相談するということ

今回は井端が記事を担当します。

今回も、前回に書ききれなかった「入社一年目の教科書」を読んでいて考えていたことを書きたいと思います。



「あの人は上司に頻繁に相談する」


これを聞いたとき、みなさんはそのような人にどのような印象を持つでしょうか?

私は、「弱い人」という印象を持っていました。

もう少し正確に言えば、

・優柔不断な人
・自信のない人
・他者に依存しやすい人

これらのイメージを持っていました。

だから、「相談せずに、自分で決める」ことがいいことなのだとずっと考えていました。

就職に関しても、基本的に自分の考えを最優先して、友人や親の言うことはほとんど聞いていませんでしたし、相談したこともありませんでした。


しかし、前述の本の著者は逆のことを言っています。

つまり、相談することは「いいこと」であるということです。

著者の主張としては、「相談することで、無駄なつまずきをなくすほうが効率的である」というものです。

これは主張としては理解できますし、合理的だと思います。

しかし私はこれを実行できないことが多かったと思います。


何故相談しないのか?それは相談するのが怖かったからです。

相談する、ということは、

・自分で考えることを諦めること
・自分の弱い点を他者に知らせること

などの側面を少なからず含むと思うのです。

だから私は何かで詰まったり悩んでも、相談することはほとんど頭に浮かびませんでした。

相談するのが怖いために、無意識のうちに、適当な理由を付けては相談するのを避けていたのです。


確かに自分で考えたほうが、結果的に自分自身にとって納得出来る結論が得られることが多いと思います。

しかし、組織の中でこれを考えてみたとき、自分ですべて抱え込むことはあまり適切なやり方ではないのではないかという結論に至りました。

このようなやり方がが成立するのは、個人プレーの範囲内なのではないかと考えたのです。

チームとして機能するとき、一人で課題を抱え込むこと(=相談しない)はチーム全体にとって大きな妨げになりかねません。

結局「私は今〜のような問題を抱えていて、私自身では解決できませんでした」という報告が遅れることで、その対応に当たるチームメイトに迷惑をかけることになってしまいます。


ちょうど最近、私はこの点で失敗をしました。

私が作っているツールに関しての詳細に不安点があったにも関わらず、相談しなかったのです。

これによって余計に多くの時間をとってしまいました。

このときやっと「相談しない=強い」という考えは誤りだったことに気づきました。


もう一度文頭の人のことを考えます。

「あの人は上司に頻繁に相談する」

今になって思うと、この人はチームで動いていることを理解していて、自分の弱点もしっかり伝えられる人なんだろうと思います。

「自分で考える」ことと「相談する」ことのバランスを取ることの重要性が少しわかった気がします。



【井端の試行錯誤】

一回目:「単語は音読して手でジャスチャーしながら文脈で覚える」

私は単語を覚える際に、以下の点を気をつけるようにします。

・単語だけでなく、フレーズで覚える
・頭にイメージを作って音読する
・可能ならジェスチャーを付ける

経験的に、これで覚えると脳に残ってる時間が長いような気がします。

ここでも音読は効果的で、とにかく口に出すと脳に残ります。

ただし、人前でやると変人と思われるので、家でやるしかないのが欠点です笑

他に心がけるといいことがありましたら、コメントでお願いします。

次回も単語記憶に関して書こうと思います。

3 件のコメント

  • 自分でしっかり考えて分からない事は、すぐに質問しなさい!!
    これ研究室の教授によく言われます!!
    自分で考えてそれでも分からない事はすぐに聞く。一人じゃなくてチームでやっているから大切やでな。

    読めない音は絶対に聞けないから、読む事ってほんまに大切やでな!!
    2回目も期待してます(^^)!!

  • かつての上司に、質問する時は自分はこう思うがどうかと聞くのがいいとアドバイスを受けたことがあります。
    確かに一度は自分で考えてみることがとても重要。ただ自分の考えが全く浮かばなければ、いたずらに時間をかけるよりも質問してしまった方がいいですね。

    他にも、質問するのに躊躇したらそもそも自分たちが何を実現しようとしているのかを考えなさいというアドバイスをもらったことあります。本当に実現したいことがあれば少しの恥をかくことぐらい気にならなくなるはずという主旨。
    自分も何かをする時には、改めて本来の目的を意識するようにしようと思います。