チームが変わることで働き方も変わる

今回は3月からwevoxチームのカスタマーサクセスになった平井がお送りします。

# アトラエはその時その時で働き方を変える

アトラエの働き方で特徴的なものとして、役職、肩書を廃しているというものがあります。実際に自分たちの中で、法律上必要な役員を除いて特殊な肩書(例えば、部長、課長など)を持っている人はいません。

またそこから派生をして、「この仕事はこの人がやるべき」ということも特にありません。また上司がいないので、誰かが自分の役割を決めてくれるわけではなく、自分の強みを活かしながら自分のチームでの働き方を相談しながら、決めていくということになります。

実際に僕は以前のGreenでの仕事では、「現場に出て最先端の会社の事例を捕まえてくる」というざっくりとしたミッションを持ちながら、サポートでやるべき仕事の中で幅広くやっていました。全体としてチームの方向性や戦略、逆に細かい請求業務などの仕事は他のメンバーで自分よりも得意なメンバーがいたので、結構そこに任せながら仕事をしていました。(今でのそのメンバーには感謝しきっています)

一方で、この3月に入ったwevoxカスタマーサクセスのチームでは「現場に出ていく」メンバーはすでにいましたし、「最先端の事例」に関してはすでに詳しいメンバーがいたりしました。勉強好きなメンバーも多く、例えばセミナーの実施や業務の自動化など自分が以前のチームでやっていた仕事はもうすでに他のメンバーがやっていたりします。

チームが移るときにも特に「〇〇をやってくれ」と言われるわけではありません。もちろん、大まかには「もっとやれるはず」ということは言われますがw

 

# その時のチームに足りない仕事が見つけられることが大切

ということで、アトラエにて活躍をするため、今のチームに足りないことはなにか?自分がその中で貢献できる仕事はなにか?仮にチームの構成を変えるとしたらどのようにしたらいいのか?ということを考える能力が必要です。

アトラエのメンバーは普通にやっているので(笑)、それが一般的に能力というのかどうかも疑問ですが、一方でおそらく指示を待っている会社ではそういうことを考える機会もなく、かなり苦戦するのではないかと思ったりします。

またやるべき仕事が見つかったとしても、それをチームみんなと共有し、「自分はこういうことをやろうと思っている」「こうしたほうがいいと思っているがみんなはどう思っている?」「これを実行するためには自分にはこの能力が足りないが、誰か協力してくれないか?」といったチームを形作っていくプロセスも発生します。

そこではチームとの信頼を作っていくという能力も必要になってきます。簡単にこなせる人にはおそらく何も違和感なくできること。でもそういうことをずっとやらずに来た人にとっては結構難易度の高いことかもしれないです。

# 自己成長はチームへの貢献が包含する

ということで、自分の仕事はチームの中のバランスやかいしゃや事業としての戦略として結構左右されることに結果的にはなります。

たまに「それって自己成長と違う方向だった場合ってどうするんですか?」っていう質問を後輩からされたりします。また、メンバーによっては、(程度はそんなに強くないけれど)自分って成長しているんだろうか?って考え込む人もいるように思います。

ここからは持論でもあるのですが、結局「チームへ貢献する中で成長していく」ということだなと思います。そもそも会社で活躍することってなんだ?って思ったら、それは「会社が必要なことができる」ということ、つまりはそれがなんであれ、会社に必要なことができれば活躍ができるのであってそれ以上でもない。

どちらかというと、「自分はこうなりたい」という(ごく自然な)気持ちことのほうが段々「私はこう成長しないと活躍できない=自己成長の方向は決まっている」ということになっていくんだろうなと思っています。

生まれ持った能力や、得意ゾーン(コンフォートゾーン)、もしくは自分の人生の価値観などから、シンプルに「会社に必要なこと」だけを追求できないのは、とても良くわかりますw。僕もそうやって悩んだこともありました。(なんかコンサル的なことが出来ないと俺はだめなんだ、、的なw)

そういう場合は2つ気をつければいいと思います。

(1)自分がやりたいことは否定せず、それと会社やチームの方向性の重なりを考える

これもとても大切な能力だと思います。人によっては、会社にすべて身を委ねるよりも自分がもっている価値観を大切にしたいという人は普通にいるでしょう。無理に否定する必要はなく、自分がやりたいこと、大切にしたいことはどうやったら会社のビジョンやチームのミッションと重ねることができるかを考え続けることです。

例えば、僕の例でいうと、「子どもたちの未来に素晴らしい日本を残したい」ということが一つのミッションとしてあります。今やっているwevoxの事業は、日本の会社を元気にする仕事をしています。特に欧米に比べて人口減少していく日本社会においてエンゲージメントのUPを通じて日本人の生産性向上が実現され、老若男女が世界レベルで活躍する社会を作ることはとても重要だと思っています。

(2)何をしてもぶっちゃけ成長するので、その中で自分の成長に必要なものが身についていることをちゃんと確認する

どんな仕事をしていても、(適当にしない限り)絶対に何らかの能力は伸びていきます。ただ、「自分の成長と違うことをやっている」と思えば思うほどそれに気が付きません。確認するためには、他の人に聞いてみるのがいいかもです。自分よりも客観的な目で見ている場合があるので、よく気がついてくれます。また、ポータブルスキルを意識するのも大事です。何かの仕事をするためには実はいくつかの仕事や基礎的な能力の組み合わせから出来ており、それらの能力は実は他の仕事にもとても役に立ちます。

例えば、僕がやっている仕事に「他のメンバーがお客さんから拾ってきた情報をまとめて、他の人が使える提案の武器にする」という仕事があります。そもそもチームメンバーから話を聞き出す傾聴力も必要ですし、発言の内容から重要なポイントを引き出すための要約力、それを資料にまとめていく際の表現力、方向性を決めていく決断力などなど。これらは営業にも使えるし、新しい事業を考えるときにも必要です。極論、エンジニアと一緒にサービスを設計したりするときにも必要だと思います。(どのくらいこれを信じられるかも重要ですがw)

ということで、今回は働き方をどんどん変えるアトラエでの活躍について書きました。

結構普遍的なことだと思うので、何かの参考になれば!

ABOUTこの記事をかいた人

平井 雅史

アトラエに2009年新卒入社。 新規事業→Greenクライアントサポート部署をまたぎ、多くの企業様の採用課題に対してアプローチをしている。 趣味はゴルフ、子育て、書道。