今回は、井端が記事を担当します。
僕は現在留学中で、今は現地時間の3amで、明日の予習が終わったところです。
日程はハードで、非常に濃密な時間を経験しています。
今回は、「準備」に対する考え方について考えさせられたので、それについて書こうと思います。
私は今アメリカのワシントンD.C.に留学しているのですが、
「アメリカ」と聞くと、「変化への対応が早い国」というイメージを私は持っていました。
これは政治に限ったことではなく、経済活動に関しても同様です。
アメリカの企業が多くの分野で高い市場占有率を獲得していることからくるイメージかもしれません。
このようなイメージから、私は「未来を予想できる不思議な能力を持った人が多い国」という、
よく考えてみれば阿呆らしい妄想をしていました。
しかし、現地での授業を通して、少なくとも政治の分野ではこのイメージは間違っていたことに気づきました。
授業の中で教授が使ったあるフレーズを鮮明に覚えています。
“The United States has never been ready for change.”
「今までのアメリカ政治の歴史の中で、アメリカが変化に円滑に対応出来たことは一度もない」という文脈でのフレーズでした。
事実、アメリカは非常に困難な政治過程を経て現在に至っている国です。
これは私にとっては非常にeye-openingなフレーズでした。
現時点では多くの分野で覇権を握っているアメリカでさえ、壁に直面しながら成長したのかとしみじみと感じました。
また、このフレーズ以外でも、現地の教授がよく仰るのは、
「準備は大事だが、それ以上にその場で柔軟に対応することの方が大事だ」
ということです。
「準備に時間を費やすあまり、本当にそれが必要なタイミングを逃してしまっては意味がない」ということ仰っているのだと解釈しています。
これは、分野にかかわらず重要視すべきことだと思っています。
堀江さんも「走りながら考えろ」ということをよく仰っていますが、それと重なります。
このアドバイスを自分なりに落とし込もうと思い、
今は、なるべく授業での発言や、友人に話しかける際になるべく事前に頭の中で文章を作らないようにしています。
英語で話す場合に、私は話す前に頭の中で文章を考えてしまう癖があるのですが、これをしないようにしています。
「準備」というフェーズをあえてスキップすることで、反応を磨けると思うからです。
この教訓の落とし込み方は様々だと思いますが、日頃から意識したいと思いました。
We’ll never be ready for change.
変化は突然やってくるもの。
何が必要なのかを見極めて、すぐに実行に移すことを心掛けたいです。
【井端の試行錯誤】
「本は原著にこだわる」
私は、本を読む際に、それが元々英語で書かれたものならば、
出来るだけ原著を読むようにしています。
日本語で読んだ方が二倍くらい早いです。
しかし、一旦原著で読むと、そこから得られるものは、
翻訳版で読むものと全く違うことに気づきます。
本の内容以外に、英語表現を非常に多く学べます。
時間はかかりますが、こういう小さな投資を怠らないようにしたいです。
"The United States has never been ready for change."
これは確かに印象的な言葉ですね。
イハタのブログを自分なりに落とし込んでみたらこのようになりました。
準備をしていなければ機会を逸する。
ただ準備が終わることもない。
できる限りの準備をしつつ、貪欲に行動し、柔軟に変化していくことが大事。
意識していこうと思います。