知らない世界のニーズを掴む難しさ

こんばんは。今回はあおのが担当します。

現在、エンジニアとしての開発業務に加え、新規事業の企画などにも関わっています。
社内での勉強会や新規事業コンテストもあり、海外のサービスに目を向けることも多くなりました。

先輩や同期とも少し話したのですが、
サービスを考える際、自らが関わったことのない世界の課題やニーズ、欲求を汲み出すことってかなり難しいなと考えています。
(だからといって、手を拱いて見ているだけではダメなのはもちろんですが。)

新しいサービスを作るときのスタイルとしては、

想定するユーザーのニーズに応える(課題を解決する)モノを考案する

というのが主流かと思います。
ユーザーの抱えていそうな課題の仮説を立て、
それをヒアリングなどで検証していくのが初期段階でしょうか。

ただ、自らが全く経験していない、あるいは周りの人から「困っている」と聞いていないことに関しては、アイデア(仮説)すら湧かないことも多いのかもしれません。
一例ですが、先日のTechCrunch Disrupt NYで優勝した”UberConference”のニュースなどを見ていてそんなことを少し感じました。
(参考: 「UberConferenceは、電話会議のイライラを解決する」

電話会議における課題を解決するこのスタートアップが今後成功するのかは分からないし、ユーザーの解決して欲しい課題が本当に存在しているのかは分からないです。
が、大人数での電話会議などしたことのない僕にはその発想が湧きませんでした。
発想力が無いと言われてしまえばそれまでなのですが、
電話会議の多い(であろう)アメリカだからこそ生まれたアイデアなのかなとやはり思います。

どんどんパイの小さくなっていく日本市場だけで戦っていてはジリ貧になってしまうため、
今後海外向けのサービスを考えていかなければなりません。
そういった状況でどう戦っていくのか。
今のように、日本で、そして海外経験のない日本人だけのチームでサービス開発をしていくとどうしても近視眼的になってしまい、上記の僕のように、海外の国に存在している課題・欲求が分からず見過ごしてしまうかもしれません。

もちろん日本国内向けのサービスがそのまま海外にも通用すれば一番ですが、
そのようなケースは多くない気がするんですよね。

本当に世界を目指すなら、海外のユーザーの課題をうまく掴んでいくことが必要でしょう。
具体案が浮かんでいるわけではないのですが、チームを取り巻く環境を大きく変えてチャレンジしなければいけないのだろうな、とぼんやり思いました。

新入社員がごちゃごちゃと偉そうに語りましたが、
グローバルどころか国内向けのサービスの企画は進まないわ、
アイデアを実現する技術力は未熟だわで、悲惨な状況です。。笑
目の前の課題にしっかり取り組みつつ、
将来の大きなチャレンジに備えて力を蓄えようと思います。
のんびりしていられないですね。

1 個のコメント

  • 同感です笑。
    アイディアすら出ない時は無力感すら感じます。。。

    ニーズと問題意識に敏感になるためには、「これって誰か困ってないかな」って日頃から思うしか無いんだろうね。