ものすごい時間と労力を金をつかって、誰もいらないものを作る。

平井です。
ベンチャーの新規事業でやってはいけないこと。
なのに、なぜか多くのベンチャー企業がやってしまうこと。
それは、

「ものすごい時間と労力を金をつかって、
誰もいらないものを作る」

ということです。
ちなみに、
僕はこれを自分の心の中では
関西弁で、
「めっちゃがんばって、うんこを作る」

と言っています。

……食事をされている方、すみません。

でも、覚えやすいでしょ?
一回で記憶に残るでしょ?


sh0691
リーンスタートアップに関するこちらの動画をみて、まさに自分がそうだと思っていたことが紹介されていました。

アントレプレナー(起業家)が陥りやすい「幻想 “Shadow Belief”」。
【幻想1】私たちはユーザのニーズを理解している(…そんなわけないのに)
【幻想2】私たちは未来を正確に予想できる(…誰も、絶対に、できない)
【幻想3】とにかく前進させることは”進歩”である(…忙しくしている自分に酔っているだけ)

これは3つとも本当にその通りです。

特に厄介なのは、
【幻想3】とにかく前進させることは”進歩”である

(元の英語は、Advancing the plan is progress.)
というものです。
なぜなら、他の2つが比較的個人の問題にあるのに対して、
これは「組織的に発生すること」だからです。そして、真面目であればあるほど、この罠にかかりやすいというのが厄介です。
会社ではマイルストーンをたてて、進捗を確認し、期日までに完成させるということが正しいとされています。その通り。それは正しい。
ただし、それはビジネスモデルがすでに確立されている、もしくは正しい方向に向かっているということが分かっているときに限ります。
上記の動画に紹介されているのですが、

多くの失敗するベンチャー企業は、
“先のない壁”に向かって必死に前進し、
サービスローンチの瞬間、壁に衝突しているのです。

まさにその通りだと思います。

別の言い方をすれば、

誰もいらないのに、必死にうんこを作っている

ということです。
これを防ぐためには、組織的に改善をしていく必要があります。
全員が猪突猛進になってはいけない。
常に自分たちが進んでいる方向が間違っていないのか、確認をしなければならない。
ある程度の心の余裕=バッファが必要です。
リーンスタートアップの方法論や、それを補完する顧客開発モデルという方法論を理解すること。
本当の成功にはこういうことが必要なのだと思います。

5 件のコメント

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