自分より圧倒的に優秀な後輩(新卒1年目)に抜き去られた(笑)ま、負けないけど〜

どうも!
8年目 Data Scientist の杉山です。

今日は、自分より圧倒的に優秀な後輩(新卒1年目)が入ってきて、ガツンと追い抜かれたこの1年を振り返りつつ、その中で得られたものを色々と書いていこうと思います。

一言で言えば、追い抜かれたけれど、追い抜かれたことで、俺もめちゃくちゃ学んでやったぜ!
というお話✌️

すごいやつ、襲来

去年、Data Science Team に入ってきた新卒が激しく優秀でした。
社内で最もハードルが高い表彰の一つである新人賞を、当然のようにかっ攫っていきました。(すごい)

この1年、僕は正直、完敗でした。
どんどん必要な人とコミュニケーションをとる、怖気づかず遠慮せず自分の意見をしっかり言って議論する、相手に応じて伝え方を選択する、常に冷静な視点を忘れず成果に向かって突き進む、暗中模索を苦ともせず道なき道を開拓し続けていく。
挙げればきりがないですが、書くのはかんたん、やるのは難しいことをいくつも体現し、今までなかった DS の価値をじゃんじゃん開拓していく1年でした。すごかった。

これを書いている私は、技術力が売りの人間で、技術者の中では頑張ってビジネスやっている方である存在だと自己認知をしていますが、
まさにその僕がこの7年、なんとかかんとかもがきながら涵養してきたビジネス力の理想形の一つを、これでもかというくらい見せつけられたと感じています。
自分が持っていないものをたくさん持っている! いいなー!

そんな彼に、この1年僕からなにか渡せたものがあるのかと考えると、ほんとに何もなかったんじゃないかというくらい、思い浮かばない!(笑)
まぁ、本人は、勝手に盗んだと言っていたので、何かあったらいいなぁと期待する次第です。
(そもそも、教えるなんていうものはなくて、勝手に学ぶことしかないとは思うので、そういうものなのかもしれないけれど)

負けてからが面白い

まずは負けを認めよう! あいつは俺よりすごい!

で、負けてからが面白いのではないかと、最近とても思います。

将棋だって囲碁だって、もう計算機に人間が勝つことは金輪際ないと思われますが、
それによってプロ棋士の仕事がつまらなくなったかと言うと、全くそんなことはなく、
藤井聡太先生が言うように盤上の物語は不変ですし、
むしろ AI に学んだ若い棋士(将棋なら藤井聡太先生、囲碁なら仲邑菫先生や芝野虎丸先生など)が
めちゃくちゃ面白いですよね!

僕も、ある時点から、彼から盗めるものは全部盗もうと、発言や行動、考え方を観察するようになりました。
自分なりに捨象し、真似て試して見る中で、得られるものがたくさんありました。
久しぶりに、自分よりに圧倒的に優秀だと心から思える人に出会い、学べる機会を得られたことは、本当に良いことであったなと感じています。
自分の考え方やり方を相対視することで、改めて自分のやり方の良さ、合う場面を知ったとともに、そうでない場面における新しい手札を得て、従来の自分では突破できなかった壁を突破する方法の端緒を掴むことができました。

やっぱり、自分にできないことをできる人ってのは面白い!
「自分より優秀な人を採用する」という言葉の意味はこれか!
と、そういう感動を得た次第であります。

というわけで。
なんか僕から盗んでくれたようなので、僕は僕でそれ以上に盗み、前に進んでいってやろうじゃないのと、思っております。

新しい楽しみ

最後に。今年の新卒もすごい人が入ったなと思っています。
こと Data Science Team については、僕は自分で作ってきちゃったから、思いい入れもあれば設計思想もあり、壊せない物が多いのです。
ですが、なんか、破壊と再生をやってくれそうな暴れん坊と、冷静沈着で常に深い洞察を持つ、まさに、動と静のコンビが入ってきたので、なんかすげー良くなる気がしています。

あとはよろしく頼んだわ!(^o^)/

(あーこれが、事業継承とか、世代交代の難しさなのかなーなんて、今週の日経ビジネスのテーマに思いを馳せたりしています。2023年4月10日号:日経ビジネス電子版

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ABOUTこの記事をかいた人

杉山 聡

博士(数理科学) 2016年10月から Atrae に join し、 Green の marketing を担当した後、現在は wevox の data scientist として従事。 北里大学の島津研の特別研究員としても活動しており、 work engagement 関連の研究に参加している。