仕事との楽しい付き合い方?

エンジニアの青野です。先日アニメ鬼滅の刃遊郭編が終わりましたが、作画が気合はいりまくっていて本当に凄かったですね。さて、鬼滅の刃は全く関係ないのですが、仕事との付き合い方的な内容について書いてみようと思います。

私がこの会社に新卒入社してからちょうど10年くらいが経とうとしています。昔語りをしてもしょうがないので詳細は書きませんが、調子のいい時もあればそうでない時もありましたし、ちょっと頑張った後にバーンアウトのような状態になるタイミングもありました。社会人としてはまだまだ子供のようなものですが、それなりに長い期間ではあるのでまあ色々ありますよね、人間だもの…

アニメ「ドラゴンボールZ」より、やられてしまったヤムチャ

ビジネスパーソンとしてパフォーマンスを出し続けていく上で重要なのは、1. 自分の会社や組織に対して、そして 2. 自身の仕事に対して、どれだけエンゲージメントの高い状態でいられるか、が挙げられるかと考えています。

自身を振り返ると、しがみつくようなスタンスでこの会社で働いてきたわけでもないですし、総合すれば自分なりに楽しみながらやってこれた感覚はあります。先ほど書いたエンゲージメントが少なくとも低い状態ではなかったとはいえるでしょう。しかしある程度の長さ働いてみて、それを常に高い状態で保つことは簡単なこととはいえないのかなとも思います。ちなみに今回想定して書いているのは、「2. 自身の仕事」に対してのめり込むこと、の部分です。(「1. 自分の会社や組織」に対してはそもそもビジョンに共感して入社していますし、特に弊社だとこちらが大きくブレる人は全然いない印象)

なぜ簡単とはいえないのか?その一つの要因として、漫然と働いてしまっていると「学習したいこと (※机上の勉強的な意味ではありません)」が少なくなってくる、つまり「知らないこと」「わからないこと」が減ってくるから、ということがあると思います。タイプによって程度の差はあるはずですが、学びの起こらない状態で働き続けることは、自身の仕事へのエンゲージメントを高めることには繋がらなそうですよね。

例えば入社・異動やメインミッションが変わったばかりのタイミングと、そこから数年経ったタイミング。分からないことが勝手にやってくる前者の方が、学べる機会が明確にありそうです。ただ、そのようなある種刺激的? わかりやすく新しい? 状況が、未来永劫ずっと続くわけではありません。のほほんと仕事していて、かつ特に大きな外部環境の変化が起きないと、いずれ「学習したいこと」が枯渇していく可能性があるでしょう。自身のこれまでを振り返っても、分かりやすく環境の変化が起きたタイミングは、まず間違いなく楽しかったように記憶しています。そして最初の刺激に段々と慣れてきてしまうと、自分でテーマを見つけに行くなど思考・行動をしないと楽しさが薄れてくる。恥ずかしながら自分はぼんやり過ごしてしまうことも多いのでw、「あれ…??」となるタイミングもありました/あります。

そんな気を抜きがちな自分ではありますが、学習に繋がる興味や使命感が急にポッと出てくるわけではない、という事実 (たぶん) にはようやく到達しましたw 継続して学ぶためのタネを自分から作りにいくには、月並みではありますが、人や本からのインプット・誰かにアウトプットすることでの気づき・仮説と検証したい事象を設定して業務に取り組んだり事業に向き合うこと etc. が挙げられるかと思います。何でも良いですが、行動することがタネになりその先の学習に繋がっていくのかなと。逆に言えば、なにか興味が生まれるまで学ばないでいいやーと思っていると、特に何も生まれないまま時間が過ぎるんですよね… (経験者は語る

Googleが言うところのいわゆる “ラーニング・アニマル” 的な思考と行動を実践している人ほど、仕事へのエンゲージメントも間違いなく高いんだと思います。その方が常に楽しそうだし「よーし、オラもそうなっぞ!」という話ではあるんですが、私自身がいまのところ息を吸うようにラーニングできる人間ではないという現実。なので、”自身の仕事に対して、常に熱意/活力/没頭の度合いが高い状態にあること” は、これまでの自分にとって決してイージーモードだったとはいえない、という冒頭の話になるのでした。もちろん「学習」だけがそれらの起源ではないとは思いますし、少し単純化して書きすぎてはしまいましたが。まぁこの現実ばっかりは悲観していてもしょうがないですし、まだまだ先は長いのでやるしかないですね。

社会人になるまでは「仕事を楽しむ」の”楽しむ”を、Fun = 感情的な楽しさ 的ニュアンスだけで捉えていたフシもあったのですが、 それに加えて Interest = 学習的な面白さ みたいな方も多分にあるんだなーと今さらながら思います (英語の使い方合ってるのか…?)。捉え方・向き合い方で認識がだいぶ変わる仕事って面白い。「自律的に働く」というのもよく聞くワードですが、これは「学習のプロセスとその実感が楽しくてなんか勝手に動いてる」みたいな状態なのかもな〜とようやくわかってきました。分かるの遅いけど。

この次の10年はさらに自律的に働きながら仕事と付き合っていきたいですね!

おわり

ABOUTこの記事をかいた人

Yusuke Aono

2012年新卒入社のエンジニアです。ビジネスマッチングアプリ「yenta」の開発をしています