準備を続ける

こんにちは、あおのです。

最近、イチロー選手が出演していた「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ました。(放送が昨年の12月だったので、今さら感すごいですが…)

プロフェッショナル 仕事の流儀「独占インタビュー イチロー・4,000本への道」

昨シーズン日米通算ヒット4,000本を達成した、ヤンキースのイチロー選手のインタビューです。

日本そしてアメリカを代表するバッターで、10年連続200本安打など輝かしい成績を残してきた名選手。そんな彼でももがき続けているんだな、という事実が垣間見えて印象的でした。

競争の激しいヤンキースに移籍して2年目の昨シーズン、先発での出場機会が減っていたイチロー選手。いつ出場できるか分からない日々について、彼は「精神状態が不安定である自分が存在した」と語っていました。

興味深かったのは、「そういった状態の時は普段続けていることを放棄したくなる。(試合前のストレッチなど)いろいろな準備を、やりたくない瞬間があらわれる」と語っていたこと。ああ、あんな偉大な選手でもそういう心情に陥ることがあるのだなと思いました。

しかし、やはりプロ選手、そこで本当にサボってしまう凡人とは違いました。「僕を支えてきた僕が崩壊してしまう」「今までやってきたことさえ自分で否定することになる」「僕の事を真面目に見続けて来てくれたひとたちの想いを完全に踏みにじる」そんな言葉で語っていましたが、サボらずに続けたそうです。そして、それを「努力」と表現していました。

自分が自分であるために、いつでも試合に出られるような準備を続ける。苦しみながらもそれを継続したことが彼にとっての努力。毎日6:15に練習場に来て、精密機械のように同じ回数バッティングを繰り返す。体調に変動をきたさないように、試合前には同じ物しか食べない。彼の準備へのこだわりの一部は、そんなストイックな修行僧のような生活からも伺えるかと思います。

仕事をしていてもうまくいかないこと、これからいっぱいあるんだと思います。そういった状況下においても、良い波がやってきた時にうまく乗る準備をいかにこだわって続けられるか。とにかく歩みを止めてはいけない姿勢が、イチロー選手から伝わってきました。
「人間だからサボりたくもなる」という言い訳をしたくなります。が、何らかの手段を使って自分を律していかないと、やってきたチャンスをうまく利用できずああいった高みにはいけないんだろうなと。強烈なメッセージでした。波を作る準備に加え、うまく波がやってきた時に最大限のパフォーマンスが出せるかという視点で「準備」しておくのも大事なんですね。

なんだかただのテレビ番組の紹介みたいになりましたが、僕にとってすごく内容が良いものだったので書きました。僕が書いた内容以外にもすごく刺激的な話をイチロー選手がしてますので、興味があったら見てみると良いのではないしょうか。

今回は以上です。

ABOUTこの記事をかいた人

Yusuke Aono

2012年新卒入社のエンジニアです。ビジネスマッチングアプリ「yenta」の開発をしています