人に伝えるということ

こんにちは、yentaチームのクラモトです。

最近は日が落ちるのも早くなり秋の訪れを感じますね。
この季節になるとスーパーにデコポンが並んでくるので一番好きな季節です!

余談はこの辺にして、就活の本選考が始まるということなのでこれから就活する(社会人になる)学生さん向けに「ポイントを抑えて話すこと」をテーマにして綴ります。

伝えるとは

「考える」というのは1人で完結できる行為ですが、「伝える」という行為には必ず相手がいます。
そして、仕事においてはこの「伝える」ということがとても大切で大きなウェイトを占めます。なので「伝達力」が仕事の是非を決めるといっても過言ではありません!では本題へ。

「桃太郎の話を話を知らない外国人でもわかる説明してください。」

はい。いきなりですが、みなさんは上記の質問をされたらどのように説明しますか?

「むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいて…」という説明をイメージした方は、一旦ストップして、桃太郎の説明をするときに、果たして1から10まで話をする必要があるのかを考えてみましょう。考えてみるとそこから説明するの結構めんどくさくないですか?仮に自分がその説明をされた時にスーッと頭に入るイメージはありますか?

なにが言いたいかというと、人に説明をするときにはポイントを抑える必要がある、ということです。
例えばこの桃太郎を例にして、話を完結にまとめてみると、

【桃太郎を完結にまとめたもの】

川から流れてきた桃の中に赤ん坊がいて、おじいさんとおばあさんに育てられて、大きくなってからキビダンゴをもって鬼退治に出かけた途中に、イヌとキジとサルを仲間にして最終的に鬼を対峙して財宝を得る話。

いかがでしょう。言いたいことを絞ることで、話の幹も枝葉もごちゃ混ぜになることはなくなりました。ただ、このまとめだともう1つ気をつけないといけいないことがあります。

箇条書きにすること

もう1つ気をつけなければならないことは「箇条書きにすること」です。
上記でまとめた桃太郎ですが、話の幹をピックアップしてまとめたという点ではOKですが、一文でまとめられていることによってポイントが全部で何点あるのかがわかりにくくありませんか?

なにが言いたいかというと、

人は「意識しない点がいくつあるか」を事前に把握してることで、ちゃんと意識を集中させられることができるけど、いくつあるかわからない状態でお経みたいにズラーっとポイントを並べられると、途中で何言ってるのかわからなくなってしまう、

ということです。

わたしも未だに整理していない状態で人に説明しようとしてしまうことがありますが、聞いてる人からすると中々しんどいので、伝える前にポイントを箇条書きで洗い出して、いくつあるかをキチンと宣言してから話すことをお勧めします。

では桃太郎の話のポイントを実際に箇条書きにしてみましょう。

【 桃太郎の話を完結にまとめるとポイントは4つ 】

1. 川で流れていた桃から生まれた男の子が老夫婦に育てられて成長し、
2. キビダンゴを持って鬼退治に出かけ、
3. 道中でイヌ、キジ、サルを仲間にして、
4. 鬼を退治して金銀財宝を手に入れた

いかがでしょう。大分スッキリしたと思います。

これが桃太郎の話だから、「何こんな簡単なこと言ってんだ」と思うかもしれません。
しかし、いざ仕事のことになると知識が豊富すぎる人や想いが強い人ほど全体像を話すことなく粒の小さいことから話し出すことが意外にあります。

どんな話をする時も、思いついた順番に話すのではなく、まず全体像としてポイントは何か、いくつかあるのかを体系立ててから話をすると聞く側はストンと理解することができます。

まとめ

・話を始める前に、ポイントがいくつあるのかを伝えること
・ポイントを箇条書きでまとめること
・全体説明の時は細かい説明に拘らないこと

最後に

今回はこれから就活する(社会人になる)学生さん向けに綴りました。
おそらくアトラエの中の人の考えていることを知るためにこのブログを見ている方もいるかもしれません。(わたしも社長と話す前に、アトラエの中の人ってどんなこと考えているんだろうっていうことを知るためにこのブログの10ページくらいまで見ました笑)

なので、これを見ている学生さんに伝えたいことは、志望動機とか自分がやりたいこととか、想いは沢山あっても伝えたいポイントを伝えられないのはもったいないけど、予め紙に書くなりして整理することでそれはコントロールできることだと思うので、言いたいことは沢山あるけどうまく伝えられた気がしない…!という方は騙されたと思って参考にしてみるとよいかもしれません。