今回は平井がお送りします。
弊社の代表にすすめられて「海賊と呼ばれた男」を読みました。
読まれた人も多いと思うので、あらすじは抜きにしますが、その中で自分が大切にしたいと思った言葉について書きたいと思います。
それは
「士魂商才」
主人公である国岡が座右の銘として自分のお店に掲げていた言葉です。
正直聞いた事のない言葉だったので、調べてみると
「武士の精神と商人としての抜け目ない才能とを併せもっていること」
後半の商人としての才能は置いておくとして、
士魂=武士の精神
とは。
作中で、主人公は「サムライ」として国内国外から表現をされています。
武士道というのは、(ネットで調べてみると)古来からの日本人の精神的な土壌とされているとのこと。
ここまできて、士魂と稲森和夫の「人間として正しいことをする」と何となく結びつきました。
五年目にしてそれなりにビジネスができるようになり、技術ができるようになり、なんとなく「商才」ができてきた中で、ふと振り返ってみると何かが足りないと感じる事がありました。
それが「士魂」かなと。
違う言葉でいえば、「人間としての器の広さ」「人間力」。
正直普段は意識する事はほとんどありませんでした。
ビジネスマンはどちらかというと、自分の「能力」が気になるもの。それは自然な事だと思います。
一方で「海賊とよばれた男」のように、一つ違う次元になろうと思ったら、全く違う部分を鍛える必要があるのだと思います。
誤解を恐れず言うならば、
・自分ができない能力
・仲間ができない能力
・目標として立てた数字
・達成できなかった数字
なんならそんな事よりも大切なことがあるんだという事だと思います。
説明の難しい概念なので、僕の稚拙な文章では分からないと思うのですがw
5年目にして、こっちの世界の奥深さに気がつかされるという作品でした。
読んでいない人はぜひ。
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