アトラエに入って一年目で学んだ大切なこと

内定者ブログ以来の投稿となります。
一年目の山口です。
はやいもので、入社してからもう丸一年が過ぎようとしています。

最近気づいたのですが、去年は厄年だったようです。
思い返すと、カンボジアの水で死にかけ、親知らずを抜くこと計4回、矯正の副作用でAlways口内炎、自転車でタクシーに跳ねられること計3回、麻雀で失った金額数えたくない、、、麻雀で失った睡眠時間数えたくない、、、
厄年にしては被害は少なかったほうでしょう。
これがボトムだと考えると人生山しかないのではと、非常にポジティブに捉えております。

冗談はさておき、今日は年度の節目ということなので、
本年度、数々の諸先輩方、お客さん、友人から頂いた金言を引用しながら、この一年間得た大切なものを忘れないよう、振り返りたいと思います。

※去年苦しい時に何度も繰り返し読んだスドけんさんの記事に影響を受けていますw


「おまえのモチベーションなんなん?」

インターン生として働きはじめた初日のランチで先輩から言われた言葉。
この時は色々と考えてたハズなのに、頭の中をうまく言語化出来ずに意味不明な返しをしました。
色んな経験して、脳の血管ブチぎれるくらい、この問いについて考え抜いたやつが、一番強いんだと確信しています。
今でも迷った時は、この問いに原点回帰します。


「素直な心と伝える努力を忘れるな」

自分の正しさを証明することに躍起になってた時に、先輩から言われた言葉。
当時の自分はチームを全く信頼しておらず、結果や成果/数字でしか人を動かせないものだと勘違いしていました。
みんな目指してるところは同じなんだから、ちゃんと腹割って話せば、チームは前に進むと教えてくれた。


「決めるのは他人」

先輩に「最近元気ないじゃん」と言われて「いや、めちゃめちゃ元気っすよ!」と答えたら、
「それ、判断するの俺だから」と一蹴された。
その日から自分の一挙一動が周囲にどう映っているのか、強烈に意識するようになった。
リーダーとして大切なことを、トイレの中の15秒間で教えてくれたこの人は天才だと思った。


「今評価されようとするな。40年後、一番遠いところにいたやつがすごいんだから」

我らが事業責任者からの有り難きお言葉。
この人は承認欲求というマズローでいう四段階目を完全に超越しているようだ。
まだ未熟な自分は「流石に5年後くらいには評価してくれよ」と心の中で思いながらも、視点はかなり上がった。


「で、それに気付いておまえはどうするの?お前の会社だろ?」

問題を指摘するばかりで、何も出来ない自分に言われた言葉。
一番言われたくない言葉だった。
恥ずかしすぎて、飲んでたジャスミン杯を吹き出した。


「出る杭は打たれる、出すぎた杭は打たれない」

去年の暮れに、お客さんに言われた言葉。
たぶん、相当生意気な営業だったんだと思う。
「あんた一人でも採用したことあんの?」と言われて、
「ありません」と答えたら、その後一時間お叱りを受けた。
最終的に、
「私はあんたみたいなやつ嫌いじゃないから、どうせならもっと突き抜けなさい」
と言って下さったこの方からは、営業として大切なことを数多く学ばせて頂いた。
本当はお客さんに価値提供しなければいけないのに、まだまだお客さんに育てて
頂いてる自分が悔しかったし、
はやく価値を届けられる人間になりたいと痛烈に思った瞬間だった。


「正しいことを言って、実行出来ないやつより、
 多少ズレてても、周囲を巻き込んでコトを進められるやつのほうがバリュー」

成果に向くということがどういうことか、真に理解した。
『成果=戦略×実行』
ビジネスサイドの人間なら、正しい戦略を立てられるのは当たり前だが、
正しく実行出来なきゃ話にならない。
危うく、事業会社にいながらコンサルタントになるとこだった。


「ラブ&ピースでいこうぜ

学生時代からの友人の言葉。
正直意味分かんないけど、思えばこいつの口から一度もネガティブな発言を聞いたことがない。
『各論ネガティブ、総論ポジティブ』でどんな壁も超えられるということ。


「おまえ、全然ロジカルじゃないから。」

自分と本気で向き合い、叱ってくれる人、耳が痛いコトを言ってくれる人ってそんなに多くないですよね。
それも自分みたいに素直じゃない人間ならなおさら、言う方にとっても相当ストレスだったと思います。
どれだけの時間を、自分に投資してもらったことか。
すごく、感謝しています。後輩に返していきます。


「世界はしんたろうを中心に回ってないよ」

チームプレーが全く出来ず、孤立していた時に同期から言われた言葉。
「目の前の人を魅了出来ない人間が、世の中の人を魅了することは出来ない。」
いつも心のど真ん中に置いてます、本当にありがとう。


「賢さはギフト、優しさはチョイス」

我らが事業責任者がベゾスのスピーチから引用して下さった言葉。
自分は決して能力が高いわけではないけど、誰よりも優しい男であろう
と心に誓った。


「俺はおまえにちょっとだけ期待してるよ」

年末の飲み会で酔っ払ってベロベロになった社長に肩を組まれながら言われた言葉。
この人がハワイに隠居する前に、必ずハーバード・ビジネス・レビューの表紙に載せるんだと、この時心に誓った。何年かかっても必ず。


好きなマンガの一節にこんなシーンがあります。

ゴン「ジンが欲しいものってなに?」
ジン「ん~~~~~。今目の前にないものだな。

、、、

ジン「オレはいつも現在オレが必要としてるものを追ってる。実はその先にある”本当に欲しいもの”なんてどうでもいいくらいにな。」

、、、

ジン「念願かなって、王墓の中に足を踏み入れたとき、オレが一番嬉しかったのは、ずっと願ってた王墓の”真実”を目の当たりにした事じゃなく、一緒に中へ入った連中と顔を見合わせて握手した瞬間だった。、、、この連中と比べたら、王墓の”真実”はただのおまけさ。大切なものは、欲しいものより先に来た。


”目の前にない何か”を求めて無名のベンチャー企業に就職をして、
たった一年もがいた程度で、”欲しいもの”は何も手にいれられていません。
ただそんな旅路の途中ですが、代わりに”大切なもの”はたくさん見つかりました。
それは「自分のことを信頼・応援してくれる人たち」です。

たぶん”本当にほしいもの”って、簡単には手にはいらないもので、
でもそれを妥協せずに追いかけている”いま”が自分にとって一番幸せで、
そのほうが絶対面白いし、その道の途中にたくさんの宝物が落ちています。

まだ自分は未熟で、色んな人に支えられて与えられての一年間でしたが、
はやく成長して、今度は自分が返していく側にならなければと思っています。
いつもお世話になっている皆様、今後共ご指導ご鞭撻の程宜しくお願いいたします。

これから就職とか転職とか考えている人へ、
自分が本当にほしいものは何か死ぬほど考えて、もし分からなかったら、
いちばん難しそうだなーと思う道を選ぶことをオススメします。

分かりやすく言うと、人生というRPG始めるなら、難易度はベーリーハードで始めたほうが、その先絶対おもしろいぜ!ってことです。

まとまりのない文章になってしまいましたが、
最後も『HUNTER X HUNTER』より、ジンの言葉で締めたいと思います。

「道草を楽しめ、大いにな。
ほしいものより大切なものが、きっとそっちにころがってる」

ABOUTこの記事をかいた人

山口 真太朗

新卒2017年入社の山口です。 最近はyentaというビジネスマッチングアプリの行動ログやマーケティング関連のデータ分析等をしています。 趣味はサッカーで好きな選手はフランチェスコ・トッティ。好きな解説者は粕谷秀樹さんと早野宏史さんです。 あと漫画と麻雀が好きです。