自分で選択し、未来へつなげる。

内定者の川村 静哉です。

例年の如く12月1日に就職活動が解禁されましたね。

もう当事者ではないのですが、12月1日0:00にUStreamで放送された「祝!就活解禁番組 ハッピーゴングトゥーユー」をみて、私の就職活動を通して思ったことをいくつか書いてみたいと思います。

あくまで私個人の意見として、番組名と内容があまりにハッピー過ぎると言うか、当事者である学生の気持ちと裏腹に企業側がおもしろおかしく楽しんでいるようにしか見えず、ちょっと番組のテンションについて行けませんでした。初めての就活が始まり不安と期待が入り交じっている心中穏やかでない学生目線から見ると、全く楽しめないなと笑

下の動画のように、去年の今頃、私も世間で言うところの“リクルートスーツ“を身に纏い説明会やら何やらと小忙しく活動していました。
私の経験上、この時期くらいから自己分析が大切とか思いつつも、周りの進捗が気になったり説明会の登壇者の話がやけに耳に入ったりと潜在的に外部からの情報に敏感になってくると思います。


「A君はあの企業にエントリーした。志望動機や話を聞いてみると確かに面白そうでやりがいもありそう。」
「あらゆる業界に精通している御社なら、あなたの興味のある分野で力を発揮できます。」
などなど。

正直なところ、話を聞くだけではどこもかしこも魅力的に見えてきたりと急に選択肢が増えた気がして余計に迷ってしまいます。
「こういう人生も良いな〜」「あーいう大人になるのも良いな〜」など妄想にふけるぶんには案外楽しいのですが、現実は人生一度きりで主人公は自分です。ソーシャルネットワークのようにアバターがいくつもあっても、自分は一人。

大学3年生又は4年生のあなた・わたしはここで人生において一つ重大な選択に迫られているわけです。

人生における重大な選択するにあたり以下の3つのことを認識する必要があります。

・どの選択に正解も不正解もありません。
・選ぶのは自分でなければいけません。もちろん人に選んでもらってはダメです。、他人にその選択を選ばされてもダメです。
・どの選択をしたにせよ理由と覚悟がなくてはなりません。理由と覚悟のない選択は、非常に後味の悪い後悔に繋がります。

要は自分で責任ある選択をしなければあなたが本当に望む道に進むことが難しいということをお伝えしたかったです。笑 その決意が本当の意味での「エントリー」であり、マイナビやリクナビの登録はその後の話です。

と言っても多くの就活生の方は既にこの決意のもと就活を行っているかと思います。

自ら企業を選択しエントリーしたあと、次に待ち構えているのが「面接」です。

主に流れとしてはES・履歴書を提出し面接に進むわけですが、ESや履歴書など作成時の自分の考えや経歴は、いわば「過去ー現在」の話です。
最も重要な過程である面接は、それらを踏まえた「現在ー未来」の話であると言えると思います。

面接では、自分のオリジナリティあるこれまでの経験を踏まえた現在の自分をさらけ出し、自分と自分が選択した企業との未来についてアピールしてみてください。
過去なくして今はないし、今なくして未来もありません。

就職活動では、自分の人生全てを引き出し、自分の意思と覚悟のもと本当に納得のできる一社に出会えれば良いと思います。
内定の数よりも、自分が誇りに思える企業一社からの内定の方がよほど価値があります。

長々と脈絡もなく書いてしまいましたが私個人としてはけっこう長く就職活動をしていたこともあり今年一年とても特別な一年間でした。就職活動をしているみなさんにとっても来年はとても特別な一年になるかと思います。
体調に気をつけて、年末ゆっくり自己分析をしてみてください。過去に固執するのではなく、今のありのままの自分と対話することで未来につながる発見が出来るかと思います。

と、いってもお正月ずっと自己分析や就活で悶々とするのももったいないので、最後にひとつ就活生の方にぴったりの映画があるのでここでご紹介させて頂きます。

「きっと、うまくいく」

もしかしたらまだ公開しているかもしれませんので、ぜひご覧になってみてください。
進路を選択するにあたりすごく前向きになれる映画です。