新卒5年目の考える、コミュニケーションの基本3つとポイント1つ

毎日、暑い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今回は1年ぶりに、私、加賀がブログを更新します。

今回のテーマはコミュニケーションです。なぜそのテーマなのか、から始まり、コミュニケーションにおいて基本(だと思っている)3つと、ポイント(だと思っている)1つをつらつらと書きたいと思います。

はじめに

1, アトラエという組織とその中での自分について

アトラエは、社員約45人、平均年齢約28.5歳の会社です。

私は、新卒入社5年目で、今年27歳になります。

内定者のころからアトラエで働き、見渡す限り先輩しかいなかったにもかかわらず、気がついたら、後輩もたくさん増え、入社年次でいうといわゆる中堅になりました。

2, 事業や職種について

wevox というプロダクトに携わっています。SaaSのプロダクトなので、チーム力が試されるチームにいます。

SaaSのプロダクトを成功させるポイントは、いかに長期に渡ってお客さんに使ってもらえるか、です。

いわゆる、売り切り型のプロダクトとは性質が異なります。

マーケティング、セールス、カスタマーサクセス、デザイナー、エンジニア、のプロダクトに関わるみんなが一致団結して、お客さんの価値の最大化や、お客さんに常に必要とされる存在になることを、追求していくことこそが、成功するためには必要です。

その中で、私はエンジニアでもデザイナーでもないので、必然的にお客さんとのやりとりが増えます。

社内で通用する考え方や価値観なんてものは、当たり前ながら一切通用しないため、お客さんを知り、慎重かつ的確なコミュニケーションが必要となります。

そんな状況にいると、コミュニケーションってめちゃくちゃ深いし、難しい、って思うのです。

思ったようにうまくできない現状を受け止め、次に進むために、自戒の念を込めてあえてコミュニケーションというテーマでブログを書こうと思います。

コミュニケーションの基本3つ

本を読んだり、経験に基づき、基本だと感じたことを3つにまとめてみました。

1, そもそもみんな違う人間だということ

全く同じ価値観や経験、強み弱みを持った人はいないという、当たり前のことです。

一般常識や、自分勝手な価値基準は、ほぼ相手には通用しないと思った方が、かえってコミュニケーションはスムーズになるのではないか、と思ってます。

2, 聞いてみないと分からない、言わないと伝わらない

上記、1点目につながることではあるのですが、結局みんな違う人間なので、阿吽の呼吸はないと思った方が、かえってコミュニケーションはスムーズになるのではないかということです。

伝えたいことがあるならばしっかりと言葉にだして伝える。何か言われたらその真意を確かめるべく意図をしっかりと聞く。

伝えることにおいては、分かりやすく伝えるのが最善、分かりにくくても伝えるのが善、伝えないのが悪、という感じでしょうか。

3, 配慮は必要だが遠慮は不要

人は他と関わりあい、生産的な関係をつくることこそ、豊かな人生を送るための要素なのではないかと思っています。

そのために、本質的ではない遠慮は不要であり、ただ一方で、全く違う人間がコミュニケーションをする上での配慮は必要である、という考え方です。

ポイント1つ

上記の基本3つを踏まえ、ポイントだと思うことを1つにまとめてみると、

コミュニケーションの目的を考え、コミュニケーションをすること、だと思いました。

突然ですが、こういったコミュニケーション、日常でよく目にしませんか?

– 「今ちょっと時間ないので、○時までにこれお願いします!!」
– 「了解」

– 「これやりたいんですが、どうですか?」
– 「いいと思うよー」

– 「これ、急ぎでお願いできますか?」
– 「完了」

日常的にシンプルなコミュニケーションをしている人は今回は対象外なのですが、普段明るいコミュニケーションをしている人が急にシンプルな、そっけない対応になるということ、結構ありませんか。

ラブラブなカップルが絵文字たくさんでやりとりしていたのに、急に絵文字がなくなりそっけなくなるようなものと近いかもしれません。笑

3ヶ月間、特に意識して色々なコミュニケーションを、自分がついやってしまうことも含めて注意して観察してみると、こういったコミュニケーションがない日はほぼないと思います。

上記のコミュニケーションをしたとして、すぐに何か大きな問題が起こるかというと、そうではないと思います(そうでなかったらこういったコミュニケーションが頻繁に起こることはなくなっているはずです)。

ただ少なくとも、伝える側が、受け取る側に対してコミュニケーションをとることを意識的・無意識的に遠慮したり、避けてしまうことはあるんじゃないかなぁとは思います。

ここで大事なポイントは、冒頭に戻りますが、コミュニケーションの目的を明確にしてその通りにコミュニケーションをすることです。

「今ちょっと時間ないので、○時までにこれお願いします!!」と言われた時に、特に忙しい時であればあるほど、受け手からすると、「私(俺)も忙しいんだけど」「むしろあなたより忙しいんだけど」「いやいや、こっちにだってこっちのペースがあるし」とかって色々と思うことがあると思います。

ただ、その場合、受け取る側が本来持っている選択肢は2つで、「コトを前に進めること」か「コミュニケーションを注意すること」のどちらかだと思います。

前者の場合は、もしそれがチームとして最善なのであれば快く受ける、もしくは、自分も忙しい場合や他の人がやった方がチームとして最善なのであれば、理由を添えてその旨伝える。

後者の場合は、相手の立場も考えて伝えることが大事だと伝える、どうやって依頼すればもっと良くなるのか伝える。

これをごっちゃにして、感情をむき出しにして「了解」とだけ伝えてしまうと、伝える側が、「あれ、なんか良くないコミュニケーションをとってしまったかな」「なんかこの人に依頼しても嫌な反応されるな」「(他の人に比べて)気を遣ってやりとりしないといけないから面倒くさいな」「他の人に依頼した方がなんか良さそうだな」といった印象を持たれてしまうことがあるんじゃないかと思います。場合によっては、そのやりとりを見ているチームメイトが心配したり、ネガティブな感情を抱くこともあると思います。

上記の例では、伝える側は、コミュニケーションスキルが未熟な人や、後輩や若手が多いと思います。

もちろん受け取る側も、コミュニケーションスキルが未熟な場合もありますが、少なくとも、自分が後輩だったときに先輩に不適切な伝え方をして注意を受けたり、自分の伝え方が悪く相手から微妙な反応をされる体験はしていることと思います。

そして、失敗経験が少ない後輩や若手が、すぐに、相手の気持ちを慮ってコミュニケーションをするようになるのはなかなか簡単なことではありません(だからといって、何もしなくていいという話ではもちろんありません)。

つまり、受け取る側も伝える側もどっちも重要で、お互い歩み寄ることが大事なのであれば、先に、受け取る側が歩み寄ったほうが解決は早いと、わたしは思います(しつこいようですが、だからといって、伝える側は何もしなくていいという話ではもちろんありません)。

さいごに

言うは易く行うは難し、とはまさにこのことだと思います。

大抵、調子がいいときはコミュニケーションもうまくいくことが多く、逆に、忙しかったり、疲れていたり、色んなことが思うようにいっていなかったり、余裕がない時に、人は自分らしくないコミュニケーションをしてしまうものだと思っています。

ですので、まず大前提、調子がいい状態を意図的につくることが大事だと思います。ただもし不調なのであれば、まずそれを自分で感じて、相手に迷惑をかける前に克服する、ということが必要なのではないかと思います。

そして、コミュニケーションが得意でも不得意でも、社内でも社外でも、先輩でも後輩でも、変えられるのは自分だけなので、どうやったらスムーズなコミュニケーションができるのか、どうやったら相手にとって気持ちの良いコミュニケーションができるのか、更には組織において必要な存在になれるのか、を試行錯誤していくしかないと思っています。

偉そうなことをあーだこーだ言いましたが笑、意識してもなかなかうまくできないので、自戒の念を込めてかきました。今回は社内コミュニケーションの方が、例として出しやすかったので社内がフォーカスされていますが、社外も同様のことが言えると思っています。

そして、何より、コミュニケーションには終わりはないものだと思っているので、引き続き精進していきたいです。

第3Qが終わり、最後、第4Qが始まる節目で、衝動書きしました。以上です!

ABOUTこの記事をかいた人

加賀 れい

2020年4月、3年ぶりに新卒採用に異動となり社内唯一の担当に。今回で5年目の採用業務となるが、直近は社内初のSaaS事業、エンゲージメント解析ツール「wevox(ウィボックス)」の立ち上げから、インサイドセールス/フィールドセールス/カスタマーサクセスなど横断的に事業に貢献。配属から3年で500社以上の組織課題と向き合い現場主導の組織改革のアプローチ経験を活かす。