今回は井端が担当させていただきます。
前々回の青野のシューカツにおける固定概念のようなものという内容
に深く共感したので、今回は僕もその内容について書きたいと思います。
青野が書いていたように、
私も就活を始めた最初のころは
比較的名前の知れている企業を見ていました。
いわゆる「難関企業」というやつですね。
難関企業を受けているという事実が自尊心を持たせてくれるし、
なんとなく自分が挑戦している状態にあるような気がして、
感覚的にはなかなかいい気持ちになっていました。
しかし、その後で自分の考えがズレていることに気づき、
方向を大きく転換しました。
就職活動をする際には、どう判断するのかを
よく考える必要があると思います。
私の場合、就活に直面するまでは、
「難関」とはほとんど「偏差値が高い」に似たような感覚で考えていました。
高校受験や大学受験での基準に照らし合わせて、
「入るのが難しい所に入ることこそ、全力で目指すべきこと」
というように考えていたわけですね。
正直、大学受験まではこれで良かったと思います。
難関大学には優秀な学生が集まりやすいし、
それぞれの価値観も似ている場合が多いからです。
しかし、就職に関しては、この大学受験的な
「難関企業(≒ 人気企業)= 目指すべき企業」
という考え方は少しズレていると思っています。
大学受験と就活で異なると思う点は以下です。
1、そもそも判断基準が違う
大学受験がほとんど「能力」しか見ないのに対して、
就活では「人格」「考え方」「志向する方向」が非常に重要になると思います。
(企業間で差はあると思いますが。。。)
もちろん能力は大事だと思います。
しかし、一緒に働いていく仲間を探すのが企業にとっての採用活動ですから、
その学生の考え方や目指す方向が、選ぶ側はすごく気になります。
誰だって自分たちと合わない人を仲間として迎え入れたくありません。
自分と価値観が合い、
「こいつとならもっといい仕事ができる」
「こいつのためなら、いつも以上の力が出せる」
と思えるような、まさに「仲間」を探しているのです。
それを考えれば、真に多くの時間を費やすべきは、
「採用筆記試験のための勉強」
「論理性を磨くためのロジカルシンキング講座」
「面接で『知識がある』と思わせるための情報収集」
などではないはずです。
「私は一体どんな人間なのか」
「私は死ぬまでに一体何がしたいのか」
「私は何が好きなのか」
などの、もっと本質的な問いに時間を費やすべきだと思うのです。
それらの問いに答えてこそ、後悔のない選択ができるのではないかと思います。
2、あなたはそこで「一緒に働く」んです
大学受験の際には、「どんな人がその大学にいるのか」は大して考えないと思います。
むしろ、「自分がそこで何ができるのか」を考えると思います。
大学に受かった後は、自分がやりたいことは基本的に何でもできるし、
嫌なやつが周りにいたら、そいつと友達をやめて、別の環境を作れます。
就職は違うとおもいます。
会社に入ったら、あなたはそこの社員と一緒に働くんです(当然ですが笑)。
仮に、あなたが大嫌いな人が職場にいても、一緒に働くんです。
「難関企業」という点にばかり焦点が行ってしまうとこの点をすっかり忘れてしまいます。
上記のことを考えれば、
「自分がどのような性格で、どんな人と働きやすいのか」を
よく考える必要があります。
それを考えた結果出した答えなら、
受ける企業が「難関企業」かどうかなんてどうでもいいですね。
そもそも個人間比較ができる次元ではないからです。
3、「何が幸せか」は人によって違う
大学までは、大体の学生の価値観は変わらないと思います。
みんながすることを、自分もしたいと思うし、
みんなが欲しいものを欲しがる傾向が強いと思います。
しかし、進路を決め、自分自身で自分の人生を決めていくにつれて、
それぞれの価値観が作られるので、必ずしも周りと自分の価値観が合わなくなります。
でも、それはすごく自然なことだと思います。
違う家庭で育ち、違う経験をし、違う考え方で生活していれば、
自ずと「したいこと」も自分なりに形成されます。
それを、自分なりに表現すべき最初の場が、就活なんだと思います。
自分のしたいことは自分にしか分からないから、
自分で決める必要があります。
上記の2で前述しましたが、その決定は比較できるものではないはずです。
自分で納得すれば、それが正しい選択のはずです。
・・・・などなど、長々と書きましたが、
大体大学受験と就職の違いは伝わったんじゃないかと思います。
結局言いたいことは、
「これからは何でも自分の頭で考えるしかない」
ということです。
他人の価値基準に縛られることなく、しっかりと自分自身について考えれば、
絶対に納得する結果に落ち着くと信じています。
最後に、僕が所属するI&Gパートナーズには、
このような考え方を持った人でいっぱいです。
共感してくれる方がいたら、ぜひ説明会でお会いしたいと思います。
興味のある場合には以下のアドレスにメールを下さい!
recruit@ig-partners.co.jp
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