「執念」が競争優位性になる話について

執念深い蛇
 
 
今日はデザイナーの平根が担当します。
タイトルの通り、「やり続けること」が一つの成功要因になり得るよなーというお話についてです。
 

 
 
何かに繰り返し取り組む場合、大多数の人が自然とPDCAを回しているような気がします。
 
試行して一発でうまくいく課題もあるかもしれませんが、長い人生を生きていると、やりたいと思ったこと・やらなければならないことが簡単にできることばかりというわけにはいきませんし、ビジネスパーソンであれば「プロダクトを作る」「プロダクトを成長させる」「組織を作る」など、明確な答えがなく、構造が複雑な問題に取り組む機会も多くなってきます。
 
しかしそれらの一見複雑に見える課題たちも、「難しすぎる」「取り組むべきはこれじゃなかった」と早々に見切りをつけたり匙を投げずに執念深く取り組み続ければ、絶対にちょっとずつ改善して、どこかで満足な結果を得られるように思います。
 
一つの事象に対してPDCAを回せたら回せただけ、理想の結果に少しずつでも近づいていくはず。
そしてそのスピードが早ければ早いほど、成功への距離は短くなるはず。
 
しかし意外とそれができないんだよな〜…というのが悩みでして。
 
 

 
 
自分は飽き性で継続することが苦手なので、じっくり腰を据えて一つの物事に対してPDCAを回し続けられたことがない気がしていました。
 
しかしふと日常生活について考えてみると、意外にPDCAを回している部分があるかも。と思い至りました。
例えばスキンケアとかって、たぶん自然とPDCA回してるな?と。
 
どの程度の洗浄力のクレンジング剤を使うか。
朝は何を使って夜は何を使うか。
心地よさをとるのか成分をとるのか。
面倒だと続かないが、どういうものならば継続的に使い続けようと思えるのか。
 
色々と試した結果現在の形に落ち着きつつ、今後も変わっていくであろうこれは、紛れもなくPDCAサイクル?(人それぞれ好みや肌質が異なり、その数だけ解がある変数の多い世界で、自分なりのより良い解に辿り着くためにPDCAを回している気がする。)
 
「スキンケア」という題材のいいところは、日常生活に組み込まれている(= Doの機会が強制的にある)ことだと思います。
究極の継続下手である私のような人間でも、毎日やってることであれば自然とPDCAを回してるのかもしれない…。
これをビジネスにも転用できれば、どこかのタイミングで難しい課題を解決したり、目標を達成することができるのでは?と思いました。
 
 

 
 
そこで思い出したのが、この大好きなnote記事。
 
かなりざっくりと書くと、
エネルギーがないときは無意識的な行動(普段やっていること)しかできない可能性が高い。
じゃあ無意識的な行動(習慣)をいいものにしておくのがいいね!
というようなことが書いてあり、それが今回のエントリーを書いていてこの記事を思い出した理由になります。(この記事にはそれ以外のことも書いてあります。素敵な記事です。)
 
冒頭に書いた通り、「何かに執着し続ける」「一つのものごとに執念深く取り組む」ことそのものがPDCAサイクルを継続させ、高速化してくれる(= 競争優位性になる)と私は考えていますが、それを実践するためには、ものすごい意志の力が必要になってしまう気がします。
 
もちろん、ものすごい意志の力で戦える人はかっこいいと思いますし、「執着する」ための自己催眠スキルみたいなものを持っている人もいるかもしれません。素敵です。
しかし現代社会は情報やコンテンツ・娯楽に溢れており、その移り変わりのスピードも早く、私のような意志の力界でいうところの凡人(むしろ弱者?)に、常に一つのものごとに固執し続けることを許してくれません。
 
そんな中で、「執念」とまでは言えなくても、為したいと思うことに近づくためのアクションを習慣のレベルに落とし込むことができれば、一つの物事に対するPDCAを回し続けることが可能となり、日々興味が分散し続ける私と継続の達人になった私とを比較した時に、後者の私は競争優位性を獲得できるのでは…?
 
と、まだまだ仮説の段階でしかないのですが、最近考えていたことを書いてみました。
 
やってみてうまくいくかはわかりませんが、色々試行錯誤して、為したいことに近づいていきたいと思います!
 
 
 

ABOUTこの記事をかいた人

平根

2015年卒新卒入社でデザイナーをしている平根です。 教育学部英語英文学科出身ですが、未経験でデザイナーになり、サービス立ち上げ時からずっとyentaチームにいます。 少年漫画と音楽とビールをこよなく愛します。