旅先で考えたこと


こんにちは。

今回は15卒内定者の浦川が、ベトナムの首都、ハノイからお送りします。
ここはバイク天国というかバイク地獄というか、本当にバイクが多い都市です。毎日洪水のようにバイクが走っていて、ノーヘル4人乗りくらいまでは当たり前。2秒に5回くらいクラクションの音が聞こえてきて、道を歩くだけで一苦労です。こんなに多い理由は鉄道などの交通機関が発達してないからだとか。。。



なぜハノイにいるのかといいますと、僕はいま、(特に理由はないのですが)夏季休暇を使って一ヶ月の東南アジアの旅に出ています。
そこで、旅の中で思ったことを少し書こうかとおもいます。




〇タイのチェンマイにて

2泊3日のジャングルトレッキングツアーというものに参加しました。昼間はトレッキングやいろんなアクティビティを体験し、夜はジャングルにある村に泊まる、というものです。もちろんジャングルなのでwifiなんかもつながるはずもなく、必然的に夜はお酒を飲みながら話したり歌ったり踊ったり。。。
国籍を越えて大自然の中で盛大に騒ぐ!!最高!!幸せ!!フゥゥ!!!となるはずでしたが、結論から言うと、英語にボコボコにされました。

ツアーの参加者のほとんどが、イングランドやオーストラリア出身の英語ネイティブ。彼らの話す内容が全然理解できず、グループでの会話にほとんど入れませんでした。




勉強としての英語は得意だったし、短期ですがフィリピンに留学してみっちりマンツーマンレッスンも受けたし、ある程度の自信はありました。実際、旅行したり、1対1のコミュニケーションならある程度問題なくやってこれていたので、かなりショックを受けました。

これがネイティブとの差なのか。
生まれたときから英語に触れ続け、特に何も考えず感覚的に話している。そんな言葉がグローバル言語として世界中で使われる。簡単に世界中の人とコミュニケーションをとれる。ネイティブは本当にいいよなあ、世の中って不平等だなあ、と羨望の気持ちと、自分の英語力のなさを悔やむ気持ちでそのツアーを終えました。




〇後日、タイからラオスへ行くイミグレーションにて

同行した外国人たちはみな、パスポートと一緒に30ドルを持っています。ラオスへ入国するにはビザが必要で、アライバルでビザを取るための手数料だそう。そんな話は聞いたことがなかったので、そのままパスポートをもって国境へ向かうと、すぐにスタンプを押して通してくれました。
というのも、日本はラオスにビザなしで入国できる(日数などの条件はありますが)数少ない国のひとつで、後々調べてみると日本のパスポートは世界170ヶ国以上の国にビザフリーで入国でき、その数は世界でも第四位だそうです。
その他の上位国はほどんどがヨーロッパ諸国で、EU所属というアドバンテージを考えると、日本のパスポートが世界最強のパスポートのひとつであることがわかります。

逆に、どこの国へ行くのにもビザが必要で、そもそも申請してもビザがおりない国だってあります。
そのことを考えると、どこの国に行くのかもあまり決めず、とりあえずタイにふらっと来てから予定を考える(僕です)、みたいな旅ができるのもこのパスポートあってのことなんだなあと実感しました。
そしてこれは、僕たちが自ら勝ち取ったものでもなんでもなくて、先の世代の方々の頑張りによって与えられたもの。たまたま日本に生まれたから得られた特権なんですね。




その他にも、誰もが教育を受けれたり、自由に職業が選べたり、水道水が飲めたり、落とした財布が返ってきたり。最初のハノイの交通の例でもそうですが、世界では当たり前ではない環境が僕たち日本人には与えられています。
こういう恵まれた環境のありがたさを考えたときに(もちろんそれが必ずしも幸せとは限らないが日本人の感覚からいくとかなり幸せだとおもう)、英語のできなかったじぶんを、国籍のせいにしていた自分が情けなくなりました。
努力でなんとかできる範囲は言い訳せずに努力する。
同じような悔しい思いをしなくてもいいように、もう一度気持ちを入れなおして勉強していきたいとおもいます。


完全に旅ブログになりましたが、読んでいただいてありがとうございました。