Groupon2.0で思う事

今日のニュースの中ではGroupon2.0の話が衝撃的に大きかった。
http://jp.techcrunch.com/archives/20101201groupon/
・営業がいちいち営業開拓に行くモデルは止める。
・各店舗がそれぞれ自分たちの好きなようにクーポンを販売する事ができる
・ユーザは好きな店舗をフォローすることによって、一種のファンとなり、クーポンをもらえるようになる。
というのが概要だった。
これまでのGrouponの最大の弱点はその最大の特徴でもある、「1日1品」だったと思う。
つまり参入障壁がないこと。つまり、後からでもどんなプレーヤーでも入って来れる事。
だから、日本のグルーポン競争はすごく小さなプレーヤーたちのたまり場のようになってしまったように感じる。
今度のモデルは、お店が集まれば集まるほど、
Grouponの価値が格段に増加していく。
そうして、数が多い方が人が集まるので、
また出店したいお店が増えていき。。。。。。
というように、にぎやかなところがどんどんにぎやかになる理論が自動的に働くようになっていくはずだ。
このビジネスはすごいと思う。
そしてそれ以上に自分には学んだ事が多かった。
・やり始めてはじめて見えてくる世界がある
サービスを運用してはじめて見えてくる世界がある。
このモデルはGrouponの人たちははじめから考えていただろうか?
おそらくそうではないだろう。
しかしこの記事に書いているように、
「最近は、以前とまったく違う。今の最大の問題は、需要が多すぎること。商業者たちは自分が載るまでに数か月も待たされる。顧客は1都市あたり数千だったのが、今は数十万だ。その全員を満足させる特売/お買い得企画なんて、まずあり得ない”。」
つまりGrouponは自分たちで自分たちの取り巻く環境を変えてしまい、それが結果的にこういう
非常に強力なビジネスモデルに収束していったのだと思う。
逆に、この新しいビジネスモデルだけを先に考え続けても、
実行できないのがオチだったと思う。
もしこのビジネスモデルを最初からやろうとすると、おそらく大変なのはお店の開拓。
その点Grouponは1日1店舗という非常にパンチの効いた戦略を取ることによって、
最終的には非常に多くのインバウンドを稼ぐ事ができるようになったに違いない。
そしてお店の開拓などしなくてもインバウンドの方が多いという所になったときに、
Groupon2.0に移行したということになるのだろう。
考えるフェーズと実行するフェーズがあり、どちらも非常に大事である。
しかし、実行するフェーズになってからでしか思いつかないことがあるため、
現実的には考えるフェーズには限界があると考えるのが最も重要だと思う。
個人的にはいつも色々と考えてしまい
先に進む事が遅くなったりする。
でも進めないとぜっっっっっっっっっっっったいに創造もつかない事がある。
そういった意味で何事も前進させる事が非常に重要ですね。
頑張ろう!俺!

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

平井 雅史

アトラエに2009年新卒入社。 新規事業→Greenクライアントサポート部署をまたぎ、多くの企業様の採用課題に対してアプローチをしている。 趣味はゴルフ、子育て、書道。