「何をしたか」ではなく「何故したか」

今回は内定者のみなとが更新します。

内定者ながらも最近新卒採用に多々関わるようになり、
自分が就活生だった時と大きく見方や考え方が変わるものだなと感じています。
そんな考え方の違いを今回のテーマにしたいと思います。

就活イベントに参加すると最多で11回程度の面談やフィードバックをさせてもらうのですが、
最近の学生さん達は本当に色々な経験をしていると感じています。

僕の時は学生で長期インターンしていることだけでもかなり珍しく、
それだけである程度企業の人事担当者様に興味を持ってもらうことが多かったですが、
最近の学生さんは、「自分で会社を経営していました」
「自作アプリを作ってそれを企業にプレゼンしました」
というさらに興味深いお話を聞く機会がとても多いです。

確かに何か特筆すべきことを経験されている学生さんには興味を持ちますし、
色々なお話を聞いてみたいと思いますが、
採用を担当するようになり、何をしていたかよりも何故それをしたのかの方が重要であり、
後者をよく聞いてみることでその人のことをよりよく理解できると思います。
正直に申し上げますと、何も考えずに起業していた人よりも
例えばサークルに加入し、その中でいろいろ考えながら活動していた人の方が
僕にとって魅力的であり、一緒に働きたいと思い、採用までのイメージができることが多いです。

確かに僕自身も就活していた頃は、「ベンチャーでインターンしていました!」というように
何をしていたかを重要視していたように思います。
しかし、現に考え方が変わったのは下記の理由があると思っています。

私自身採用活動以外に日々営業に携わっていますが、
何か新しいことを企画したり実行する際に、
「何故それをするのか」、「それをすることによって何故会社にとっていい影響がでるのか」
をひたすら考え、その仮説や前提をもとに様々な案を出します。
ビジネスにとって結果が重要であり、その結果を最大限出すために
事前に何度も仮説を検証します。
つまり、どんな理由があってそのアクションを起こすのか。
その重要性を業務の中で感じています。
そんな日々だから故に採用活動や学生さんとの話を通じても
理由の方が知りたいと感じるようになったのだと思います。

まだまだこれからたくさんの就活学生さんにお会いする機会があり、
とても楽しみではありますが、せっかくの貴重な経験をただ披露するだけでなく、
そこに至った過程や決断の理由などの話も聞かせてもらえたら嬉しいと思っています。

そんな偉そうなことを言ってもまだまだ「何故それをするのか?」を考えるのに
時間がかかったり、うまく考えつかなかったりする僕ですが、
その思考は絶対に忘れずに日々を過ごして行きたいです。