自分の素直な欲求とともに働く

こんにちは、4月で4年目となった清水です。今回は私がブログを担当させていただきます。

先週末、映画「キングダム」をアトラエ社員と見に行ってきました。
映画の中のとあるシーンを見た時に、不意に自分が就活生としてアトラエの面接に挑戦した際のことを思い出したので、それについて書こうと思います。

そもそもキングダムとは、中国春秋戦国時代を舞台に生きる戦災孤児の少年・信と若き王・嬴政が、それぞれ誰もが耳を疑うほどに高い夢を本気で掲げ、それに向かってまっすぐに突き進んでいく様が描いた作品です。(清水解釈)
信や嬴政の他に出てくるキャラクターも含め、葛藤の中でも自分の志や生き様を貫く姿にとにかく胸熱になります。

今回の映画の中では、主人公・信の夢を語るシーンが映し出されています。
信は、奴隷は一生奴隷だと言われ続けながらも「俺は天下の大将軍になる!」と、心から自分の可能性を信じて自分の夢を豪語します。なぜか今の僕にはこのシーンがひどく刺さりw、こんな光景がフラッシュバックしました。

 

「小さな頃の清水くんの夢って何?」
「その夢っていつどんな理由で諦めたの?」
「で、清水くんの今の夢って何?」

 

これは僕がアトラエの面接で聞かれたことの中で、最も印象に残っている質問で、最も手汗をかいて焦り散らかしたシーンでもあります。

「どんなことに憧れを感じるのか」はもちろんですが、「自分の上限をあなたはどんな風に決めるのか」を問われているように、もっと言うと間接的に「諦めたり、上限決めちゃってない?」と指摘されているような感覚になり、ひどく焦りました。(清水解釈)
その時は、就活用に話す内容をアレンジしてしまい、素直にワクワクする夢を話せていない自分を認識し、「まずい落とされる!」と思ってめちゃくちゃ慌てたことを鮮明に覚えています。慌てすぎてどう答えたのかは覚えていません。手汗の量は忘れません。
そんなシーンがフラッシュバックしてきました。

きっと、夢をまっすぐに語る信を通して、面接と同じように「今の自分の夢は何か」を問われているような気がしたのだと思います。
そんな経験をしたからこそ、あえて皆さんにも聞いてみます。

皆さんは、「あなたの夢って何?」と不意に質問された時にどう答えますか?

意外と難しいんじゃないかなと思います。
子供の頃にはあんなに簡単に「サッカー選手になりたい!」などと豪語していたのに、大人になると夢を語ることって自然と減って行くように感じます。
更に言うと、夢を持っていたとしても、社会人として忙しい毎日を過ごす中で「なんだったっけ?そういえばあれだったな。」となってしまうこともあるかと思います。

自分の人生を豊かにすることから考えて、仕事というものが最適な時間の投資先であるからこそ、たくさんの時間を使うはずですが、いつの間にか忙しさによって本来の働く目的が見えなくなって、業務の中の目標が目的化してしまうことがよくあります。
自分の人生単位での目的から落とさずに仕事を頑張ることは、ひょっとしたら人生を消耗していることに繋がっているのかもしれないなと最近よく思います。仕事を頑張ることに美学を持たずに、美学を元に仕事を頑張るほうが人生のコスパは良さそうです。

ちなみに「具体的な夢から落として仕事を選ばなきゃダメ」などと言うつもりはありません。
やりたいことレベルまでの具体さが必須なわけではなく、人生を生きる上で自分が抱く「素直な欲」をちゃんと自分で認識して、そのために自分は今こうしてるんだと思えることが大事だと思っています。

ビジネスというのはすぐに流れの変わる激流です。
やるべきことを処理しないと激流に飲まれて溺れてしまうため、気をぬくといつの間にか溺れないことに満足してします。意志を持って自分の体を傾けて、進みたい方向に流れつくようにしなければ、「あっち側に行きたかったのに、もう間に合わない。」となってしまいます。だからこそ、常に自分の欲と向き合って、少しでも会社の方向性に自分の方向性を重ね合わせて体を傾ける努力をできるかが重要です。

・お金持ちになりたい!
・海外で過ごしてみたい!
・こんな職種にもチャレンジしたい!
・家族の愛を存分に味わいたい! など

欲求はなんでもいいと思います。
自分の意思決定の背景にある欲求にちゃんと向き合うことで、最終的に自分の人生がより最高のものになるのだろうと思います。

もしこれからビジネスの領域に挑戦するという学生さんであれば、心からの欲求に従って欲しいです。
就職というのは、ビジネスというまだ体験したことのないゲームを、ゼロからせーので始めることに近いと思っています。基本的にやったことのない人たちとヨーイドンで新しいスポーツに取り掛かるようなものです。ビジネスを先にかじっている人がいたとしても、それはそんなに大きな差ではありません。だって試合時間は数十年単位だったりしますから。

日本には400万を超えるたくさんのチームが存在していて、そしてそのチームは何かしらの目標を持っています。中には途方もない目標を本気で追いかけている人たちがいます。就職活動では、このたくさんのチームへの参加に、基本的には好きに挑戦する権利があります。どんな人たちをどんな夢を追おうとするかは自分で決められます。
自分で意思決定をして、誰と何を追うかを決められる。要は、自分の人生をある種リセットして、比較的横並びでスタートする社会人人生というステージで、改めて自分の欲求から生まれた素直な夢を掲げることだってもっとできるはずです。
これから就職活動を始める方は、ぜひ「いわゆる社会人像・ビジネスライフ」のイメージに踊らされず、自分の欲のままに挑戦してください!

そして素直な欲求から出た夢がたとえ途方のないものだったとしても、可能性はゼロではないはずです。
「諦めたら…。」という先生の言葉通りです。(もはや名言。)

どこが成功するかも分からないビジネスの世界ならば、とびっきり心踊る夢を掲げて挑戦してみてもいいんじゃないかと思います。
僕も「世界中が憧れ、ファンになって真似てしまうような、最高にエキサイティングに人が働く理想のビジネスチームを作り上げたい」という夢があります。辿り着けるかもわからない場所に目的地がありますが、自分ができることを考えて愚直に実行していきます!

 

以上です!