最近耳にタコが出来るほど、結論ファーストでしゃべれと言われている山口真太朗です。
なのでブログも結論ファーストで書きます。笑
ずばり今回のテーマはこれです。”Break the rules”
こちら友人のデイビッドの言葉ですが、私はこの言葉にチームマネジメントにおける重要なヒントが隠されていると思ったのでここに書き記したいと思います。
デイビッドはK大学院で経済学修士の取得を目指す、オーストラリアの国家公務員です。彼は来日後、日本最高峰のT大学院と我が母校、K大学院のどちらでマスター過課程を取得するか迷っていたそうです。
しかし事件はそこで起きました。
なんと、両大学はデイビッドに対してTOEFLスコアの提出を求めたのです。
デイビッドはたまげました。英語圏出身の僕に英語力を証明しろというのか?しかもわざわざTOEFLを受験して、、、?(TOEFLの受験料は約23000円)
デイビッドは抗議しました。英語力に問題は無い、例外を認めてくれと。
ここで両校は違う選択をしました。
①T大学院は、規則なので例外は認められないという見解を伝えた。
②K大学院はデイビッドに対して、TOEFLスコアの提出を免除した。
そして最終的にデイビッドはK大学院への進学を決めました。組織は時に、目的を見失うことがあります。
例えば今回のケース、大学の目的は”社会を先導する学生を輩出すること”であり、”そのために有望な学生をリクルーティングすること”がミッションです。(と仮定しましょう笑)そして有望な学生を見極める上の一つの指標として、TOEFLのスコアがある。あくまでそれは手段であり、目的ではありません。しかし前者はルール(手段)を守ることに目を奪われ、本来のゴールを見失ってしまった。デイビッドという有望な人材を逃したのです。
皆さんはどうでしょうか。
なぜそんなルールがあるのか、わからないままそのルールを守ってないだろうか?時として、本質的な目的を見失っていないだろうか?
私が大学時代を過ごした体育会サッカー部にも訳の分からないルールがたくさんありました。笑
入部当初、私たちは目的を伝えられぬままルールだけを押しつけられ、
ルールを破ることは、何があっても絶対悪とされました。
私は別にルールそのものを否定している訳ではありません。
大事なのは、目的を見失わないことです。
私たちは上級生になった際に、部則を大幅に見直しました。部員一人一人の意思決定を尊重する方針に転換したのです。すると部の規律は緩み、チーム内の意見が割れ、結果として再度基準となるルールを求める声が出てきた。笑
なぜそうなったか、それは目指すべき目的を浸透させられていなかったからだと考えています。例外のないルールはありません。だからルールは時として、目的と違う方向に作用する。かといってルールが無いと組織はバラバラになる、なぜなら普通は皆目的が違うから。同じサッカーをやっている人でも目的は違います。プロになるため、モテるため、サッカーが好きだから、健康のため....etcだからマネジメントにおいて大事なのは、ルールで縛ることじゃなく、目的を共有することだと考えています。ルールのない組織って、たぶん全員が一つの方向を向いている組織です。同じ目的を高いレベルで共有していれば、最小限のルールでマネジメント出来る。
私もまだまだ色んなルールに縛られて生きていますが、だからこそ、常にルールを破壊することを意識しながら日々過ごしています。目的は、「お”誕”生日おめでとう!」って友だちに伝えることだろ?
そのための手段として、漢字がある訳ですよね?
だから別に正しい漢字である必要はないし、伝わればいいっしょ!(はい、22年間間違って覚えてました。)デイビッドと違って、私には漢字検定が必要かもしれませんね。
ちなみに弊社はルールがほとんどありません笑Break the rules!!!!!!!!!!!!!
9月4日 17:32
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