最近の雑感

こんにちは、入社4年目になりました青野です。

最近は、今年度入社してくれたエンジニア3名に対して、いわゆる研修?のような感じで講義っぽいことをしています。午前中のたった2時間だけではあるのですが。

新人に対してこういった試みをするのは実は初めてです。技術チームの人員も増え、リソース的にほんの少しだけ余裕が出てきたことから、今年は少しだけでも研修をやってみようという運びになりました。

今のところのメニューは、弊社のサービスで利用しているフレームワーク、Ruby on Railsのチュートリアルを前日までに予習してきてもらい、翌日にその内容にそって僕が適宜解説をしたり質問に答えたり、という流れになります。当然そのチュートリアルだけでは補完できない部分もあるので、自習教材も指定したり。

教える側の僕もこういうのは初めてなので、正直手探りでやっている感は否めないのですが、新しく入ってきてくれた人たちにとって良い糧となるよう、頑張ろうと思っています。

研修の目的は明確で、「今後技術者として自走していけるような土台を作ること」です。自走とは、「自主的・継続的に技術習得できるようになる」というイメージです。

自走するには、

1. 本人の熱意
2. 走りやすい道路

が必要だと考えていて、僕の役割は主に2の「走りやすい道路」を作るサポートをすることかなと思っています。
午前中の2時間は僕に好きなだけ質問してもらい、少しでも道をクリアにしてもらいたい。覚えることが無数にあるツラい職種で、最初はつまずきやすいので。。

が、改めて、他人に教えるというのはなかなか難しいですね。
僕のレベルはまだまだ大したことないけど、つまずきやすい箇所をフォローするくらいはできる!!1、と思ってましたが、それだけでも結構たいへんでした。人に教えるには、自分の中でなんとなく理解できていた概念を分かりやすく言語化する必要がある。どうやって説明しようかと考えながらチュートリアルを読むので、教える側の僕も勉強になっています。
勉強会を開くときと同じで、アウトプットを意識しての学びは大きいということでしょうか。

そんなわけで、教えることに苦労しているわけですが、手とり足とり教えてあげようとは全く思っていません。
先に述べたとおり、この先自走できるエンジニアになってもらいたいので、1から10まで教えることはせず「ここからは自分で調べて」という方針でやろうと思っています。
この「少し上のレベルをちょっとだけ見せて、あとは自分で学んでもらう」形に持っていくのがまた難しく、まだうまくできていない点ですね。

「雑感」というタイトルでダラダラ書いてきたら全然終わらなそうなので、このへんで無理やり終わらせます。

自走の要素のところで書きましたが、結局成長する上で一番大事なのは本人の熱意。
研修というものが存在しても、自分で能動的に学ぶ姿勢がなければ何も意味が無い。
後輩のエンジニアたちをサポートしつつ、彼らと一緒に成長していきたいなと思っています。

ABOUTこの記事をかいた人

Yusuke Aono

2012年新卒入社のエンジニアです。ビジネスマッチングアプリ「yenta」の開発をしています