こんばんは！
すっかり夜は寒くなってきましたね。
季節の変わり目なので、皆さん体調管理には気をつけて下さい！

本日は入社4年目の森山が、前期所属していたGreen UIチームで半年間取り組んで良かった「KPT MTG」に関してお話出来ればと思います。

まずはKPTって何だ？という方もいらっしゃると思うので簡単な説明から。
KPTとは、
・K=Keep(今後も続けること)
・P=Problem(問題なのでやめる事)
・T=Try(今後試してみたいこと)
という振り返りを行う際に用いられるフォーマットの事を指します。
もともとはアジャイル開発などを行っているチームなどで良く用いられるのでエンジニア界隈では有名なフォーマットですね。

何故KPTを取り入れたのか？

一応大きく2点で、
・チームが自律的に改善し成長していくサイクルの構築
・若手メンバーへのアトラエの行動指針の定着

でした。GreenUIチームはアトラエの中でも最高規模の8人のチームなので、
よりこういう事を意識する必要があると思い取り入れてみました。

どのように行ったのか？

今回のGreen UIチームでは、
・K=Keep(良いと思った行動。今後も続けること)
・P=Problem(問題だと思っている事)
・T=Try(問題に対する解決策)
とちょっと定義をいじったのと、目的としてはアトラエの行動指針をより意識することでもあったので、6項目に対してそれぞれKPTを行いました。

期間は2週間に1回をベースに、各メンバーからフォームに入力してもらい、
当日は60~90分で議論が終了するようにスケジュールを立てて行いました。

※Qiitaに限定共有しておけば、デバイス関係なくどこでも全員が見れるし、綺麗にまとまって素敵ですw

行う上で何が重要なポイントだったか？

・目的を明確にすること

言うまでもないですねw
以前はとりあえず振り返りの機会としてKPTをやろうぐらいのざっくりしたもので実施していたのですが、目的が個々によって違うと出てくるアウトプットのレイヤーが異なる(ある人は自分の事を、ある人はチームの事を、ある人はPJの事を…)ので、結局大した議論にならず、とくに実にならなかったので今回はアトラエの行動指針に対して自分達がどれだけ真っ当できたか？を振り返るという目的に絞ったのは良かったです。

・全員が正直に書くこと

これも当たり前ですねw
いい事も悪い事も、感じているままに素直に書こうと。ここが全てクリアにならないと本当の意味でのチーム内での信頼関係の構築や改善に繋がる振り返りは出来ないので。フラットを支持するアトラエではかなり重要な個々のスタンスです。

・目に見える何かで改善度合いを可視化すること

普段の仕事においてもかなり重要ですね。
定性的な改善傾向にある感覚(最近のチーム雰囲気良いよね！とか昔に比べると〇〇だよね！的なw)を持ててもやっぱり定量面での何らかの確からしさがないと、信じ込めない部分はあると思います。

これってPDCAを回す上では何に置いても重要だと思っていて、結局改善したのか？してないのか？を可視化しておく事が持続性を持たせるにはかなり重要ですよね。

今回の取り組みでは、上であげたアトラエ指針の6項目をいかにチームとして真っ当していたか？を10段階の絶対評価で個々人が評価していました。
その平均値を算出し、常にモニタリングしておくことで、チームとしての成長度合いを可視化していました。

・いかなるときも継続すること

こういう振り返りって個々が忙しい時ほど、おざなりになってしまうものです。
しかしちゃんと決められたサイクルをベースにやり続けることが凄く重要。
(むしろそう感じる時ほど、ほころびがでやすいのでw)
今回はチームで一人KPT大臣的なものを任命し、
そのメンバーが常にリマインドや実施スケジュールを立ててくれました。

・普段と違う環境で行うこと

個人的にはこういうMTGは閉塞感がない場所 & 日常とは異なるスペースでやるほうが、気分も変わるしアイデアも出やすいと思っているので、今回からカフェなどで実施しました。
(マーケを担当している同期が提案してくれました！)

結果どうだったか？

縦軸が平均値、横軸が期間です。
見て頂いたら分かる通り、上昇傾向にある事が分かっていただけるかと思います！

2週間に1回ですが、状況がめまぐるしく動く現状においては、常に違う問題への対処や各メンバーの成長っぷりが可視化出来て凄く良かったと思います。
同時に、「今何が問題か？」や「どうやったらその問題解消できる？」という改善案を考える/議論する癖はかなりチームの中では養われました。

勿論レベルはまだまだですが、前期チャレンジした良い取り組みだったので
振り返りの意味も込めてシェアさせて頂きました！

今期は更にいいチームにできるように、更なるチャレンジをしかけていきます＼(^o^)／