです。私自身が、「市場の1%なら・・・」という発想をしてしまいがちだったので・・・・。
このうそをベンチャーキャピタリストは「中国ソーダのうそ」と呼ぶそうです。
「中国人のわずか1%が当社の炭酸飲料を飲めば、私たちは人類史上例を見ない成功を収める」
というわけです。
この理屈には4つばかり問題があるとガイ・カワサキ氏は言います。
・中国人の1%にあなたの炭酸飲料水を飲んでもらうのはそれほど簡単ではない
・中国全土のような巨大市場を本気でめざしている起業家はほとんどいない
・あなたの前にもほかの市場について同じようなことを言っていた会社がある。今後もそういう会社が現れるだろう
・たった1%の市場シェアをねらう企業なんてつまらない
うーん。
なるほどという感じでした。
起業に興味がある方もない方も読み物としておもしろい本だと思います。
一読されたらいかがでしょうか?

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