気付いたらまた「チーム」の話になっていたブログ

お久しぶりです。
ついに5年目を迎えてしまったyentaチームのデザイナー、平根が担当します。

今日は、先月末にあった社員総会の振替休日を頂いており、一通りの用事や家事を終えたので、ほっとしながらブログを書いています。(良い休日。)

何を書こうか迷いましたが、タイムリーなので、私なりの今回の「社員総会」について書いていこうと思います。

社員総会は、それぞれにドラマがあると思う

アトラエの社員総会は、複数のコンテンツから成ります。
今回でいうと、各事業やアトラエの未来についての話があり、入社式があり、演芸があり、表彰があり…といった具合です。

それぞれのコンテンツには、色々な人の想いが乗っています。
これから入社する一人一人の決意だったり、各事業のメンバーの意気込みだったり、表彰を受ける人のこれまでの苦悩だったり、表彰された人の姿をこの半期ずっと見ていたチームメンバーの感動だったり…。(だから毎回、社員総会はステキなんです。)


[▲ 今回のベストチーム ]

で、「そこかい」と言われるかもしれませんが、私は今回、「演芸」にまあまあなコミットをしておりましたw

久々にちゃんと演芸に出ることにした

アトラエの演芸は、有志でチームを組んで出場するのですが、生半可な準備で臨むと出場したことを後悔するレベルの熾烈な争いが繰り広げられる場となっています。

総会前、私は総会用の動画制作チームとして動くことが多いので、忙しさにかまけて最近は演芸に出場する機会が減っていました。

が、今回は総会の1ヶ月ほど前から、Greenセールスチーム4年目のたなきみ氏に「ねえさん出ましょう」とお声がけを頂き、さらには打ち合わせの設定まで抜かりなく済ませて頂いておりました。
1ヶ月あるし、後輩の誘いを無下に断るわけにはいかない…選択肢は「出る」しかありませんでした。

企画が大変

企画フェーズは結構大変です。
目の肥えたアトラエメンバーを唸らせる、ハイレベルなアウトプットを捻り出さねばなりません。

また、普段同じチームで仕事をしていないメンバーと組んだ際には、互いにどのような特徴や志向性があるかわからない状態からのスタートとなります。

お互いの特徴や意図を理解しないまま話を進めてしまうと、場合によっては意見が一向にまとまらず、
「この人とは感覚が合わない」→「満足のいくアウトプットに辿り着けそうもない」→「演芸へのモチベーションが著しく下がる」→「棄権 or 適当な出し物で出場」
というダメルートに歩を進めてしまうこともあり、大変危険なのです。


[▲ 打ち合わせ中に幸せそうにパフェをいただくたなきみさん ]

今回も、序盤の打ち合わせではたなきみのイメージするものと私のイメージするものが噛み合わず、一瞬心が折れかけた時期もありました。

私はイメージが湧かないとマインドブロックが強くかかり、何もしたくなくなるという最低な習性を抱えているのですが、たなきみの「計画性」が頼もしく、バシバシ議論の時間を押さえてくれたりとプロジェクト管理が素晴らしかったので、根気強く議論することができたなとありがたく思っています。

結果、気兼ねなく違和感や懸念を伝え合いながら進めることができるようになったため、企画もお互いが良いと思える状態にまで練り上がって行きました。

この過程を経て、自分にとって、「全然イメージわかないぞ、どうしよう」は、一番の踏ん張りどころであることを学びました。
一度イメージが湧いてからは、議論もとても楽しく、進みも早かったのです。

形にするのも大変

企画が固まってから形にするのも大変でした。

企画自体は動画とタンバリン芸を組み合わせたものだったのですが、動画を撮影したり、編集したり、タンバリン芸をコピーしたりしてみると、企画フェーズではイメージ仕切れていなかった細かい問題が 無数に噴出します。
(プロダクトの “デザイン → 開発フェーズ” に通ずるものを感じました。)

また本来は、一発でいいものができるわけがないので、一度形にしてみてから、何度もフィードバック→改善のループを回すことが理想です。(今回はさすがにここまではいけませんでしたが、、、)

兎にも角にも、そんな感じで真剣に企画・開発(?)を進めていきました。

私たちは、だんだんとチームになっていった

演芸準備を通して、「いいものができるだろうか」と不安になったり、相手の考えていることがわからなくなったり、イメージしている「こっちの方が良さそう」がうまく伝わらずにやきもきしたり、疲れて冷たく当たってしまったり、苦労したこともあったように思います。

ですがPJを進めて行く中で、分かり合えた瞬間だったり、相手の視点が入ることで企画がぐっと良くなったり、少しだけ衝突した後 部屋に一人になってから 独りよがりになってしまっていたことに気付いたり、そういった場面場面で、徐々にお互いへの信頼が醸成され、「ありがとう、絶対に良いパフォーマンスにしよう」と言い合えるチームになっていけたなと思っています。

実は私とたなきみだけでなく、企画の途中からGreenセールスチームの岩崎くんにもチームに入ってもらっていました。
タンバリン芸の中心に彼を据えようというわけでした。

当初は、「忙しい時期なので、あんまり手伝えないと思います」「参加しても大きな負担にならないのであればやります…」と、あまり乗り気ではなかったようなのですが、企画が進み、共にタンバリン芸の練習をするにつれて、だんだんと熱量を高めていってくれました。


[▲タンバリン芸のコピーに勤しむ岩崎くん ]

私が企画のイメージが固まり出してからスイッチが入ったのと同様に、彼もまた、どこかの何かのスイッチで「チームの一員」になっていったのだと思います。(今度彼のスイッチも聞いてみようと思います。)

また、動画の中に、企画の詳細を伝えずに撮影に応じてもらうというアンジャッシュ的な要素を盛り込んでいたのですが、突然の無茶な撮影にもノリノリで対応してくれたヒデさん・我妻もとてもありがたかったです。(本当に良いツーショットでした…!笑)


[▲ ほのぼのコンビでした!]

そして本番

迎えた本番。業務の傍らで準備をしてきたので、十分な時間が取れたとはいえませんが、上述のような議論や準備の背景もあり、成功させたいという想いが強かったため、非常に緊張していました。

結果としては…。

本番での動画の扱いや着替えなど、諸々の想定が圧倒的に不足していました。
テンパってしまって、練習してきたタンバリン芸に集中することができず、非常に悔しい思いをしました。

また、やりたいことやアイディアを詰め込みすぎて、インパクトを残せなかったことなど、、、、反省点も色々とありましたが、「一番好きだった」と言ってくれる人もちらほらいて、やってきたことは無駄ではなかったと思えました。

総じて、とても良いプロジェクトだったと思っています。


[▲ 練習の時は私も、もうちょっとダイナミックに踊れてた…はずなんだ…。 ]

何事も、想いを乗せたぶんだけ楽しくなる

演芸って、半年かけて事業部で取り組んでいることを、限られた時間で圧縮して行えているような感じで、とても貴重な機会だなと思います。
1ヶ月前から演芸の準備に着手し、心折れそうになる瞬間を乗り越えながらもなんとか形にできた体験はかなり久々だったので、本気でやって苦労したぶんだけ記憶に残るし、そこから学べることや得られるものがあるということを改めて感じました。

実は事業部の方で、前期同じチームだったメンバーが異動になりました。
yentaチームはこれまで比較的異動が少なかったので、自分にとって思っていた以上にインパクトのある出来事でした。
「今のチームでやれるのは、たったの半期だけなのかもしれない。」
その実感が、大きくなりました。

ですので、演芸での学びも活かしつつ、今期は新しいメンバーも加わった新生yentaチームとして、本気でやって、苦悩して、半期を走りきり、全員で想いを乗せて最高に充実した総会を迎えられるようにしたいなと思います!

と、話がまとまったところで、非常に長くなってしまいましたが、これで終わりにしようと思います。
読んでいただきありがとうございました!

 

ABOUTこの記事をかいた人

平根

2015年卒新卒入社でデザイナーをしている平根です。 教育学部英語英文学科出身ですが、未経験でデザイナーになり、サービス立ち上げ時からずっとyentaチームにいます。 少年漫画と音楽とビールをこよなく愛します。